4月11日、THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS MASTER SEASONS SPRING!「桜の風」が発売されました!

 

これで一年を通したSEASONS!も完結。

 

このお話をいただいたのは昨年の初め頃だったと思います。

 

四季を通した恋のストーリーをとのお話に、なんて素敵な企画だろうと思い、とても光栄でしたし、ワクワクしたことをよく覚えています。

 

ストーリーのある映像の見える歌詞は得意なので、早く書いてみたいと思ったものです。

 

そしてまず打ち合わせをしてからいくつか物語を考え、それぞれのプロットを作り、見て頂いて「アクアリウム編」で行こうというお話になりました。

そこからP様にアドバイスを頂いて、しっかり構成をし、四季を通して吹く「風」を全てのタイトルに入れることに。

 

 

私としては苦心したのは、歌は4曲でストーリーとして連続しているけれども、少なくとも3曲目までは、一曲ずつで独立した歌にもしようという部分でした。

 

 

というのもアニメやドラマ、連続小説もそうですが、結末は最後までわからないようにするためです。

 

 

そしてこの完結編、「桜の風」に至っては、これが物語であったことが、むしろはっきりわかるようにしようと意図して書かせて頂きました。

 

 

この歌の主人公たちは、書いているうちにとても生き生きと動いてくれて、二人に感情移入したため、恋を実らせることがわかっていても、「秋風に〜」はかなり切ない気持ちで作りました。

夏はあくまでワクワク青春して、秋は切なく悲しく、冬はどこまでも可愛らしく、そして春はもう胸がいっぱい…。

 

私は小説を書いたことはありませんが、何かノベルを書いているような気分もありました。

 

しかしこれはあくまでも歌、音楽です。

特筆すべきは、どの曲も素晴らしい曲だったこと!

 

 

それぞれがどれもワクワクしたり切なかったり可愛かったり素晴らしかったり、それぞれのテーマにもうぴったりで、作曲家さんたちの才能によって、私の作業はとてもスムーズになりました。

 

 

一番時間がかかったのは「桜の風」ですがそれは恋の実らせ方というか、ストーリーの着地点で迷ったためでした。もっとしっかりゴールインさせたいとも思いましたが、結局、二人が再会し同じ未来へ歩いていくところで完結させてよかったかなと今は思っています。

 

 

ボーカルを担当したキャストの皆さんもそれぞれ感情移入してくれて、大変楽しいレコーディングで、「秋風〜」の時は、ええっ、別れちゃうんですか?ってショックを受けてくださった方もいて嬉しかったです😍

 

 

この「桜の風」でSEASONS!が完結したと思うと正直寂しさもありますが、恋を実らせた主人公たちの未来を祝福しようと思っています。

 

 

全国のプロデューサーの皆さん!よかったら是非4曲、続けて聴いてみてくださいね。

 

 

みなさまの心の中でも、ずっと銀のイルカが笑っているといいなと思います。

 

 

そして、この「桜の風」を何回も聴いていただけたら幸せです。