お久しぶりです。今日はどうしてもお伝えしたいことがあってUPさせていただくことにしました。

思いつくまま書いたので少し長いですが、できれば最後まで読んでいただければ嬉しいです。

 

 

世間が、いえ、世界が新型コロナウイルス感染拡大により危機的状態になっている今。皆様はお元気でしょうか?

 

 

私はおかげさまで元気です。先月は〆切がありバタバタしていましたが、その頃抱えていた何曲かの作品の制作は無事に先月末に完了しました。皆様にお届けできるときは改めて告知させていただきますね♪

 

 

3月は、レコーディングには何度か行きましたが、あとは食料品の買い出しくらいでほぼ自宅にいます。

もともと自由業なので通勤する必要はないのですが、特にここ一週間近くはほとんど出ていません(運動はしています)。

何しろ今私たちができることは、可能な限り、外出しないことしかないのです。

 

 

一方、大変な努力を続けている感染症対策の医療関係者の皆様。それに対して、私は大きなリスペクトと感謝の気持ちでいっぱいです。懸命に患者さんを助けようとしている世界中の医療従事者の皆様を見ると感謝で涙が溢れます。

 

その方々にこれ以上無理をさせたり負担をかけることだけはしたくない。そう思うにも関わらず医療現場は、現在危機的状況だと言うではありませんか。

 

 

だからこそ、私たちは家にいなくては。私たちには現状それくらいしかできないのだから。そう、強く思うのです。


それにもし自分が出かけて感染したら、大切な家族や身近な人にも感染してしまうリスクが大なのです。そう考えると私は余計に慎重になります。

 

どうか若い方達にも、できる限り遊びに行かず、自宅にいていただければと強く願っています。

 

ただ、もしかしたらそれぞれまだ親元にいるような若い恋人同士は、会えないと辛いかもしれませんね。

それを考えると切ない歌詞ができそうです(微笑)が、恋するお二人には、電話やメールやラインなどで毎日連絡しあって励ましてあっていただければと願っています。

 

 

外出できなければ、誰もが仲の良い友達とも会いたい仲間とも会えません。

しかも今後、いつ会えるのかの目処もまだ立ちません。

 

 

でも不思議なことに、会えなくても、わかりあっている人たちとは心が繋がっているなと私は感じます。

なぜか会いたい時に会えていた時よりも、そう感じられるのです。

 

 

心は、目には見えないけれど、何より暖かいエネルギーを持つものです。

友達や親しい人と話したいときは、電話やメールやライン、グループラインなどで連絡しあい元気だよと伝え、励ましあったり、情報交換したり。私はそれだけでふっと楽しく、元気になります。

 

 

そうそう、仕事に関しても、先日は打ち合わせをオンライン上で3人で行いました。外に出なくても、直接お会いしなくても、同じ目的を共有し、同じ思いを共有すれば距離を超えてミーティングができる時代。ありがたいことです。

 

 

 

 さて、話は変わりますが、ウイルスによる疫病の流行は、人類の歴史では何度もありました。新型インフルエンザ、SARS、MARS 、古くはスペイン風邪などなど。

 

 

そんなウイルスとは生き物ではないそうですが、生物である細菌による感染症ペストは14世紀に大流行して、なんと推定5000万人もの人類が死亡したと言われています。

預言者として有名なノストラダムスは、そのペストの治療や予防対策に従事したことで知られていますね。

 

 

実は、コロナウイルス自体は珍しいものではなく、いわゆる風邪の10%から15%が4種のコロナウイルスで、残りの2種のコロナウイルス が、もともと動物に感染していたものが変異して人に感染するようになったものだとのことです。

 

 

私は20年くらい前、当時飼っていたメインクーンの若い猫を、猫伝染性腹膜炎という病気で亡くしました。

この子猫が死に至る病気こそ、猫に感染するコロナウイルス によるものでした。その悲しい記憶から、コロナという名前は、脳裏に刻み付けられていたので、特に耳新しいものではありませんでした(子猫や若い猫の時にかかることが多い病気です)。

 

 

そして今、この時代、新型コロナウイルスによる感染症によってパンデミックが起きたこと。

それには、何か大きな意味があると私は感じています。

 

 

その一つは。

 

 

この危機を乗り越えるために、私たちはこの時代を選んで、ここに生まれてきたのかもしれないということです。

 

大きな危機を乗り越えるためには、多くの人と心を一つにして、状況に対処しなくてはなりません。

 

そう、今までも、災厄は何度もありました。

 

その中でも。

 

2011年に起きた東日本大震災の時、日本人の私たちは心を一つにして、乗り越えようとしました。

 

そして、時代を遡り、私たちが生まれる前に起こった第二次世界大戦は戦争。憎み合い、殺しあった凄惨な出来事でした。

 


そして今回のパンデミックです。

 

 

 

第二次世界大戦は、国同士が敵対して戦い、被爆し、多くの命を犠牲にして敗戦したという凄惨な苦しみの体験でした。

 

東日本大震災では、災害によって未曾有の艱難に遭遇した体験でした。しかし日本という国が一つになり助け合い、苦しむ方々に寄り添おうとした体験でもあったと思います。海外の方にも助けられました。

 

そして今。

今回も、多くの方が亡くなり、「天才!志村どうぶつ園」で私も大好きだった志村けんさんも亡くなられ、いま、目に見えない恐怖感が社会にも人の心にも流れています。

 

けれども今こそ、まず日本が一つになり、困難に打ち勝ち、そして他国とも協力して助け合う時代へと進む時ではないかと思うのです。

 

お互いがお互いを想うこと、別の国同士の人たちのことも思うこと。

 

 今は直接会えなくても、心を一つにすること。

 

このことを学ぶために、私たちはこの時代、ここに生きているのではないでしょうか。

 

 人が人を思う。知らない人のことも思う。知らない国の人のことも、地球の向こう側の人のことも思いやる。そのことを思うとき、私は、最近よく見る、動画のことを考えます。

 

 

海外に住む一般の方が、見知らぬ人たちのためにUPした動画。

 

 

「今危ないから、日本の人、気をつけて!いま、ニューヨークはこんなに悲惨だから(と具体的に説明する)。今の日本は少し前のニューヨークと同じ。今なら間に合うかもしれない、ニューヨークみたいになったら大変だよ!」と叫ぶシングルマザーの日本人の若い女性。

 

 

また罹患して辛い状況下で、鼻にカニューレ(管)を入れて咳をしながら「かかったら、こんな風になってしまうのよ、どうか甘く見ないで!若くても、私はこんなにひどくなってしまった」とゴホッと咳をしながら訴える海外の女性。

 

 

また、男性の罹患した外国人の方も何人も見ました。苦しい表情で息も絶え絶えになりながら、苦しみを訴えていたのです。

 

 

その必死のメッセージは何のため?

 

見知らぬ人たちのためです。

 

認められたいからでも、目立ちたいからでもない。かっこいい自分ではなく、苦しんでいる自分を見せているのは、こんな風にならないで!と訴えるためです。

 

 

昔ならこんなことは少なかった気がします。もちろんYouTubeもなかったのですが、こんなことはできない人が多かった。

 

 

進化している。観念的な意味でなく、私はそう思うのです。

 

 

私たちは医療関係者に、そして、それらの情報を出してくれている方々にも、深く感謝しなくてはと思います。

 

 

また、数日前ニュースで、ある保育園に1000枚のマスクを渡して去っていった方のニュースを見ました。

手紙には、ただ伊達直人と記されていたそうです。伊達直人とはタイガーマスクの主人公の名前。名前も告げずに大量のマスクを渡してそっと立ち去る。このような人こそ気高い人と言えるでしょう。

 

 

 

そんなことを思いながら、私は今、平穏な、何気ない日々こそ幸せだったのだなと改めて痛感しています。

 

 

だから今こそ、あの穏やかな日々を早く取り戻すために、この困難を乗り越えるために、私たちは心を一つにできたらと思うのです。

 

 

今、たとえ経済状況が大変でも、元気なら、生きてさえいれば、また立て直すことができます。

 

 

今はコンサートができなくても、また新しい曲を皆様に聴いていただける時が必ず来るでしょう。

 

 

だから、私たちは今、できる限り家にいましょう。

大切な人に、そして見知らぬ誰かに感染させないために。誰かの命を奪わないために。

 

 

そんな、他人や生命、世界を思いやる心には強いパワーがあります。

 

 

心は一つ。私たちは繋がっている。

 

 

だから皆様とも、多くの方とも、会えなくとも心は通じている。そう信じながら、私は明日も自宅にいます。