京都人が百貨店の京都展に飛びつくのはいかがかとは思いますが、この機会でないと手に入らなかったり食べられなかったりするからいかんともしがたい。
京都を離れて京都の有り難みを知り、母上と京都展に参上であります。
この日の狙いは去年は出店していなかった出町ふたばの豆餅と、いづうの鯖寿司!

母方の家のお寺が出町ふたばのすぐ側にあって、法事になるとお寺さんがふたばの豆餅をお供えに50個近く持って来たのを思い出します。
あんこが苦手な僕が喜んで食べるのはそんな背景もあるのかも知れません。
なので豆餅は法事に行けば食べられるものであって、実はそれが有名店で並んで買うもんだと知ったのはここ数年のお話なのです。

やっぱり旨いね~。。。
関東での京都展に出店される豆餅は、朝作った物を新幹線で運ぶそうな…。
だから発売は16時。
これを手に入れるには15時の整理券配布を14時過ぎから並び、16時発売に合わせて10分前から並び。。。
なんだかな~、ってくらい苦労して手に入れた代物。
新幹線代もあるのか出町で買うより数十円高いけどやっぱり旨い。
次は土曜に売るそうです。
千葉そごうのお近くの方はどうぞ。。。

さて、鯖寿司。
法事の後のお昼は京都ならではの料理屋からの仕出しをお願いするか、お寿司を配達してもらっていたんですが、その寿司はいづうだったと知ったのは一昨日のお話。

身の厚~い鯖が棒寿司状になっているこの景色…。
素晴らしい。
程よく脂の乗った鯖がしっかり〆てありつつも、しっとりしていて噛みごたえも絶妙。
夏場だからか酢飯の酢がやや強いか…。
『冷蔵庫には入れないでください』
と書いてある。
さすがの保存食。
そういえば先日、京都にお住まいの方のブログを見ていたら“お寿司”と言って鯖寿司と太巻寿司の写真が掲載されていたんです。
それを見て「そうそう…」って思ったんです。
今は“お寿司”と言うと、握り寿司を連想しますが、子供の頃“寿司”と言えば押し寿司か巻き寿司だったんですよね。
京都弁が行き交う売場は心地よかったな~。。。
やっぱり老後は京都に住もう。