空間のあるじ
偏差値の低そうな女子中学生(演・誰?)
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おおざっぱでもないあらすじ(岩原直樹監督/浦沢義雄脚本)
いきなり公園のホームレスからスタート。
タローいわく、竜宮城のウツボは生きる希望を失っていたとか…。
ということで、とてもモチーフらしからぬ寂しい幕開けでありました。
岡部さん、「食べると意外においしい」ってあっさりしすぎ…。
ウツボはふらふらと魚屋を訪ねる。
「私をお刺身にしてください」
…ウナギ目は生で食いたくないなあ…。
ということで、にこやかな魚屋の大将は、ウツボにバケツをひっくり返す。
「タコ!」と怒鳴りつける大将だが、それウツボの餌…。
しょんぼりウツボはねぐらに戻って天を仰ぐ。
すると、空から異様な音が聞こえてきた。
帽子サイズのアダムスキー型未確認飛行物体が現れた。
未確認飛行物体は、ねぐらの裏に墜落して煙を噴く。
ウツボが恐る恐る回り込んでみますと…
未確認飛行物体をかぶった怪しい人影が…
けほけほを振り払う宇宙人とウツボの目が合った。
あああディアブルのなれの果て…鋼牙さんには会わせられないその姿…
ということで、UFOは立ち上がり、ほわんほわん呟きながら回転する。
唖然とするウツボにUFOは怪光線を放った。
気絶…UFOはにやつきながら歩み寄る。

そんなこととは露知らず。
四馬鹿は下校中の公園で♪メソ~メソクヨクヨす~る~な~
ところが、フィニッシュのジャンプで水たまりにどぼん!
あーあ、泥跳ねが中学生4人組に…
やっちまった四馬鹿は恐縮して平謝り。
だがしかし、相手は中二病全力発動中のお姉ちゃん。
「あたしたちが偏差値偏差値の低そうな女子中学生だからって馬鹿にしてるんでしょ」
はい…?
インネンもいいところで、ズボンずり下げの刑が即決定。
ということで、お姉ちゃんたちは四馬鹿に躍りかかる。
呆然、逃げる間もなく四馬鹿はとっ捕まる。
棒立ちのマサヒコは背後からズボン一気下ろし。
トオルは膝まで下ろされたまんま逃げ惑う。
四つん這いのキヨシもつるんと強制脱皮。
タローはがっちりロックされて引き下ろされる。
たーすけてー!
来た…
自販機の陰から現れたのは、正義の味方・ウツボ王子。
面妖なウツボ王子の登場にお姉ちゃんたちはのけぞる。
四馬鹿は逆にほっとする。
…のだが…
四馬鹿はあっちこっちに噛み傷を作って帰ってきた。
手当てしながらも、乙姫は下手人がウツボだとは信じられなかった。
龍宮城のウツボは乱暴者ではなかったはずなんだけど。
本物のウツボはダイバーや釣り師じゃなくてもヤバいことは知ってます。
四馬鹿は乙姫に噛み傷を見せてぶすくれる。
乙姫は四馬鹿の悪戯を予想するが、正反対なのはブラウン管のこっちでは確認済み。
助けてくれると思いきや、がぶっとやられて四馬鹿はふて腐れる。
疑いを解かない乙姫に痺れを切らし、四馬鹿は飛び出して行った。
かつてのウツボをよく知る乙姫は、裏に何かあると直感する。

乙姫は公園にやってきた。
誰もいない。
ホタテのブレスレットで乙姫はウツボを探る。
自販機の陰から、ウツボがよろけながら飛び出してきた。
二の腕を押さえて倒れ込んだウツボに乙姫は駆け寄る。
ウツボはすぐに乙姫と気づく。
事情を聴くと、ウツボは四馬鹿にやられたことを告げる。
この公園で名乗り上げた途端に返り討ち…
だとか。
どっちの言い分が正しいのか、乙姫は思案する。
ウツボに背を向けたのが運のつき…乙姫ー後ろ、後ろーっ!
ウツボはにやつきながら、乙姫の両肩をめきめきロックする。
本物はともかく、龍宮城のウツボにはない怪力に乙姫は怪しむ。
座った眼を見て、何者かに操られていると見抜いた。
案の定、頭上に未確認飛行物体が現れた。
未確認飛行物体は着地するなり煙を吹いてUFOに変身する。
UFOは赤いバラ一輪を差し出しながらひざまずく。
「おとしめ、あいしてる!」
江戸っ子かよUFO…
乙姫が問うと、おとしめに恋した未確認しこう物体UFOと名乗る。
UFOは一目ぼれを回想する。
先週のこと…
花壇で出会った乙姫に一目ぼれして、花食っちゃいましたとさ。
乙姫が困惑していると、UFOは爆弾発言
「おとしめの赤ちゃんを産みたい!」
グリーンサイですか。
ウツボが乙姫をロックし、UFOはほわんほわん回りだす。
UFO乙姫に突進!
乙姫は悲鳴を上げつつ後ずさり。
たまたまウツボの足を踏みにじる。
ウツボの手が離れた隙に脱出
…ということは
UFOはウツボの体内をすり抜けた。
受精大失敗…
UFOもウツボもイってしまわれた…。
UFOそっちのけで、乙姫はウツボを案じる。
その間に、UFOのおなかは立派にご懐妊してしまった。
大失敗にかかわらず、ウツボはおなかに近寄るし、UFOはおなかに触らせるし。
でもやっぱり我に返ったUFOは、ウツボを跳ね飛ばして逃げ出した。
お父さんになっちまったウツボはUFOを追う。
来るな、来るなーっ!
ぱーぱーぱーぱーずっちゃ~

ということで浦島家…
ご懐妊をご両親に伝えたのだが、両親は乙姫の病気を心配する。
その割に、あっさりとお出かけの初志貫徹+お留守番お願いね。
頼りにならねぇ子育てのプロだよこいつら!
誰も信じてくれないと乙姫は愚痴るが、信じるのが無理なのが浦沢ワールド。
ぴんぽ~ん
お客さんかと思いきやUFO、乙姫は悲鳴上げつつダイニングに逃げ込む。
UFOはウツボに追いかけられて匿ってもらおうと押しかけてきたそうな。
乙姫が把握できないうちにウツボも乱入。
UFOは乙姫を盾に逃げ惑う。
きゃあきゃあな乙姫はUFOを振り切って離脱。
外に飛び出した乙姫を追ってUFOが…を追ってウツボが…。
乙姫は交番に忍び込み、婦警さんに化けてUFOをはぐらかす。
うまくいったと思ったが、UFOの呻き声が聞こえてきた。
行ってみれば、もう産気づいてました宇宙の神秘。
ウツボは何が何だかわからない。
乙姫は陣痛とあっさり見抜く。
のけぞって苦しむUFOを前に、乙姫は取り上げることにした。
ウツボにお湯を用意させる。
ウツボはよろず屋に走り、ポットを拝借する。
ポット抱えて戻ってみれば、乙姫は抱っこサイズの卵を差し出す。
ウツボは卵を抱いて感慨深い。
乙姫はぐったりしたUFOの汗を拭う。
即座に目覚めたUFOは、早速おとしめの子を所望する。
ほわんほわんと交尾のダンスを始めたので、乙姫は一目散に逃げ出した。
逃げる乙姫と追うUFO
取り残されたウツボは、卵に人生の転機を感じ取る。

四馬鹿は乙姫と絶交の決意を固めていた。
満場一致で賛成…したしょっぱなから、乙姫の悲鳴を耳にする。
「UFOが、私の赤ちゃんを産みたいって…」
はい~?
四馬鹿は疑いの横目で乙姫を睨む。
乙姫も四馬鹿に見切りをつけて逃げ出した。
トオルは成人病検査と言い訳して去る。
マサヒコは隣の子の宿題をほのめかす。
タローはキヨシを振り向くと…はるか遠くに後ろ姿。
ということで、梯子を外されたタローだが…
乙姫助けていい思いしちゃおう。
ということで、いつもの野外ステージ。
UFOが目の前にテレポートして、乙姫は尻餅を突く。
迫るUFOから尻餅後ずさりで逃げる。
カオルさんには見せられませんゴンザさん…。
ほわんほわんほわんほわん
突撃ー乙姫は固まる。
UFOは乱入者に突き飛ばされる。
タローと思いきや、トオルだった。
一歩遅れて残り三馬鹿も到着した。
なんだ、みんな来てたとタローはがっかり。
四馬鹿は乙姫の前に立ちはだかる。
UFOは逆ギレしつつ反撃をほのめかす。
ぴぽぴぽぴぽぴぽ円盤機銃発射。
バックステージに駆け込む四馬鹿を追い立てる。
ステージを一周して、舞台袖に追い詰められた四馬鹿にUFOは迫る。
とどめを逸るUFOだが、あの歌に手を止める。
正装した乙姫のえら呼吸…。
龍宮城の魚介類に効果てきめんのラブラブラブ、UFOには効くかな?
効いてるし…
ということで
「人生は二度ない、三度ある。崩壊した龍宮城のあるじ・乙姫」
UFOは突然関西弁で正装をほめちぎる。
ますます産みたくなって突進。
乙姫はマントを投げて目隠しする。
もがいているうちに玉手箱の笛をぽろろろろ。
お仕置き光球に襲われて、UFOはあちあちあち!
円盤が過熱して、UFOは熱がりながら逃げ去る。
公園の滝で円盤を消火し、UFOは未練を叫ぶ。
いずれまた会おう、ほわんほわんほわん。
円盤は飛び去っていった。
また頭痛の種が…乙姫げんなり…。

一方、ウツボは卵を鯨大王と珊瑚王女に披露する。
鯨大王はウツボのおめでたを祝う。
こうしてウツボは生きる希望を手に入れた。
♪ グッバーイ・今日はこれで・グッバーイ・お別れです

空間の詳細
不思議コメディ恒例ズボン降ろしシーンで空間発動。マサヒコに襲い掛かった画面左端の三つ編みねぇちゃんがスカートを翻し、お尻部分の白いものを一瞬披露する。ここ四馬鹿の恥辱プレイシーンのはずなのに、四馬鹿より先に白いものを見せつけていたという、本人には残念な出来事であった。

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あるじのその他の分布地
いかにも浦沢が好きそうな「偏差値の低そうな女子中学生」は、中島紀江・大山澄子・増沢美和子・原田郁恵のクレジットが判明している。あるじは老け顔だが、増沢と原田が間違いなく現役中学生の世代なので、高校生じゃないと判断した。クレジットの順序から判断すると、台詞も先頭だし並び順も勘案すると中島の可能性が高いが、誰が誰やらさっぱり…。