ご無沙汰しております。
もう桜の季節なのですね〜
我が家は、桜を愛でる余裕がないままに、気がつけば春!という感じでした。
昨年末からルカの不調が続いており、やっと、いい獣医さんに巡り会い、ブログを書く気持ちになったところです。
お久しぶりのブログをなぜ、書こうと思ったかと言いますと…
ワンちゃんのパパさんママさん、どうか、愛犬さんの健康診断の血液検査を過信しないで下さいませ。
そんな事は皆さん御承知かも知れませんが、自分への教訓の意味でも書かせていただきますネ
永遠の2歳児ルカたんも、
もう12歳。
毎年春にフィラリアの検査と共に、健康診断用の採血をして、血液検査の項目にシニア犬用のオプションも付けていました
そして毎年結果は100点満点
とても安心していました。
でも…
昨年末から約3ヶ月間にわたって、嘔吐、お腹からキュルキュルと大きな音、そのうち下痢、食欲不振…が続きました。
抗生物質と整腸剤というお決まりの?クスリで、一時的には良くなるものの、しばらくすると、また同じ症状
エコー検査や血液検査もしましたが、特に異常なし。
でも、私の中では、何かがオカシイ…と腑に落ちない感じでした。
こういう時の「感じ」は、けっこう信じていい気がします。
出来れば良い方に考えたい、と飼い主としては思いますよね。
でも、愛犬を1番よく見ているのは、毎日一緒にいる私達ですものね
そんなこんなで、ルカの不調は続き…
言葉は悪いですが「埒が明かない」という感覚でした。
絶不調の時は、一晩中、眠れずに吐いて…私はただ声をかけて、撫でて見守るしかできない。
コレが1番つらい!!です。
私もルカも一睡もできない日も、、、。
ひとりの留守番もあるルカたん。
このままではダメだな、と思っていたところ、とても信頼できるお友達から、とても信頼できる獣医さんを紹介していただきました。
完全予約制のその病院に、お友達じきじきに電話をして予約をねじ込んでくれました
今までの病院は近いというのが大きなメリットでしたが、それより大事なことがあると思い知りました。
やっと対話ができる先生と出会えたなぁ。
先生への安心感があると、こんなに違うのね…。
と、いうのが今の気持ちです
とても動物病院が多い地域なので、贅沢なことに、今までは、車で10分の距離でも遠く感じてしまっていました
結果、IBD(CEという言い方も)という、炎症性胃腸炎で難治性の自己免疫疾患でした。
やはり、単純な胃腸炎ではなく、急に悪化したり、場合によっては悪性リンパ腫に転化してしまうこともあるそうです。
まずエコーで、先生が明らかな異常所見を見つけて下さり、全身麻酔下で内視鏡の生検組織検査もしました。
病理検査をして、初めてここまで辿り着けました。
先生の考え方は、とてもクリアです。
まず、私とルカを苦しめている吐き気と下痢に対して、対症療法を。
しかし、対症療法の仕方を間違うと、正しい診断を誤ることがあると。
今の症状を正しく抑えつつ、医師としては、一刻も早く診断をつけて次に進む。
これを並行して下さいました。
尚且、怖がりで、ガウガウ言ってしまうルカと、それを心配して申し訳なく思う私の気持ちも、温かく包んで下さる先生です。
これから何とかクスリでコントロールしながら、治療していきますが、治る病気ではないようなので、
ルカが痛みや苦しささえ無ければ良い
そう思います。
内服薬でコントロールが出来なくなったり、
エコー検査に変化が出たり、
リンパ腫への転化が疑われたりしたら、
開腹してより広範囲の組織を採って、生検をするそうです。
血液検査の数字だけを見て、安心していた事を反省しています。
血液検査の結果に出て来ないのに、重い病気が潜んでいる場合がある…
ということを、皆さんにもお伝えしたかった
ルカたん、まだもっともっと一緒に居ようネ。
ルカのこと、「世界一幸せにする」って言ってたのに…ゴメンネ。
※ご訪問、心よりありがとうございます