介護生活を劇的に変えた移乗法 | Journey Together ~多系統萎縮症の父と家族と○○と~

Journey Together ~多系統萎縮症の父と家族と○○と~

2015年5月、父が多系統萎縮症と診断されました(発病はおそらく2008年頃)。難病を抱えることになった父と家族の介護の日々を綴ります。

自慢ではありませんが、
わたしは全く力がありません。


筋肉皆無
非力もいいところです。



母が元気なときは、父の介護は全て母と二人で行っていました。

オムツ交換、摘便、陰洗、清拭、口腔ケア…
何もかも母と二人。
とりわけ、移乗は、私よりもさらに非力な母と力を合わせ、命がけで?行っていました。


母が倒れてからは、基本全て一人で行うようになりましたが、
移乗だけはどうしても私一人で行えません。

病院や在宅のPTさんたちにお願いして、なんとか私が一人で父を移乗できるように訓練を頼みましたが、そしてPTさんたちは色々な方法を示し猛特訓してくれましたが、私にはどうしてもできませんでしたえーん


「ダメです。やっぱり私にはできません。
筋トレから始めます…」
と言うのは口だけで、実際は全然トレーニングなどできず…

だれか人がいる時(夫や妹)に手伝ってもらって移乗するということが続いていました。



けれど、今年の春です。
一人の女性のPTさんが新たに来てくれるようになりました。
私よりも小柄な位の可愛い女性PTさん。

「えっ!?こんな小さな彼女に父のリハビリ(移乗含む)ができるの?」
(父の身長は172センチ。年齢の割に大柄です)
と、内心おもいましたが、
彼女の移乗法を見てびっくり!
いとも簡単に父を移乗してしまったのです。

ワンダホー拍手拍手
ワンダホー拍手拍手
ワンダホー拍手拍手

と拍手喝采して、
私にもその方法を伝授してもらいました。




初めはなかなかうまくいきませんでしたが、今ではすっかり慣れて楽勝になったんですチョキキラキラ
(ちなみに相変わらず私の筋肉は皆無です)


私が一人で父を連れて
お散歩に行ったり、
縁側で寛いだり、
教会に行ったり、
シャワー浴できたり、
今度は温泉にまで行ってしまおうと考えたりできるのは、
まさしくこの移乗法のおかげ。

私の介護生活を劇的に変えてくれました!!



その方法がこちらです↓
まず片方の手を父の脇の下に入れ、


もう片方の手を後ろから回して


父の脇を支え、


父の足を私の足で挟み込み、


「よっこらしょ」と移動させるのです。
見づらいと思いますが、動画編集してみました。

座り直しも楽勝なんですニコニコ


車椅子からベッドへ
足を挟み込んで支えるので、父の足が痛まないようにクッションを充てています。

私の腕も腰もほとんど力を入れていません。
足使いがポイントで、私の足で父の向きを変えたり、押し込んだりしています。





私のように非力で移乗に困っている方がおられたら、
PTさんの指導の元、この方法を試されるのはいかがでしょうかニコニコ




おわり。