基本的に本は文学と言われる物しか読まないんだけど、目で活字を追いながら頭に入れていく…という作業ではなくて、頭の中で情景や場面を想像し声を出して読みながら、セリフ部分は登場人物のイメージ像に合わせて読み方やテンポを変えて読んだりしているから。
脳内演劇状態。。。
どうやらスピードを求められる仕事の資料とか新聞を読む時とは頭の中で全く違う作業をしているようだ。
おまけに電車で読んだりお昼に読んだりするのでその時々の集中力によって頭の中への仕舞われ方が違うので、続きを読んでいてイメージが合わない時は何の迷いもなく数十ページ戻って読み直すこともしばしば。
なので文庫本一冊を読むのに早くても2週間、1ヶ月はザラなのだ。
このあいだ神宮球場に本を読むついでに野球を観に出掛けた時の本は前代未聞のスピードで読みきってしまった。
理由は解らない。
それからはサンドイッチとスープを作ることばかり考えていた。
(やや…いや、かなりパクり)
透き通ったスープか濁ったスープか…悩んだあげく月曜だっていうのに2つのスープを3時間かけて作った。
おかげで夕食にありつけたのは23時になろうかという時間。
義務とか欲求とかではなくて、息をするように、曲がり角を右にまがるかのように意識することなくスープを作り始めた。
玉ねぎの色が変わっていくのを見ながら充実した時間が過ぎていく。
◆オニオングラタンスープ
大きめの玉ねぎ3個をスライスして1時間以上ひたすら炒める、あめ色になるまで、ただひたすら。
この作業は前に失敗したのをしっかり覚えていて、ここでとことん玉ねぎを炒めないと結局は薄っぺらい味のスープになることをよく知っている。
そしてこういう料理は上等の塩を使うと俄然美味しくできるんだ。
中々の出来だ。
かなり美味しい…とこっそり思ってるロイホのオニオングラタンスープと十分張り合える。

◆クラムチャウダー
特にコツはないけど、あるとするなら材料をバターで炒めたあとに入れる小麦粉の量と炒め加減くらい。
入れ過ぎるともったりしたホワイトソースになっちゃうし、少なすぎるとシャバシャバのスープになってしまう。
また炒め過ぎると色がついてしまうし、炒め方がが足りないとあってはならない粉っぽいスープのできあがり。
絶妙のとろみ加減や炒め加減は失敗した回数、すなはち経験でしょうか。
かなりいい出来。
スープ好きの親友女子に食べさせてあげたい。
彼女の好みは知らないけど、きっとクラムチャウダーとかではなくて、ポトフみたいな野菜の味がする優しいスープが好きかもしれない。

◆バケットのサンドイッチ
生ハムとアンチョビのサンドイッチを作ろうと思ったけどやめた。
(アンチョビは、あんこをちょびっと…じゃないよ)
一つはレタスとピーマンとベーコンのサンドイッチ。
もう一つは玉子とハムとチーズのサンドイッチ。
作る過程でなぜかお腹一杯になり、玉子とハムのサンドイッチは食べられず。
まあ、普通の出来。。。
そもそもサンドイッチに目が飛び出るほど美味しいサンドイッチってあるのか?
トロワって店はどこにあるんだ?
まあいい。
今日の主役はスープなのだ。