ところがだ!
見てるブログは貰ったチョコの大報告会会場と化してるではないか!
貰ったチョコの数を正直に報告すると「いいね!」の数や、待ちわびてるコメントが増えるのか?
で、僕の
バレンタインの収穫?
野暮なことを聞くでない。
まぁ...
いわゆる...
俗に言う...
0だ。。。
そっとしておいてください。
(せめて保険屋のちゃんおばにすれ違わなかったものか...。)
コンプライアンスを名目に、社内で帰省や出張のお土産や、お菓子の差し入れ禁止なる世知辛いルールを作ったのは、バレンタインにチョコが貰えないオヤジどもに違いない。
まあ、女性にしてみれば限られたお小遣いの中で社内で仕方なく配る義理チョコほど憂うつで非生産性なものはあるまい。
そんな夜に僕は何をしてたかって?
もう一度言う、
野暮なことを聞くでない。
この夜はナウなヤングに紛れて下北沢あたりでシャラッと飲むか...と電車に乗ったものの、急行吉祥寺行きの電車はとうに下北沢を過ぎていて気が付きゃ吉祥寺にいた。
そしてさ迷うように東京屈指のディープゾーン、西荻窪へ。
そう、バレンタインの夜は居酒屋のカウンターで熱燗をチビチビやりながら刻々と酔ってくお爺さんの隣でねぎま鍋をつついてたのである。


どうなのよ、この場末感漂う佇まい。
バレンタインにバレンタインのことを忘れて飲むにはもってこいの街ではないか。
先ずは赤星★をキュッとやってお通しとポテサラをちまちま...。
おっさんだ...。
これぞバレンタインにふさわしい正しいおっさんの過ごし方なのである。

◆本まぐろトロのねぎま鍋
くぅ~...
五臓六腑に染み渡るとはこのことか。


溶けたまぐろの脂が出汁に溶け出し、隠し包丁を入れたねぎがそれを吸い込んでいて、冷えた体どころか傷を負った心も温まる味。
◆自家製ロースハムの野菜サラダ
ここの野菜サラダは物凄い量で、これを食べてしまうと他が食べられなくなってしまう。
ゆえに発注する時は...
『自家製ロースハムの野菜サラダ、野菜ちょ~少な目...というか、もはやロースハムの野菜添えくらいで!』
と言うとこうなって出てくる(笑)
那須の工房で作ってるここの自家製ロースハムは超絶美味しくて、このハムが食べたい!と。

◆ラザニア
ひっくり返るほど美味しかった。
この店の店主、元はと言えばイタリアンシェフ。
彼の作るトマトソースは僕の中では随一なのだけど彼はそれをかなぐり捨て、ザ・居酒屋で居酒屋料理をつくるのである。
毎日変わるメニューにイタリアンな一品を書き込むのは彼のアイデンティティーの証であり、僕へのご褒美なのである。

サラダを少な目にしたのでまだ食べる。
いつも飲んだ後にお腹が空いた気分になってコンビニでおにぎりを買ってしまうのが悪い癖。
35の時に飲んだ後のラーメンを絶つのには成功したけど、『それならお店で〆のご飯を食べればよかった...』と思うのが常。
◆スープカレー(S)
スープカレーってややもすると平べったい味になり勝ちだけど、奥深くて本格的なスパイス使いは居酒屋のそれを超越していた。

『Lukeさん、隠し味に何を使ってるかわかります?チョコレートです。カカオ72%の...』
へ?
ここへきてチョコの話する?
しかも今日...。
※僕はそれほどバレンタインチョコに固執してるわけではありません。ネタとしてご覧ください。