数年前の元旦、年末の忙しさとお節作りで疲労困憊の母上が倒れてしまって病院に行ったことがありました。
それ以来母上は簡単なお節しか用意しない様ですし、ここ数年の正月は両親はホテルにこもるので僕が食べて持ち帰る程度の量と種類しか作っていないんです。
子供の頃お節はあまり好きではなかったように思いますが、お酒をよく飲むようになってからはたまらない料理になりました。
まさに酒の肴の宝石箱やぁ~(笑)
よく考えたら全てが酒の肴の様なものですから。

そんな大好物のお節も母上がこうして未来永劫作り続けてくれるわけでもありません。
趣味:料理を自負するからにはお節を作れるようになっておきたいし、母上の味はしっかり覚えておきたい。
というわけで紅白を見ながら飲みながらお節作りのお手伝いなのですが、やったこと(やらせてもらえたこと)といえば。。。
筑前煮の具材切って、蒲鉾・伊達巻を切って、焼き魚の焼け具合の見張り、あとは“マイお重”の盛りつけに諸々の洗い物。。。
まだ下積みの板前であります。
干されてる訳…
紅白歌合戦が始まる前、僕は大晦日の年越し蕎麦を作ることを全面的に任されまして張り切りました!
冷蔵庫の材料を使って天ぷらもつくります。
すると浅草の尾張屋級のかいで~な海老発見!
どっか~んと海老の天ぷらにしてやりましたよ。
解りました?
お節に海老の塩焼きがないでしょ?
それは年越し蕎麦には使ってはいけない海老を勝手に使い、彼女の琴線に触れて干されたのであります。。。
がんばれ…luke。

写真は持ち運び用のマイお重です。
これを持って帰って須藤君のスワローズ居酒屋でお燗だけ出してもらってチビチビいくと幸せなのでありますが、翌日は4時に起きて朝焼けを見に行かねばなりません。
しかたなく家でチマチマとやる正月でありました。