涙腺は今ぞ極まる@東京ドーム | LukeのBlog

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ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

◆救世主現る
チームスポーツにあって個を応援するのはポリシーに反するけど、彼を六大学の初登板から応援している身としてはやっぱり応援したい。
それに何より、ついにこの日が来たと思うと胸が熱くなる。

東大野球部の応援をし始めたものの、勝つところを見たことないまま数年が過ぎ、100連敗が間近に迫ってマスコミがざわつき出した頃に宮台君が現れた。

連敗を94で止めたと思えば、幻だと思っていた『伝統の勝利の拍手』を何度も見ることができて、夢だと思ってた勝ち点をももたらしてくれた。
もちろん彼一人だけで勝てたわけではないけど、僕には救世主に見えた。

◆宮台君初先発
入団して以来宮台君の戦況は常にチェックしていて、この2試合は好投していたのだ。
『こりゃ~一軍昇格あるかもしれんな…』
と思ってたら本郷の隣の東京ドーム開催で初登板をさせる辺り、さすがの栗山監督。
球場には東大野球部の面々もたくさん来ていて、東大応援席で見掛けるおじさんも見掛けた。

プロ野球選手になったのだから、いつまでも「東大、東大」と言うのは興味本位のマスコミ的で本意ではないんだけど、東大卒の投手がNPBで先発をするのは実に51年ぶりの出来事らしい。

◆さて試合
スタンドは8~9割の入り。
大したイベントもないのにパリーグの平日開催に39500人の大観衆なんて10年前に誰が想像した?

淡々とした気持ちで見に行ったつもりなのに、アナウンスと共にマウンドに向かう彼の姿と、彼を応援する大歓声に図らずも涙腺極まった。

そわそわして集中しきれないまま見てたけど、上出来の初登板だった。
生命線のストレートは球速以上にキレてる感じだったし、荒れ球はそれはそれで彼の持ち味。
課題はカウント球とやはり変化球の精度かと。

とはいえ舞台は日本最高峰リーグのNPB。
この出来でドラフト7位なら上出来だし、これから先の夢と希望が持てた登板だった。
※長くなりそうな雰囲気で台風も来てたし、何より宮台専用機なので試合の結果を知ることなく退散…。


東大野球部を応援する上で得た資質。
それは負けることへの寛容さと一つの勝ちに対する執着心、それと夢と希望をもって野球を観戦することなのだ。