空間のあるじ
村上モモコ(演・前田利恵)
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おおざっぱでもないあらすじ(佐伯孚治監督/浦沢義雄脚本)
夜の帝国美術館…
水晶「摩天楼」を狙う泥棒約一名…覇悪怒組の出番…てことはないな。
コソ泥ドブイタチ男は手際よく摩天楼のケースまで到達した。
ただし、ケースを開いたところで警報ベルが鳴る。
階段の踊り場から巾着が飛び出し、ドブイタチ男の頭を直撃する。
渋いアングルで登場したのは、不思議常連柴田理恵…。
自称・警視庁の敏腕女刑事、本田警部は名乗りつつ手錠を構える。
かっこよく決めてサブタイぱぱーぱー
…でも三軒茶屋のおばちゃんなんだよな…
ドブイタチ男は警部にお構いなく巾着をほじくり出す。
警部は素に戻って巾着に取りすがる。
引っ張り合って「離せ、離せ」と呻いているうちに、ドブイタチ男はガチで離した。
たたらを踏んで階段に転げてきゅう…ああやっぱりワハハにカッコいい役は回ってこない。
警部をあしらったドブイタチ男は、改めて摩天楼のケースに取り付く。
それでは「ごきげんよう」
ということで、颯爽とポワトリンが現れた。
挑みかかるドブイタチ男を返り討ち。
あっさり目覚めた警部は初めてポワトリンと対峙する。
名乗り上げるポワトリンを憎々しげに警部が睨み据える中、ポワトリンは消え去る。
そんなニュースは新聞記事へ。
モモコが仕切る朝の村上家では、パパが特集を思いついていた。
いわく、美少女仮面ポワトリンは本当に美少女なのか?
当の本人が何気に抗議しているが、タクトに突っ込まれて誤魔化す。
そんな村上家に本田家からカズヤがやってきて朝ごはんを要求する。
…というのも、手柄を取られた警部がきいきい悔しがって、本田家は丸めて破った新聞だらけだそうで。
やっぱり不思議コメディだ、メインキャストは身近だぜぃ。

そんな折…。
女性エイト編集部に乗り付けたチャリから降りてくるのは…
向井博士じゃありませんか…ほんと仕事選ばないな。
ハリウッド芸能プロダクションの川崎社長は、パパに名刺を示して売り込みに掛かる。
川崎はポワトリンのマネジメント会社を騙り、パパに取り入る。
そうと知らない一般市民…。
下校中のタクトはポワトリン気分のユウコを痛い姉として仲間に紹介する。
3人が同調しているところに、すんごい金切り声と逃げる女と追う男が飛び込む。
タクトたちは逃げる女と追う男をつける。
角を曲がって見えなくなったところで、破壊音のあとに返り討ちの男が元来た道を逃げ去っていった。
助かった女は、伏し拝みながらポワトリンに感謝する。
ポワトリンと聞いて、タクトたちは一目見ようと足を進める。
するとポワトリンはいなかった。
代わりに、ポワトリングッズを売ろうと客引きする川崎の姿…。
タクトはじめ子供相手にちゃっちい仮面やダンボールのベルサーベルを見せつける。
一番高そうなのが、ロゴをプリントして適当にサインしただけのテェシャツだもの。
それでも一巻きほどの人だかりができた。
真っ先に買ったシンスケに釣られて、ガラクタは飛ぶように売れ出す。
そんな人だかりに出くわしたユウコは、劣化コピー商法にムッとする。
トランク一杯のガラクタはソールドアウト、川崎は颯爽とごきげんよう!
残るのはポワトリンになり切れていないタクトたちばかり…。
あからさまに怪しい川崎をユウコは尾行することにした。
…ら、先客がいた。
本田警部も川崎をマークしていた。
そんなわけで、川崎の件は警部にお任せすることにして、ユウコは引き下がる。
それよりあのバカどもだが、当然どっか行っちゃった。
さて、警部は川崎を見失ったが、あっさり川崎のチャリに気づく。
チャリの停まったビルには、Drスランプとダイナマンとロボ丸の東映まんがまつりのポスターが。
…貴重なのかゴミなのか微妙な古さだな…。
ビルの看板にハリウッド芸能プロダクションを確認し、警部はぴょんこしながら窓を覗き込む。
川崎は万札を勘定しながら甲高すぎる高笑い。
川崎自身の予想を上回るぼろ儲け…川崎は偽グッズの増産に精を出す。
甲高笑いしつつテェシャツにロゴをプリント中。
警部は拳銃片手に乗り込んだ。
グッズ偽造の現行犯で逮捕のチャンス!
しおらしく手を上げる川崎に満足する警部だが、川崎はふとにやける。
にやける意味は警部に伝わらなかった。
川崎のボディチェックに警部が集中していると、物陰からさっきの通り魔が現れる。
金属バットでこつん!
さすがワハハだ、警部は背筋伸ばしたまんま白目を剥いてソファに倒れこむ。
さらに通り魔に追いかけられていた偽被害者の女も現れる。
川崎と社員と夫人の零細プロダクション3人が集合し、警部捕獲を喜ぶ。
要は通り魔事件も偽グッズを売るサクラだったってこった。
川崎の狙いはどんぴしゃり…らしいのだが、一体何?
ぴろりろぴろりろぽん!

パパからポワトリンの芸能界デビューをリークされ、ユウコは戸惑う。
本人に見覚えがないものな。
困惑していると、川崎から村上家に電話が掛かる。
川崎はポワトリンの記者会を予告する。
そこに縛られていた警部は猛抗議する。
夫人と社員は警部にテェシャツの猿轡を噛ませる。
夫人いわく、ポワトリンの正体は警部なんだとか。
川崎が偽グッズを売っていたのは、小金稼ぎが目的ではなかった。
本物ポワトリンが抗議に乗り込んできたところをとっ捕まえてプロデュースしようという腹だった。
とっ捕まえてみれば、アイドル路線が無理そうなお笑い路線だったけど。
警部を檻に放り込んで、川崎はパパとの商談を続ける。
週刊エイトがポワトリンのデビュー会見を独占できるとあって、パパは上機嫌になった。
怪しすぎる…ユウコが相手を問うと、パパはあっさり名刺を見せた。
思いっきり顔写真入り名刺、ユウコはあっさり思い出す。
ユウコは警部の身の上を心配する。
公園でタクトたちに聞いてみたが、サッカー中のタクトたちは警部に気づかなかった。
一方、滑り台で遊んでいたモモコが目撃情報を持っていた。
モモコが明かしたビルのあたりに行ってみると、例のチャリを発見する。
確信したユウコが窓から覗くと、警部は部屋の真ん中の檻にいた。
皮算用中の夫人は、不意に川崎に寿司をねだる。
川崎は社員を見張りに残し、夫人を寿司屋に連れて行くことにした。
絶好の救出チャンスだ。
2人をやり過ごし、ユウコはオフィスの中を探る。
社員は社長命令に従って施錠した。
どうやって中に入ろうか…。
ユウコは名案を思いついた。
さすがまだ第2話、BGMもアクションもないままオリュード。
寿司屋の出前の一心太助になって、施錠を解かせることにした。
居眠り中の社員だったが、特上握りと聞いて跳ね起きる。
鍵穴から太助を確認、社長の気遣いと思い込んだ社員はあっさり解錠する。
乗り込んだ太助は寿司桶で社員を殴りつけて撃沈成功。
太助はブレスレットをかざして檻の鍵を開く。
警部を引っ張り出して猿轡と縄を解く。
警部は太助の正体を察する。
太助が頷いたので、警部は臍を曲げて折りに閉じこもる。
2度も助けられて面目丸潰れの警部は、檻の扉を掴んで立てこもる。
しょうがない…お約束のボディブロー。
そして、コスモマジック・メタモルフォーゼ。

川崎夫妻が帰ってきた。
伸びた社員は施錠したまま。
返事がないので呆れ果てる。
それでも、檻には除幕式の白布は掛けてある。
下準備はできてるじゃないか…と川崎は会見に備える。
パパだけを迎え入れ、川崎は高らかに除幕式を執り行う。
めくった幕はカメラを構えたパパを覆い尽くす。
檻の中でスタンバイしたポワトリンが満を持して登場。
マントを振るって檻をぶっ壊し、戦闘開始。
…と言っても川崎夫婦が相手ですからね…。
警部と社員はダンボールの奥に積んでましたから。
さすが2話だ、ポワトリンが許さなくても許してくれる世間の人はまだ決まってません。
外へ飛び出そうとする2人に手錠を掛けて檻に放り込む。
ところが、ようやく我に返った社員がポワトリンを羽交い絞めにする。
…のもほんの10秒足らず、目覚めた警部が段ボール箱の一撃で撃沈する。
借りは返しましたよ。
納得したポワトリンは笑顔でごきげんよう!
ポワトリンは印刷工場を訪れる。
パパの書いたポワトリン大活躍の記事を本田警部の記事に差し替える。
パパは仰天だが、ようやく警部の仏頂面もほころんだ。

空間の詳細
警部捜索シーンで空間発動。公園を見回すユウコのはるか後ろ、滑り台をよじ登るモモコが左脚を振り上げた瞬間に、スカートの中のブルマが出現する。かなり遠くて小さいが、とにもかくにもポワトリン名物のモモコブルチラの第一回目にはなるな。

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あるじのその他の分布地
・うたう! 大龍宮城#11「カキ」(1992年)
ほかには刑事もののゲストにちょこっと出ていた模様…。