数日前に観てきた素晴らしい映画のご紹介です。
この映画は、作曲家エンニオ・モリコーネのドキュメンタリー映画。
全編にモリコーネの作ったサウンド・トラックが溢れ、世界的ミュージシャン、世界的映画監督などの友人知人、関係者、そして生前のご本人も、様々なエピソードを語り、モリコーネの作曲スタンスや、愛妻家でもあった人となりが伝わり、感動で胸が熱くなりました。
栄光への道には紆余曲折があったけれど、モリコーネこそが背景音楽を映画に不可欠な音楽作品へと押し上げてきた音楽家と言えるでしょう。
その作品は独創的かつ多彩、まさに独自の発想力に溢れています。
私は昔から「ニュー・シネマ・パラダイス」が大好きでしたが、あの映画にモリコーネの音楽がなければ、あんなにも感動したかどうか。あの映画を想起した途端、脳内にあの印象的なメロディが泉のように溢れ出て胸がキュンとしてしまうからです。
この資料で散らかった仕事部屋で指揮するモリコーネの後ろ姿はパンフレットの表紙、本当にカッコいいですね!この部屋が、整理整頓されたお洒落な部屋や豪華な部屋であったなら、このカッコよさも深みも全然出なかったでしょう。
音楽好き、映画好きな方にはオススメの映画です。