◆どこかでお目に掛かりました?
ライトスタンドで一生懸命応援してるヤクルトファンなら知らない人はいないお方をすぐ近くに発見。
彼は、僕ですら立ち入らない(暗黙の了解の)東大応援部OB・教職員ゾーンでいつものように血管が浮き出るほど熱烈に応援をし、得点が入ると東大の先生方と肩を組んで『ただ一つ』を熱唱しているではないか。
見ているとこのお方、校歌のない東大にあって校歌代わりの応援歌『ただ一つ』の二番も歌えちゃうあたり、かなりの東大応援フリークに違いない。
彼は、ツバメ軍団では人一倍熱いリードをすると常々思っていて好感を持ってるんだけど、なるほど、東大応援団仕込みなのか~。
そりゃ~最後の最後まで諦めないわ…、と色々と合点がいった光景なのでした。

◆『応援は楽しむもの』
すると彼のFacebookにこの日の出来事を書いるのを発見した。
『やっぱ応援の力ってすごい!やっぱこういうのを観ていると応援の原点である「応援を楽しむ」という所を再確認出来ると思うんですよね。殺伐としたプロ野球に疲れた方、マジで学生野球オススメです。頭を空っぽにして熱く楽しめます。』
なるほど…。
プロ野球を応援している人にも日本の応援文化のルーツである六大学野球の応援団の素晴らしさを知ってほしい…って思ってたけど彼はとっくにご承知済み。
元々好感を持っていて好きだったけど、一段と好きになった。

◆応援とはなんぞや?
一年前にも同じテーマのブログを書いた。
ある意味哲学とも言えるその答えは、この先チームスポーツを応援する限り変化していくと思う。
現時点での僕なりの答えは…
『応援は与えられるものではなく、ひたすら与え続けるもの』
だと思う。
確かにプロ野球の応援風景を見てると殺伐としてくることもある。
球場で酒に呑まれたオヤジが『やめちまえ!』『金返せ!』などとさもしい野次を飛ばしてるが、もし応援に見返りや対価を期待しているとしたら本末転倒。
そんな人が球場に来ない日が来るといいな~といつも思ってる。
選手がインタビューでテンプレートの如く喋る『皆さんの声援が力になります』ってのは、上っ面の表現に聞こえるけど全くの嘘でもないと思う。
選手が下を向いている時に上を向くきっかけを与えるのは応援だと思う。
チームスポーツはチームが波に乗って強い時は黙ってても勝つ。
力なく負ける弱い時、選手が下を向いている時こそ応援が必要だと僕は信じて疑わない。