空間のあるじ
チコ(演・近藤美智子)
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おおざっぱでもないあらすじ(鈴木俊継監督/市川森一脚本)
奥日光にやってきた面々だが、ブースカはいつもの元気がない。
初めての親子キャンプだが、大作は大人の事情で途中参加。
メチャ太郎の婆ちゃんは、そんなブースカの空気を読んで釘を刺す。
婆ちゃんが仕切って親子ゲームを始めるが、ブースカはチャメゴン以外に身内がいない。
チャメゴンは無邪気に応援するが、ブースカは溜息ばかり。
湖でスケッチしたブースカだが、風景ではなく快獣を描いていた。
突っ込むチャメゴンには「湖に写ったブースカの顔」と言い張る。
帽子も眼鏡もスカートも、ブースカが身に着けてみたかったことにする。
お母さんの発想がまるで浮かばないチャメゴンにはおかしな絵だ。
そんな折、湖に浮かぶ船から歌が聞こえてきた。
降り立った東西学園の校長先生を、ブースカは魔法使いと勘違いする。
マジシャンは南間ホテルに向かう。
お食事ということでホテルは迎え入れた。
ブースカの話を聞いたメチャ太郎たちは、魔法使いを見に行こうとする。
そのマジシャンは、食い逃げとみなされてホテルマンとトラブっていた。
フルカン国王に手品を披露したと豪語するマジシャンは、やっぱり金がなかった。
国王から賜ったというシルクハットを使って一稼ぎする約束を取り付けた。
そんなわけで、鎖にじゃらじゃらつながれてマジシャンは奥日光の町に出た。
ブースカたちはあっさりマジシャンを見つける。
正体を一発で見抜いたメチャ太郎だが、ブースカはとにかく行ってみる。
マジシャンは10円をせびりながら、紙のステッキを伸ばしてみせる。
種も仕掛けも筒抜け、メチャ太郎もチャレンジして成功する。
ふて腐れたマジシャンは気を取り直し、シルクハットにタバコを放り込む。
変わりに出てきたのは定番の色とりどりスカーフに白い鳩。
とりあえず拍手する面々の中にガチ感動した約1匹。
ところが、次のマジックで噴水がハットから噴き出して、面々は散り散りになった。
取り残されたブースカは、堂々とハットを持ち去っていく。
マジシャンは追いかけようとしたが、鎖につながれて置いてきぼり…。

いつもと逆の展開で、チャメゴンは帽子を奪おうとしたブースカを質問攻めにする。
どうやら帽子は取れなかったようだ。
ブースカはようやく重い口を開いた。
チャメゴンはさっそく面々に告げ、ブースカの描いたお母さん想像図を見せる。
大作を呼び出そうと面々は考えるが、メチャ太郎はナイスアイデアを思いついた。
メチャ太郎は想像図の拡大図を描き上げた。
そして、婆ちゃんに声色を頼む。
チコがブースカをエスコートすることにした。
その頃、ブースカはマジシャンに懇願していた。
帽子を死守しながら、マジシャンは警戒する。
ブースカはお母さんを出してくれるように頼む。
マジシャンは明日出直すことを約束する。
今ひとつ信用できないブースカはしょぼくれる。
そこにチコがやってきた。
チコに連れられ、絵の側にやってきた。
飛びつこうとするブースカをチコは引き止めるし、婆ちゃんも釘を刺す。
声色を使いながら、婆ちゃんはもらい泣き。
とうとうチコが止める間もなく走り寄って…
絵を貫通。
お母さんが破れたあああああああ~!
違うけどびー泣きで飛び出していった。
作戦大失敗でメチャ太郎もわー泣き…。

翌日…
結局、奥日光くんだりまで大作強制召集。
困り果てながら荷卸しする。
朝からお母さんを探しに行方不明になっていた。
まずは手分けして捜索から。
約束どおり訪ねてみたが、ブースカが心配したとおり、マジシャンはいなかった。
マジシャンは現金327円と質草に鳩を置いてホテルを去ろうとしていた。
町を去るマジシャンを待ち伏せしていたブースカは、ナイナイのパ。
馬車に乗ろうとしていたマジシャンの頭からハットを取り上げる。
マジシャンはハットを追いかける。
ナイナイのパが解けて、マジシャンは本格的にブースカに食い下がる。
追いかけっこの様子は大作たちにも見つかった。
大作が呼んでも知らん振り。
風船売りにぶつかりながら、ブースカは逃げ惑う。
やがて修道院に迷い込んだ。
シスターが道を教えてくれたが、ハットが他人の物だとあっさり見透かされた。
何もかもお見通しのシスターに諭され、大願成就の後に返すことを約束する。
ということで、追いかけっこ再開。
様子を知ったチャメゴンは、ブースカを助けることにした。
飛び出して空に逃げるようアドバイス。
そしてチャメゴンはひよっとハットに変身。
マジシャンは偽ハットを拾い、追いかけっこを終えて歩き去った。
追ってきた大作たちは、ブースカの行方を引き続き探し回る。

牧場に逃げ込んだブースカはハットを探る。
出てくるのは種のスカーフとマジシャンの褌ばかり。
ブースカはハットの中に叫ぶ。
返事はない…。
しょぼくれるが、ブースカがハットに入ることにした。
かいぐりかいぐりちょーん!
そしてハットの中にダイブする。
…………
居眠りから目覚めたブースカの前に、マフラーを編む母さんが現れた。
にじり寄りながら、なぜ出てこなかったのかブースカは問う。
マフラーが冬に間に合いそうにないからだそうな。
まだつくつくほーし鳴いてますが。。。
寂しがるブースカに、母さんはやんわりと弱虫ぶりを諭す。
弱虫じゃないと言い張るブースカを母さんは認める。
それでも、膝枕を望むブースカを母さんは許す。
目が覚めるまでにマフラーが編み上がるだろう…。
ぐっすりお休み…瞬眠!
その頃、大作たちは牧場で本物のハットを発見した。
一方、偽ハットは馬車に乗り込む寸前に正体を現した。
猛ダッシュで逃げるチャメゴンをマジシャンはいきり立って追いかける。

ハットの中からブースカのいびきが聞こえてくる。
メチャ太郎がほじっても、ハットの中は空っぽ。
マジシャンに出してもらうことをミー子は考えた。
折りよくなのか折悪しくなのか、マジシャンがやって来た。
マジギレのマジシャンだったが、確かにハットのいびきを聞き取った。
だが、手品を馬鹿にしたメチャ太郎たちのリクエストなんか聞きたくない。
臍を曲げたマジシャンは、ほったらかしでハットをかぶる。
マジシャンはとうとう馬車を走らせた。
置いてきぼりの大作はブースカを呼ぶ。
しばらくして…
マジシャンはハット越しにお母さんと対話する。
あんないい友達とブースカを別れさせていいんですか?
OKが出たようだ。
マジックでブースカは空高く舞い上がった。
着地したブースカはマフラーを巻いていた。
ブースカは大作のところに帰る約束をした。
弱虫じゃないから寂しがらないことにした。
マジシャンはお母さんの素晴らしさを教え諭し、今度こそ別れを告げた。

空間の詳細
マジシャン発見報告シーンで空間発動。見物人がわらわら飛び出すカットの中で、チコも飛び出した瞬間に裾が跳ね上がって中の白いものが丸見えになる。

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あるじのその他の分布地
・ウルトラマン#4「大爆発五秒前」(1966年)
・ウルトラマン#37「小さな英雄」(1967年) いずれも別の役。