5月にロードショー公開された映画『友罪』(主演:生田斗真さん&瑛太さん)。

 

この映画では、私が新人の時に作詞させて頂いた「魔訶不思議アドベンチャー!」(アニメ『ドラゴンボール』OPテーマ)が挿入歌となって流れています。

 

大変重いテーマの問題作、ヒューマンサスペンスの『友罪』。そのテーマが深い闇だとしたら、相反する光の象徴のようにこの歌は使われています。

 

 

映画はもうだいぶ前に公開されたものの、ネタバレになると思いブログには書きませんでした。

 

 

ふと、そろそろ書こうかな?と思い調べたところ、地域によってはまだ上映しているところもありました。

それによく考えたらこれからBlu-Rayで初めて見る方もいますよね。

なので、これ以上内容に触れる詳しいことは書かないことにします。

 

 

ただ・・・・・・・実は私、この映画に「魔訶不思議アドベンチャー!」が流れていることをうっかり失念したまま観たのです。

 

 

昨年、音楽出版社さんを通じて楽曲の使用申請を頂いていたのに、許可させて頂いた日からだいぶ時間が経ってしまったことと、正直、この楽曲の使用申請は各方面からしばしば頂くこともあり、うっかりしてしまったのです。

 

 

そのため、見たときはとても吃驚しました。

 

 

そして実は・・・この映画を勧めてくださったのは、「魔訶不思議アドベンチャー!」の作曲家、池毅(いけたけし)さんでした。

 

 

やはり申請頂いたことを失念されたまま偶然ご覧になって驚かれたようで、私には具体的なことは何も言わず、いい映画だから観たら?と強く勧めてくださったのです。

 

 

そのため帰宅してからすぐお電話して、この映画の話で盛り上がりました。

 

 

 

というのも、さっきも書いたように この歌が、この映画においてはただの背景音楽ではなく大きな役目を担っていたからです。

 

 

あの時代、多くの子供たちが、「ドラゴンボール」という国民的なアニメを見ていた。そして、ありがたいことにその主題歌を聞いて大きくなったのですよね。

 

 

本当に感慨深いです。

 

 

余談ですが、なぜ思いきり駆け出しだった私がこんな大きな作品のOPテーマの作詞を担当できたかというと、この歌は、作詞も作曲もコンペ募集の作品だったからです。

 

 

原作(まだ確か3巻までしか出ていませんでした)をカフェで読み、その面白さに夢中になり書いたからこそ、神龍が微笑んでくれたのかもしれません。

 

 

・・・というわけで、思いつくまま余談まで書いてしまいましたが。

 

 

『友罪』は、大変重いけれど、ぜひ多くの方に見ていただきたい映画です。

 

私自身、「魔訶不思議アドベンチャー!」が流れていなくとも、観てよかった…と必ず思ったであろうと確信しています。

 

 

瑛太さんの演技、本当に素晴らしかった。生田斗真さんにもグッと心を掴まれました。

 

 

 

まだ上映している地域の方はぜひ。またはBlu-Rayになってからでも。

 

 

皆様の心に必ず何かを残すと思います。