空間のあるじ
小川まゆみ(演・蝦名由紀子)/くらら(演・松下実加)
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おおざっぱでもないあらすじ(小西通雄監督/松田寛夫・安倍寿脚本)
北海道ロケ後半篇なのに、東京の町田巡査から話はスタート。
夏バテへろんへろんで小川家を羨ましがる巡査。
新聞郵便牛乳を預かる手はずになっていたのだが…
間違ってお向かいの大川さんとこの牛乳を失敬しようとしたもんで…うらら~
では改めて深川へ。
道央の朝は早い…洒落にならんほどガチで早い。
小川夫婦が起き出した頃、とっくにマミもシシムもロボコンも外出していた。
鹿園で餌付け中。
SL爺さんは休暇を利用して全国の鹿を見に行ってるそうな。
そんな話をしてるうちに、パパさんとママさんも合流して今回の観光めぐりスタート。
農園を駆け抜けて草原へ…さすがでっかいどー北海道と駆け回る。
調子に乗ってるうちに、シシムはマミとごっつんして引っくり返る。
草の上だし、唾付けときゃ治る世代のパパさんはのんびりしたものだが、シシムは痛がる。
膝をぱっくり一文字に切っちゃった。
取り合えず耐えて我慢して、とパパさんママさんが時間稼ぎする間、ロボコンは動揺する。
そこに背後から男の子が呼びかける。
妹連れの男の子は、薬草の葉を差し出す。
有り難い、パパさんは受け取って傷口に貼る。
どうもありが…ママさんが顔を上げた時、兄妹の姿は消えていた。
足首の高さしかない広い草原…パパさんとママさんは兄妹の足の速さに唖然とする。
シシムの痛みはあっさり引いて、また走り出した。
ちゃっかりな回復振りにパパさんとママさんは苦笑する。

では桜山に戻りまして、マミとシシムがモノレールに興じている頃…
由美子が血相抱えてやって来た。
由美子は7歳ぐらいの男の子と5歳ぐらいの女の子を捜していた。
廃園の四半世紀前、そんな子は桜山にたくさんいます。
由美子はロボコンも捜索に借り出そうとする。
ロボコンは久々に大山家に再会しようと計画していたのだが…
大山家は函館です。
深川から函館線で392.9km…東海道線で言うと東京から岐阜越えてますよ!
改めて北海道すげぇ…
ということでロボコンもあっさり断念した。
今となっては大野さんと加藤さん集めるの大変だしね。
…と計算していると、由美子は観覧車に乗った兄妹を発見した。
朝の子です。
由美子いわく、ただ乗りの常習犯だそうで。
由美子は観覧車の周回を待ち受ける。
ところが、兄妹のゴンドラを開いたら、もぬけの空だった。
ぐるりを探しても姿は見えず。
朝の時とおんなじだ。
ロボコンと由美子が不思議がっていると、従業員の土製が聞こえた。
振り向けば、逃げ去る兄妹の後ろ姿。
由美子は気合一発追い始める。
そんなこととは露知らず、マミとシシムはロボデキのエスコートでDC-3へ。
ここで兄妹と鉢合わせするが、お礼も聞かずに兄妹は去ってしまった。
2人+1体が唖然としている間に、由美子とロボコン+αが追ってくる。
兄妹はDC-3の中へ。
鼻息荒く、由美子は宥める園長さんとともに、袋の鼠を追って袋の中…へ?
優雅にお茶中のパパさんママさんは何が何だか。
出口で見張っていたロボコンも、逃げ出す兄妹は見かけなかった。
いつも煙のように消えてしまうらしい。
由美子が地団太踏む間もなく、兄妹はミニ新幹線から手を振っていた。
執拗に追いかける園長さんをパパさんとママさんは宥める。
園長さんはタダ乗りを責めるつもりはなく、ただ兄妹の正体を知りたがっているだけらしい。
だって毎日毎日兄妹だけ…親はいったい何してるのやら。
トンネルの出口に先回りしてミニ新幹線を待つ。
トンネルを抜けると…ああやっぱり兄妹は乗っていなかった。
トンネルの中で飛び降り…てもいなかった。
小川家は捕物を諦めた。
魔法使いなのか隠れ蓑でも持ってるのか、はたまたトリックがあるのやら。
そんな推理をしながら森をあるいていると、兄妹の悲鳴が聞こえてきた。
兄妹を追いかける怪しい2人組が現れた。
子供になんてことしやがんだ、問答無用でロボコンが立ちふさがる。
100馬力で2人まとめてぶっ倒す。
その隙に兄妹はSL広場方面へ。
目的を阻止された2人は、あっさりとコロポックルを捕まえようとしたことをバラす。
コロポックルとは…倉本聰先生に聞い…はニングルだった。
…と言わなくてもママさんは知っていた。
罠籠のリンゴに誘われたものの、寸前で逃げおおせたという。
2人は改めてコロポックルを探しに駆け出した。
マミはコロポックルが本当にいくら疑問に思う。
パパさんママさんははなっから信じちゃいなかった。
だが、シシムは兄妹が助けを呼んだ事情を気にする。
あの兄妹は罠を邪魔して叱られただけとママさんは判断した。
ということで、世代のイマジネーションギャップをぶつけつつ、D51の運転席に隠れた兄妹でCMへ。

ロボコンとマミとシシムは兄妹を探す。
CM中に運転席から降りた兄妹をD51脇で発見。
逃げようとする兄妹をロボコンは呼び止める。
危害を加えるつもりは全くないんだもの。
マミは兄の腕の傷を見つけた。
ハンカチ結んで打ち解けた。
傷の原因を問うと、妹が「罠にかかった」とバラしちゃった。
余計な一言で兄は妹を引いて駆け去っていく。
マミはあの兄妹がコロポックルだと見抜く。
コロポックルは小人、等身大なんてシシムは信じられない。
マミは園長さんにコロポックルの姿を尋ねてみる。
見たことがない園長さんは答えようがない。
誰かコロポックルに詳しい人がいないかな?
佐藤さとる先生でしょ。
…という世間の常識はそっちのけで、ロボコンは深川市長を訪ねる。
真鍋市長じきじきにコロポックルとは何かレクチャーする。
夕張の中田市長といい、どうして北海道の市長さんって…
蕗の葉の下に隠れているというお馴染みの伝説はわかった。
コロポックルが縄文文化の担い手だった仮説も伝えた。
しかし、マミが疑問に感じた伸縮自在なのかどうかは答えられなかった。
ただ、助役さんは隠れ蓑を持っていることは教えてくれた。

桜山にとんぼ返り。
相変わらずバイト中のロボデキに事情を話す。
捕まっては大変とロボデキも保護に乗り出す。
2人+2体で非合理的な捜索開始。
鉢合わせした由美子も目撃していないという。
ようやくロボコン・マミ組とロボデキ・シシム組に分かれて捜索続行。
探しあぐねていると、役に立ちそうにもないのが現れた。
ロボメロに迫られて、ロボコンは言っちゃならんことをぽんぽん言い出す。
そんなことすると…ロボメロはGを投げつける。
胸にぴたーん。
ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ~
ロボコンは森の奥深く突っ込んでいった。
りろんりろん寸前、ロボコンは目の前に釣り下がったものに気づいて我に返る。
網に吊られた子鹿だった。
ロボコンが救出している間に、ロボメロは子鹿に恐れをなして飛び去った。
呆れていると、あの2人組が現れた。
子鹿の引渡しを要求しながら丸太で殴りかかる。
ロボコンが聞くわけないし、丸太なんざポッキリだし。
ロボコンは子鹿をリリースし、2人組を追い回す。
しつこく追いかけたのだが、獣道から転げ落ちた2人組を見失う。
2人組を探すロボコンは、別の悲鳴を聞く。
助けを求めているのだが、いったいどこから…?
足元の罠籠でした。
しゃがんでみれば、まさにあの兄妹だった。
マミとシシムにロボデキも合流して、やっとコロポックルと対面した。
マミは罠籠を開く。
罠を潜り抜けて出た兄妹は、一気に等身大に巨大化した。
兄コロポックルがうらら・妹コロポックルがくららだそうな。
ということで、小川家も自己紹介を返して質疑応答。
コロポックルの国は地底1000mにあり、人は熊を避けているとか。
ジャシンカやチューブより深くありませんか。
コロポックルの使命は、自然を守ることだそうだ…。
小川家やロボコンはコロポックルを遊園地に誘うが、兄妹は帰還が迫っていた。
しかも、兄妹の夏休みは当日一杯、ものすごく任務に忠実だった。
縮小した兄妹は、名残を惜しみながらも木の根の股に去っていった。
事が終わってから、パパさんとママさんがやって来た。
もちろん、面々が詳しく説明したところで、パパさんとママさんが信じるはずもなかった。
大人ってどうして分かってくれないのかね?
ロボコンも呆れ返る。

が…
もっと分からずやの大人が別のところにいた。
テレビ採点を前に、ロボコンは100点間違いなしと自画自賛。
だが…
ガンツ先生のAIにコロポックルのデータはない。
バカモノ! 何をたわけたことを抜かしておるんだ!
100点欲しさの作り話と判断したガンツ先生は、全員0点を申し付けてテレビを切る。
そういえばガンツ先生も大人だったよな…とロボデキが気づいても後の祭り。
一方、小川家でもひと悶着。
パパさんが会議の繰り上げで一足早く帰らなきゃならないそうで。
ぷーぷーに膨れたママさんを宥めすかして、さっぽろ丸は苫小牧を出港する。
一方、千歳から飛ぶパパさんはロボメロに出くわす。
ロボコンが船旅と知って、置いてきぼりのロボメロは大いに悔しがる。
やっぱりママさんはしょんぼりんぐしていた。
往路の赤上げて白上げをバージョンアップ。
何とか盛り上げようという心意気はママさんにも伝わった。

空間の詳細
レギュラーのマミは冒頭の草原シーンで空間発動。くるんくるん回っているうちに、スカートが翻ってお尻部分がチラ見できる。
一方のゲストは、DC-3乗り込み直前のシーンで空間発動。マミとシシムに鉢合わせして逃げる後ろ姿から、例によってブルマのもこもこが丸見えになっている。

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あるじのその他の分布地
・秘密戦隊ゴレンジャー#10「赤い風船! 風速100メートル」(1975年)
・アクマイザー3#14「なぜだ!? 一平がふたり」(1976年)
・超神ビビューン#13「ハニワが歩いた? 怪奇な足跡」(1976年)
・5年3組魔法組#24「ガンモの初恋」(1977年) .
・快傑ズバット#29「父母なき子 涙の復讐」(1977年)
・バトルフィーバーJ#5「ロボット大空中戦」(1979年)
さすが70年代後期を代表する子役だけあって、出演作品は多い。79年の映画「ガラスのうさぎ」の入浴シーンは今となっては伝説の域に達している。その後もシャイダー14話やメタルダー12話などのゲスト出演はちょくちょくある。

・秘密戦隊ゴレンジャー#41「黒い大逆転! 鳥取砂丘の攻防戦」(1976年)
・宇宙鉄人キョーダイン#13「どうして?! ダダ星人は団地がお好き」(1976年)
・超神ビビューン#29「願いがかなう? 恐怖の絵ローソク」(1977年)
・バトルフィーバーJ#33「コサック愛に死す」(1979年)
そう、あの謙作殉職を招いたあの子の役で有名な子。キョーダインもブルマ、ゴレンジャーもタイツでしっかりガードされちゃってる。