今日の工作:簡易ブローバイ・キャッチタンク設置 | エンジンオイル交換の極意でクルマ長生き

エンジンオイル交換の極意でクルマ長生き

エンジンオイル交換っていつ何に替えたらいいの?誰も教えてくれなかった話を部品屋に育った私と考えましょう、車を快適に長持ちさせるためにメーカーのいわない本当のこと

軽自動車TODAY

古いクルマなので、タペットからエアクリーナー直後への一系統だけの
ブローバイ回収配管です

寒くなってきたのでエンジン始動時にはブローバイに大量の「水蒸気」が入ります
タイトルの通り「ブローバイ・キャッチ」なのですが
実際の機能としてはガスではなくて水蒸気=H20が殆どといえます

写真はこれの装着後に数分の暖機を行ってみたときの様子です
ピンクの耐油ホース内部に結露の著しい様子が見えています。
(見えるのはきれいなうちだけですよね);;

キャッチタンクに余分な水分と油脂類がいくらかでも回収されて
タンクの上にある雰囲気を吸い取るように狙っています、
雰囲気そのものに水蒸気があるので
本当は冷却してもっとタンク内に雫を回収したいところです。


全く回収しない場合はこの水分と不活性な未燃焼ガスとオイルミストがすべて
スロットルから改めて燃焼室に入ります
「燃えにくい原因」であり、オイルも痛めばそれはオイルとエンジンの毒です。

普通は以下のように負圧のある部位である場合には写真のようなプラボトルでは全くの役不足です。


◆普通は

1.インテークマニフォールドの負圧を用いてタペットからブローバイを吸う
  これにはワンウェイ・バルブが着いていて(逆流防止弁)、
  スロットル全開時などの逆流を防止しています

2.二次側のホースが上記TODAYのようにタペットからスロットルよりもアウターに繋がっていて
  1.の負圧に対して逆止弁はありませんので、インマニの負圧によってフレッシュエアがタペットに流れ込みます。
  タペットのブローバイを薄めるためのフレッシュエア、掃気作用を狙っています。

※負圧のかかる部位には写真のようなプラボトルは不適です。


以前から、何かを取り付けたいと思っていたのですが
材料の揃ったことにふと気づいたので作ってみました。

エンジンルームに余裕がないのでなんとも、適当な材料がみつからなくて
ずーっと放置だったんですよね。 f ^-^;