3ZR-FAE型 2.0L 直4 158ps
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11月5日(日)の第9回ブーストミーティングにお越しいただきました
滋賀県のTOTU庵ことTSさまのアイシスにブーストリングBR240を装着しました。
事前に用意をした物はブーストリング本体の他
マフラーピースMサイズを4本と
マフラーピースSPVのMサイズ1本
まず心臓部を眺めます
ValveMaticと書かれたカバーは真っ直ぐ上に引き上げて外します
エアクリーナーからスロットルボディに入るエアダクトを10mmボルトを緩めてはずします
写真の左下がスロットルボディ
スロットルボディを覗き込むとこんな感じです、真ん中の黒いシャフトを軸にして
ウチワ(団扇)がひらひらと動くような部分なのでバタフライバルブと呼ばれます。
ブーストリングは出来るだけこのスロットルボディ直前に装着したいです、
というわけで、今回はこのスロットルの口元への装着をめざしますが
少しだけ大きいのでこちら側をクラフト用の丈夫なハサミでカットします
(必ず手袋を着用して下さい)
まず、10mmカットして合わせてみましたが、もう少し細くしたいので
あと、5mmほどカットしました。合計15mmほどカットです
(切れ端を並べてありますが2本になっています)
これを(吸気)エアクリーナーからスロットルボディ(エンジン側)をみたところ、
エンジン側から吸気側をみたところです
この大きさでスロットルに合わせてみました、
バタフライバルブの動きを干渉することのないことを確認します。
これ以上入りません、あとは変形防止のために
ブーストリング本体のステンレス二重部分でLOCK加工を行います
重なったステンレス部で内外に正確な2本のスリットを入れて
90度曲げたところです、
更に90度曲げて合計180度、しっかりとペンチで潰します
180度折り曲げてしっかりと潰してLOCK完了です。
ブーストリング本体ステンレスの重なり部分へアルミ缶を挟み込んで巻き、
リブレットのスリット部で吸気が内外に行き来するのを遮蔽します。
最後にお客様のお持ちだったアルミガラスクロステープでのオプション作業です、
挟み込んでいるのでズレることはないと思いますが
念のため外側でアルミ缶を一周以上巻いて留めました。
しっかりと押し込みました、動きません。
アルミガラスクロステープがギラっと光っています
余分な物が吸い込まれる危険性を避けたい場合には
出来るだけシンプルで完全な方法をとるのがベターだと思います。
ダクトホースを繋いだあとのブロバイ通気孔位置確認写真です
丁度良い具合にブロバイ位置を避けることが出来ます。
さて、
次に排気のレイアウトを見て行きます
こちらはエキマニ集合部、
いわゆるタコ足仕様なので
取り敢えずこの箇所は優良とみました、手をかけるとすれば最終手段の段階で考慮します。
さて、こちらは触媒の後ろにありますが 静粛化のための干渉波製造部でしょうか?
真下で声を出すと妙な反響をするのでそのように思いました、違っているかも知れません。
ここまでは車の中央部まで比較的太い配管で来ていますが
このあと何もない管は細くなってリヤマフラー(メイン)となって排気されています。
上の写真のどこをどのように調律するとどのような結果が出るか
時間をかけて試してみると面白そうですが
取り敢えずマフラーピースSPVは最終出口の10cm部あたりへ
お客様の手によってその後に最終装着をお願いするとして、
マフラーピースMサイズ:4本の装着です
説明は後ろからゆきます
リヤマフラーの出口とこの太鼓の前側(入り口)にひとつずつ
入り口側の写真はありませんが
後ろと前で2本
次が2連のサブサイレンサー?後ろ側
「×」の位置は意図的に少し細くなっているようです
この位置はCVTの特性に合わせて低域トルクを太らせるための物でしょう。
一度試してみて「○」の位置に変更しました
もうひとつ前は下の中央窪み部分で、合計4本です。
上の写真の右側が触媒直後になりますが、異様なほどに太く
持ち合わせがMサイズだったため、この箇所は今回見送りとなりました。
2連提灯を後ろから見たところです
上流側は非常に太くて下流は細いので
全体的には出口側で高域を抑える傾向でトルクを貯め込んで
前半の太い部分に排気内圧を貯め込むという構造のようです。
実際に走ってみるとCVT特性はいつも2000回転で走っていました。
ブーストリングと上記のマフラーピース装着後も加速感というものは
もともと静かなこともあればあまり変化を感じ取ることが出来ませんでしたが
一定速度の巡行時回転数が同じ平地の場合に若干のエンジン回転低下傾向を示しているようでした。
このあたりは
TOTU庵さまの従来どおりの用途で使用される中に
何らかの発見があるのではないかと思います。
◆2連提灯周辺のマフラーピースとCVTの相性に関しては
改めてまたの機会に検証をしてみたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。







