【新国立】ラグビー大学選手権決勝 | LukeのBlog

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ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

大学選手権の決勝が早明戦となるのは23年ぶりらしい。(正式には今年は明治がホーム扱いなので明早戦)

その頃、大好だった彼女と毎週のようにラグビー観戦をして、その後新宿三丁目のラグビー居酒屋で飲むのがデートコースだった。

23年前のその一戦も国立で見たんだけど、対抗戦の早明戦と大学選手権をごちゃ混ぜで記憶してるので、改めて'96年の大学選手権をググってみたら…『試合終了間際のペナルティトライで明治が優勝を決定づけた試合』。

思い出した!
明治はシーズン途中で北島先生が亡くなって黒襟をつけていた年で、その一ヶ月前の早明戦でも終了直前にペナルティトライで試合を決めた試合だ。
明治は松本主将で、早稲田は中竹主将。
中竹組は僕が思う早稲田ラグビーを一貫してやり抜いたチームであり、中竹主将は早稲田の歴代主将で断トツで一番好きな主将。
地味だし色々ツイてないけど、木訥としてて淡々と主将として、フランカーとして仕事をこなす苦労人は、スター選手が多かった早稲田の面々と一線を画す存在に見えた。

それから十年後、いつものように新宿三丁目のラグビー居酒屋で飲んでたら、監督となって早稲田に帰って来た中竹さんが隣で飲んでてビックリしたのを覚えてる。

母校でなくともラグビーファンにとってそれぞれに思い入れのある早明戦。
今年も23年前大好きだった彼女と(今は手は繋いでくれないけど)やって来た。
◆超満員の新国立競技場
改めて書くことにします。

◆明治vs早稲田  
さて、問題の試合。。
前半      0-31
後半    35-14
合計    35-45
両チーム合わせて80点のいわゆる馬鹿試合。。
とりたててどちらの応援をしてるわけではないけど、久々に残念なラグビーを見た。
それは互いが持ち得る力を存分に出し合ったものではなかったから。

この日の早稲田が特別なことをやってのけたのではなく、今年の早稲田のラグビーを集中してやり切ったのに対し、明治は硬くて、受けてて、ハンドリングエラーやミスタックルも多くて散々な内容。
身体もキレてない様子で、密集の集散がとにかくルーズで、オフェンスではターンオーバーされる場面を何度も見た。
前評判では明治有利が多数派だった。
僕も、もし明治が負けるとしたら…、
『優勝への重圧と気負いと新国立の雰囲気から体が動かなくなる…、ロシア戦の立ち上がりのジャパンみたいな展開。』と想像していて、『一方の早稲田は当たって砕けろ!である意味やり易いかも…。』と思ってた。

そもそも早明戦と早慶戦において前評判なんてものはあってないようなもの…というのは定説。
一本取られてハドルを組んで立て直すか…と期待するも、もはやパニック状態で前半終わって0-31はさすがに閉口。
明治は後半巻き返すものの、明治が取っても早稲田が取り返す展開だったし、流れを掴みかけたところで勿体ないミスが多発して結局流れを掴み切れず、早稲田が逆転されるイメージは全く抱かなかった。

今年磐石だった明治。
学生ラグビーにはこういうことが起こるんだな~…と身につまされるような、明治にとっては不甲斐ないラグビーになってしまった。
という訳で、早稲田の歓喜と記念撮影の間、なんとも悔しそうな明治フィフティーンが謝るかのように深々とお辞儀ながら場内を一周年する姿がとても印象的だった。
◆荒ぶる
早稲田が大学選手権で優勝した時のみ歌う歌。
久々に聞いたけど、伝統校のこういう文化って素敵だし母校を応援しに来た人達が羨ましく見えた。
◆久保レフェリー
レフェリーの声だけが流れてるレフェリーラジオを聴きながら見たけど、今日の久保レフェリーは素晴らしかった。
過去の早明戦においては、とかく『笛が~』と言われる事があってこの日も色々あったみたいだけど、荒れないように選手落ち着かせつつ、プレーでの注意や説明や的確で素晴らしいゲームマネージメントだった。
Luke的今日のMOM。
今年の大学ラグビーはこれでおしまい。

後は日本選手権…と思いきや、今年はトップリーグがこれから始まるのだ。
楽しみ楽しみ♪