新宿から小田急ロマンスカー、箱根登山鉄道、箱根ケーブルカー、箱根ロープウェイ、路線バスを乗り継いで5時間、仙石原の旅館に着いたのは15時過ぎ。
芦ノ湖眺めてビールを飲んだだけ。
というか、この旅は旅館でゆっくりと過ごすのが目的だから、移動途中での景色を観るだけでガツガツと美術館やら観光施設には一切寄らない。
部屋に入ってすぐに露天風呂に浸かって、ロビーの外のテラスで木々が風に揺れる音と鳥の鳴き声を聴きながらビール飲んで火照りをさます。
「くぅーっ、旨すぎる。このためにここまで来たんだわ」
部屋に戻ってふすまから枕出してきて畳でごろんとしたら夕食の時間。
なんとも理想的、というか贅沢な時間の使い方。