ヒトシ・アダルト      官能奥様劇場

諸行無常

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僕はある程度親しくないと馴れ馴れしく、するのもされるのも苦手だ。



だから人と親しくなるまでに時間がかかる。



そんな僕だから、余程のちびっこでない限り、人に対して敬語で話す。



キャバクラ。



会社の先輩の付き合いで数回行ったことがある。



キャバ嬢。



初対面の客にタメ口で話す。それが商売。



僕はキャバ嬢に対して敬語で話す。あんたとは親しくない。



なんでオメーと話すのに高い金を出さなきゃいけねーんだ!という気分。



全然楽しくない。



盛り上がっているテーブルを見ると、「こいつら正気か?」と思う。



タバコの火ぐらい自分でつける。



僕はキャバクラが嫌いだ。





いじめが社会問題となって久しい。



子供社会においても、大人社会においても、あってはいけない。



僕が小学2年生の時だ。僕は渋谷区内の小学校に通っていた。



渋谷といっても今時のおしゃれな渋谷ではない。



それでもみんな毎日違う服を着ていた。


でも毎日同じ、汚いジャンパーを着ている子がいた。



みんなからいじめられ、避けられていた。



ある日の放課後のこと。その子と偶然会った、そして一緒に遊んだ。



楽しかったと思う。



別れ際に僕は自分がいじめられるのが恐くて、その子に



「遊んだことは内緒にしといて。」と惨いことを言ってしまった。



僕は最低だ。



その子はさみしそうな目、表情をしていた。



あれから37年経った今でもあの時のその子の表情を思い出す。



表情、ジャンパーの色まではっきり覚えている。



思い出すたびに今でも苦しさを感じる。



外山君、元気でいるかな?元気でいてほしい。

 

僕は小さい頃、渋谷区内の小学校に通っていた。



今の渋谷と違って、まだ渋谷区内に工場や空き地があった時代だ。



小学3年生の時、吉野君という男の子が僕のクラスに転校してきた。



色白で、病弱そうで、いかにも弱そうな子だった。



だから、いつまで経っても友達はできず、一人でいた。



ある日、僕は押すとへこむ、いたずらナイフを学校に持って行った。



そして僕は吉野君に「これで俺を刺してみろ」と言ってしまった。



いじめるつもりは全くなかったが、吉野君は「いやだよ~」と言い、泣きだしてしまった。



僕は困ってしまった。



だが、それがキッカケで僕と吉野君は友達になった。



しばらくして吉野君の家に遊びに行くことになった。



友達のいない吉野君、友達を家に呼ぶなんて初めてだったのだろう。



吉野君のお母さんに食べきれないくらいのおもてなしをされた。



吉野君の家の玄関に着いた時の吉野君のお母さんの喜んだ顔は一生忘れられない。



吉野君、元気でやっているのかな?元気でいてほしい。