暦の上では冬だけど、まさに晩秋の凜とした空気が漂う。
秋はどうしても冬への移行期間というか、あまりにも一瞬過ぎていつがピークだったのかよく解らないまま通過していく。
さらに街ではかなりのフライングによるクリスマスの装飾に侵食されて、秋がないがしろにされている様にも感じる。
去年のラグビー早明戦の帰りの神宮外苑の森のいちょう並木の空を想像してみた。

空と地を同時に眺めると秋がこんなにも存在感を放つ季節だったと思い知らされる。
好きな季節は冬ってずっと言い放ってきたけど秋もなかなか良いではないか。
涼しいを通り越して肌寒く感じた今朝は思わずポケットに手を入れ身震いしながら駅に向かうその途中、木の葉がはらはらと落ちてきて僕を避けるようにすぐわきを通過した。
落ちた木の葉を振り返って今年の秋色を目に焼き付ける。
胸がきゅんとした。。。