空間のあるじ
逃げる群衆(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(深沢清澄監督/辻真先脚本)
宗方博士は、トカゲのリッキーを用いて電送装置の実験を進めていた。
リッキーは無事に向かいの電送ボックスに瞬間移動した。
生体電送の実験は成功だ。
そのタイミングで、恩師如月教授が訪れた。
電送ボックスのあるところ、問題なく生体が瞬間移動できるならば、画期的な移動手段となる。
如月は発明者の名誉を讃え、世評の絶賛を予言する。
恐縮する宗方と同様、如月も電送装置の開発を進めていた…のだが、失敗したらしい。
この場でその台詞が出てくるってことは…今回の奥村さんは…
気づかずに宗方は謙遜する。
如月は不意に商談を持ちかける。
白亜紀からコロニー間移動のために、如月に打診があったそうな。
奇遇にも、宗方も白亜紀の第37総合病院に打診していた。
娘みよ子が入院している病院だと如月は察する。
21世紀以上に先端医療が導入され、環境も劇的に良い白亜紀の病院である。
タイムワープをせずとも、21世紀の重症患者を白亜紀に電送できれば、重症患者の救命は進むだろう。
さて、その頃、みよ子の病室にゴウとモリが見舞いに来ていた。
みよ子は視力を失っていたが、明日には包帯が取れて回復するという。
朗報をナースから直接聞いた2人は、親子の再会に期待する。
その父の方は…
如月に装置を披露していた。
如月は混信の危険を確認する。
ボックスに複数乗り込まない限り、混信は起こらないことは宗方が確認していた。
完全な装置だと如月は太鼓判を押す。
これで横取り計画はばっちりだ。
如月は護衛ロボットを呼びつけ、宗方を抹殺する計画を本人に暴露する。
宗方が愕然とする間に、護衛ロボットが乱入してきた。
抗議する宗方に聞く耳持たず、如月は護衛ロボットをけしかける。
護衛ロボットの銃撃を宗方はかわしつつ逃げ惑う。
宗方は電送ボックスに飛び込んだ。
初志貫徹しかコマンドにない護衛ロボットは装置巻き添えの銃撃を浴びせる。
装置を破壊しては元も子もない如月はロボットを制止する。
時すでに遅く、装置は誤作動を起こして宗像を電送する。
行先はもう片方のボックスなのは如月には承知のこと。
行先のボックスに悠然と歩み寄る。
だが、悲鳴を上げて飛び出した。
現れたのはトカゲ人間だった。
如月は宗方がトカゲ人間に化けた理屈を図りかねて呆然とする。
トカゲ人間は、猛ダッシュで窓を破って飛び出した。
如月はロボットを追っ手に差し向ける。
ロボットの銃撃を浴び、トカゲ人間はばったり倒れる。
仕留めたと判断し、如月はロボット2号3号にボックスを運び出させる。
…3号…またジャンボーグA崩れですか…。

トカゲ人間は生きていた。
如月の証拠隠滅工作で研究所が爆破され、トカゲ人間は街に飛び出す。
いきなり飛び出したトカゲ人間を見て、街の人々はあっさりパニックに陥った。
トカゲ人間自身が、なぜ人々が恐怖するのか把握していなかった。
おののく人々に話しかけようとして、ようやくトカゲ人間は声を発しないことに気づいた。
慌てて口元に触れた時、トカゲ人間は人の形状と違った口に気づく。
振り返った店のショーウィンドーを見て、トカゲ人間はようやく全てを悟った。
とっさに飛び込んだボックスには、リッキーが取り残されたままだった。
如月が危惧していた混信が自分自身に起きてしまった。
落胆する間もなく、通報を受けた警官隊が発砲してきた。
トカゲ人間は逃げ惑う。
行く先々でパニックを起こしながら、トカゲの身体能力を駆使して逃げる。
こんな姿で殺されるのは御免だ…!
そりゃ東映鷹やピープロ虎だった人が、よりによって円谷トカゲで死んでは悲惨すぎる…。
どんどん増える警官隊に追い詰められる。
それでもトカゲ人間は、アパートのベランダ下に身を潜めてやり過ごした。
トカゲ人間は、みよ子の情に賭けることにした。
ということで、白亜紀に向けて密航開始!
「トカゲ人間の恐怖」とは…
「トカゲ人間による恐怖」だけでなく、「トカゲ人間が体験した恐怖」でもあった。

密航はタイムマザーに捕捉された。
到着予測時空に待機するコセイドン隊に警戒警報が発令される。
病室で相変わらず漫才を展開するゴウとモリは、テツに無理くり病室から引きずり出される。
テツは密航とは別件で、宗方研の爆発事故を伝えに来た。
みよ子を慮って病室から引っ張り出したのに、ゴウとモリはボルテージを上げる。
特に宗方の消息不明にはゴウも声を荒げ、テツはその口を全力で塞ぐ。
物騒な話をナースに立ち聞きされまいと、あっち向いてホイでやり過ごす。
そうとは知らない病室内では、みよ子が宗方の見舞いを心待ちにしていた。
みよ子がリッキーの話題を振ったので、ナースは問い返す。
リッキーとは…オオトカゲの一種ベンガルモニターに該当する。
一般的な女性はトカゲが嫌いなもの、怯むナースに反してみよ子は再会を希望する。
…ベンガルモニター…放映時点でワシントン条約絶滅危惧Ⅰ類…。
そんなやり取りを3人は立ち聞きする。
リッキーどころか宗方を連れて来れるかどうかも分からない中、3人は悔しさを滲ませる。
帰途に着く3人は、院長と雑談する如月とすれ違う。
宗方の消息を心配する恩師とは、ゴウには到底見えなかった。
ファイタスに搭乗するなり、バンノ隊長は落雷しつつ密航者捜索を命じる。
愚痴りながらゴウとテツは1号を進める。
間もなく、2号に搭乗したモリは、乗り捨てられた密航船を発見した。
状況報告終了後、さっそくモリは怪物を発見した。
慌てふためくモリの悲鳴と同時に、横山メロらしからぬ間抜けBGMで漫才スタート。
あたふたボディランゲージ…なんざ通じるかボケェ!
…いいよCM中もやってなさい…
CM中に落ち着いたモリは、トカゲ人間の進行方向を病院と見抜いた。
おバカ漫才を盗聴していたゴウとテツは、苦笑しつつも迎撃に向かう。
その間に、モリは2号からの威嚇攻撃に着手する。
威嚇なので至近弾にもならない。
荒地を飛び越えたトカゲ人間は、2号の目視が効かない林に飛び込んだ。
のっぴょんぴょんな威嚇失敗の一報に隊長はおかんむり。
1号を差し向け、ハクアスの増援をほのめかしながら2号にダメ出し。
モリはぶすくれるが、しょうがないなあ…。

林を抜けて荒地に到達したトカゲ人間を1号は目視した。
停止してミサイル発射。
トカゲ人間が潜む丘の背後の崖を突き崩した。
生き埋め成功、意気揚々と前進するが、尻尾だけが残っていた。
テツは病院に進路を向けるが、ゴウは不意に停止させる。
下車したゴウは尻尾に取り付く。
一瞬のチラ見のうちに、ゴウはベンガルモニターの尻尾と見抜いた。
言われてみればテツも納得する。
みよ子が名指ししたリッキーの尻尾がまさにこれではないか…
都合よくゴウは辻褄の合いすぎる空想を抱く。
となれば病院にGOだ。
病院は乱入したトカゲ人間でパニックが起きていた。
如月のレクチャーを受けていた院長も呼び出される。
如月は宗方を仕留め損ねたと悟る。
そんな中、みよ子の病室が開かれた。
鉢合わせしたナースが絶叫を上げて気を失う。
包帯の向こうの世界で何が起きたのか、みよ子はナースを呼び続ける。
みよ子に歩み寄ったトカゲ人間は…
ハクアスで乗り付けたアルタシアが廊下で目撃していた。
…止めませんかお姫様…
アルタシアから効かされたゴウは推理を確信して病室に走る。
…トカゲ人間は、みよ子に触れずに家族写真に見入っていた。
みよ子はトカゲ人間の気配に気づいた。
バレたトカゲ人間は逡巡する。
先にみよ子が正体を当てる。
躊躇しながらも、トカゲ人間は手を差し伸べる。
手探りでトカゲ人間の手を取ったみよ子は、宗方の正体を看破した。
みよ子は一言も話さない宗方を不審がる。
顔に触れたら最後だ。
ゴウはトカゲ人間を呼び止め、みよ子から引き離す。
ゴウは筆談で室外にトカゲ人間を誘い出す。
みよ子を任されたアルタシアは、窓の外の銃口に気づいた。
遅すぎます…一発の狙撃はトカゲ人間の肩を打ち抜く。
ゴウがトカゲ人間を抱き起こすうちに、アルタシアが捕獲された。
…とことん役に立ってませんお姫様…。
ロボット3体を引き連れ、如月自ら窓から乱入する。
タイムGメンもろともトカゲ人間を抹殺…
「そうはさせんぞ!」
満を持してバンノ隊長自ら阻止に名乗り出る。
電送装置の盗用はお見通しだ。
如月は3体の護衛を受け、アルタシアを楯に引き下がる。
逃げ仰せられた直後、トカゲ人間は頭を上げる。
宗方の無事を確認した隊長は、総員を追跡に差し向ける。

ロボ2体に囚われたアルタシアを追うのはビックラジイーだけ。
ちっとも当てになりそうにない。
テツは人間大砲を決断し、ゴウは同意する。
ファイタスボンバー・ホップ!
ファイタスボンバー・ステップ!
ファイタスボンバー・ジャンプ!
賊の頭上を飛び越えて退路を断つ。
一気にロボどもを蹴散らし、アルタシアを奪還する。
アルタシアを庇いながら、ターーーイム戦士・コセイダー参上!
如月のコマンドから戦闘開始。
2号の銃撃をかわしてアルタシアを茂みに匿う。
OPインストに乗ってジャンプ一発、3体の輪形陣に飛び込んで格闘開始。
抜刀して存在感の薄い2号を斬り捨てる。
1号と3号の同時攻撃を向こうに回して殴りあう。
足を取り損ねた3号を放置し、1号に集中攻撃。
3号は支援放火を浴びせかける。
怯まず突撃、ジャンプと同時に3号の腕を切り裂く。
着地と同時に1号をメッ斬り。
1号と3号は折り重なって爆発した。
今度こそジャンボーグAよさらば。
手駒を失い、野望を打ち砕かれた如月はへたり込む。

宗方とリッキーの分離電送は成功した。
無事を喜ぶ幹部たちの下へ、戦闘員たちはみよ子を案内する。
ナースは宗方に目配せし、正面にしゃがませて包帯を取る。
ようやく元チーコのお顔が見えました。
もちろんチーコの回復した目は、宗方をしっかり捉えた。
祝福を浴びながら、父娘は抱き合う。
帰還するコセイドンのコックピットでは、円満解決を喜び合う。
それでも、ゴウが真っ先に気づいたのは笑い話になっていた。


空間の詳細
パニックシーンで空間発動。トカゲ人間と鉢合わせしたママと姉妹がたじろぐうちに、背中を見せた姉のホットパンツがお尻に食い込み、隙間から白い縁がはみ出して披露される。ホッパンが赤いので、狭い割にはくっきり見える。

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あるじのその他の分布地
毎度毎度のことながら、エキストラじゃな。。。