秋の週末はサントリーホールに参上であります。
現役ヴァイオリン奏者で最も好きで一番上手いと信じて疑わないイツァーク・パールマンのリサイタル
。
ここでは前日にポリーニのリサイタルが行われているとはこれいかに。
日本にピアノとヴァイオリンの巨匠二人が同時に来日していて、更に連日でのリサイタルとはなんと日本人は恵まれているのでありましょう。
心情としては両方行きたいところではありますが、2枚合わせると4万円の高額のチケットに加え、この二人の音楽を連日聴くというのはどうなんでしょう。
余韻にひたる間もなく翌日頭を切り替えて二人の音楽を別々に整理しながら頭と心の中に落としていく作業は私にはできません。
4才からヴァイオリンをずっと習ってたのでどちらかというとピアノよりヴァイオリンの音色の方が好き。
それも子供の頃から憧れ続けて何十、何百回と聴き込んだパールマン。
迷う必要はありません。
そんな彼が自分の目の前にいて、ヴァイオリン弾いて、その音を生で聴けるだけで幸せの絶頂なのであります。
痺れました。
鳥肌立ちっぱなしで、夢の様な2時間半でありました。
日頃のむしゃくしゃした事や、嫌な事は全て吹っ飛び、
彼の奏でる音楽に集中しきった2時間半なのでした。
理屈抜きに心の底から感動したのであります。
あー、音楽が大好きでよかった。。。
【本日の曲目】
【曲目】
・モーツァルト ヴァイオリンソナタ42番
・フランク ヴァイオリンソナタ
・ストラビンスキー イタリア組曲
<ヴァイオリン名曲集>
(その場で曲目を決めて演奏)
・クライスラー コレルニの主題による変奏曲
・ポンセ エストレリータ
・フンメル ロンド
・J.ウィリアムズ シンドラーのリスト
・ブラームス ハンガリー舞曲第2番
・ファリャ スペイン舞曲第1番
アンコール
・パッツィーニ 妖精の踊り