春のオープン戦でハートをつかめ・リターンズ① | LukeのBlog

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ヤクルト・スワローズ、ヤクルト・レビンズ(ラグビー)、ラグビー、ガンバ大阪、陸上、サイクルロードレース、東大野球部、東大ウォリアーズ(アメフト)、Xリーグを熱烈応援中で趣味・料理。

帰ってきたハートをつかめの序章についてはこちらをご覧ください。


◆突然の連絡
もうすぐ春...なんて思ってた頃、あの彼女から久しぶりにしてあまりにも唐突にLINEが届きました。

『谷内君好きだったよね?プレゼントがあるから今度ご飯食べない?』

これぞ棚ぼた!
優勝を決める大一番。1回裏から3連続四球の大チャンスを得たようなものです。
この絶好のチャンスを逃す訳にはいきません。あなたの頭の中では1回裏なのに早くも夏祭りが流れ、スワローズファンが背中を押しています。
早速デートプランを考えましょう。

『今どきデートプランなんてバッカじゃね~の? その場の流れで決めればいいんじゃね~の?』
なんてのは草食を装った百戦錬磨のモテ男の言うセリフです。

それに、
『これからどこ行く~?何したい~?何食べる~?』
なんて言う、“ノープラン男”は失敗デートの敗因を女性に擦り付けるような野郎です。

そう、デートとは男性が女性の要望を叶えつつ作為的ではなく自然と"胸キュン"してもらえるようにエスコートするものなのです。
デートプランを考えて損することはありません、しっかりじっくり考えましょう。

今回は彼女が言う「ご飯」をオープン戦と絡めてあの春を思い出すような野球デートにしてしまいましょう。


◆オープン戦当日の朝
澄み渡る青空と、ほのかに暖かい風がマフラーを取った首を撫でる気持ちのいい朝です。

試合は13時から。
野球に飢えてる彼女は試合前の練習も見たいはず。のんびりランチをして試合開始直前に球場に行くのでは彼女もがっかりです。
午前中に待ち合わせをしてランチを買い込んでピクニックがてら神宮球場で食べることにしましょう。


待ち合わせの表参道の交差点で待っていると、フード付きのロングカーディガンにガウチョ姿で現れた彼女に目を疑います。

『こんなに大人びたキレイな感じの子だったっけ?』

5年前の春、ボーダーのシャツにパーカーを着てデニムにスニーカーを履いていた彼女も可愛いかったけど、すっかり大人の女性に変貌していたのです。
益々この千載一遇のチャンスを逃すわけにはいきません。


◆ランチとお散歩
KUA`AINAでサンドイッチとサラダを買いましょう。
ハンバーガー屋でサンドイッチとな?
ハンバーガーはソースが垂れ落ちたり大きく口を開けねばならないので意外と屋外で食べるには向いていません。
それに何より半分こができません。

そこでサンドイッチメニューもあるKUA`AINAでベーコンとアボカドのサンドイッチとハワイアンコブサラダを一つずつチョイス。


神宮球場へは地下鉄ではなくお散歩をしながら向かいます。

はやる気持ちを抑えつつも春の日差しを浴びながらのお散歩は気持ちいいし、何よりお散歩は二人の会話を弾ませ5年の月日のギャップを埋めてくれます。
そう、お散歩はカフェでお茶をするより二人の時間になれるものなのです。

ちょっと待って!
ここで焦ってはいけません。
まだです!

試合はまだ序盤。3回ノーアウト1塁のチャンスですが盗塁やヒットエンドランはリスクが高すぎます。ここはじっくりバントで攻めましょう。

すなはち、
手を繋いぐのは...まだ早い!


つづく...。