横浜を中心にあったんですがBSE騒動やら食品事故があって、今は本店を含めた数店だけで東京に暮らす僕にはすっかり食べられなくなってしまいました。
キッチンでは炭火の上でフットボール状のハンバーグを焼いていましてね、#に焼かれたハンバーグがアッツアツの鉄板に乗ってきて、ウェイトレスのお姉さんが中はまだ全然“生”のハンバーグを手際よく半分に切って生の面を鉄板に押し付け、ソースを掛けると物凄い勢いで湯気とソースやらがジュワーっと飛び跳ね、客は紙ナプキンを広げて跳ねが収まるまで待つんです。
皮付きの大きなジャガイモと、トロトロになるまで焼かれた玉ねぎが乗っててそれがまた美味しかった。
鉄板の勢いが治まったところでハンバーグにナイフを入れるんですが中心部はまだ生で、そこを下になるようにしながら食べるんですが、「牛100%だから大丈夫…」なんて言いながら半生で食べるとこれまた美味しい。
ま、それが食品事故の原因なんでしょうがそこがこのお店のハンバーグの醍醐味だったのです。
このご時世半生のハンバーグと言うわけにはいかないっしょうが…
ああ…食べたい。。。
ずいぶん前になるけど、話題のハンバーグ屋さんとして頻繁にテレビに出ている渋谷のハンバーグ屋さんが気になって仕方なかったんです。
どっちが先かなんて知らないけどとにかくハングリータイガーのハンバーグとそっくりだったから、とにかく食べたかった。
そして気になっていたお店にやっとたどり着きました。
厨房で焼いているのがガラス張りで見えるのもそっくり、ウェイトレスのお姉さんが鉄板を持ってくる金具もそっくり、皮付きの大きなジャガイモが左上に乗ってるのもそっくり、紙ナプキンを3分の1をテーブルに広げて、これまたそっくりのソースをかけてそれが飛び跳ねるのを顔まで上げて待つのもそっくり。

何もかもがそっくりというか、僕にはパクりにしか見えなかったんだけど、それでも期待を込めてハンバーグを一口食べて思わず一言…
『足元にも及ばないよ。。。』
牛100%らしいけどハンバーグはこのご時世ですから十分に火が通って固くなっていて、独特の柔らかさは0。
肉自体の味つけというか臭い消しに必死になり過ぎてスパイスや香辛料の味ばかりで肉本来の味を味わおうと肉々しいハンバーグを求めてたのにとっても残念な出来栄え。
ハンバーグ自体の味はどこかで食べたハンバーグに似ている…と思ってたらピンと来た。
松屋のハンバーグの味だ。
肉の臭い消しに躍起になってるあたりがそっくり。
人気店なんだろうけど、これならロイホの黒黒ハンバーグの方が断然旨いかな~。
水やソフトドリンクはセルフで紙コップだし…、こういうのをレストランと呼んでいいのかな~?
やっぱり話題の店で茶を濁してないで横浜に行けばハングリータイガーのハンバーグが食べられる…
と思うと俄然行きたくなってきた夏なのでありました。。。