空間のあるじ
人質の子供(演・津曲伸子)
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おおざっぱでもないあらすじ(山田稔監督/江連卓脚本)
さて前回のおさらい…。
来日したキギンガーは、寄生植物アフロマジンカを用いた日本征服の実験場を百鬼村に選んだ。
大学時代の友人上条先生の赴任先で、その弟が植物化しつつも洋に救いを求めてきた。
キギンガーを追う隼人とともに、洋は百鬼村に乗り込む。
ドラゴンキングの配下に厳重監視された百鬼村から脱出は不可能。
しかし、堪りかねた分光の生徒3人が脱走を図り失敗する。
2人ライダーとがんがんじいは3人の処刑を阻止するのだが、3人はキギンガーに連れ去られる。
追うスカイライダーは、スカイターボもろとも橋に仕掛けた爆弾で吹っ飛んだ。
さてどうなる?

スカイライダーは空駆けるライダーってこと忘れてませんか?
ということで、空中でスカイターボを立て直したスカイは無事に着地した。
…引っ張っておいてこれかい江連さん…
何にしても九死に一生、スカイは持ちこたえたスカイターボに感謝する。
一方、ドラゴンキングに追われる2号とがんがんじいは、相変わらずのドタバタ逃避行。
よろんよろんのがんがんじいは、2号にも激突して邪魔立てする。
半ギレ気味の2号だが、仕方なしに突破口を開いて砂防ダムを飛び降りる。
この場はお目こぼし、楽しみは先送りと高笑いのドラゴンキングに被せてばーっばーっばばばーっ!。

一方のブランカ…
樹木化が進むタケシに谷さんは呼びかける。
谷さんの強い近いを聞き届けたタケシは震え、無言で訴える。
魂まで植物化してはいない、谷さんは希望を持つ。
しかし、洋からの連絡は途絶えたままだ。
イライラを募らせる谷さんを前に、バイトの姉ちゃん達は百鬼村に乗り込む気満々になる。
谷さんは大落雷で反対するが、中身空っぽのバイト娘は即実行を決めた。
一方の洋は、キギンガーの屋敷に向かっていた。
落石のお出迎えに続いてアリコマたちが沸いてくる。
一気に制して、屋敷を見下ろす崖の上に出る。
警戒厳重、そう簡単には乗り込めそうにない。
その中では、キギンガー藤山さんが実験中。
植物化した被験者にさまざまな周波数の電波を浴びせていた。
訪問した魔神提督は、研究を検分する。
キギンガーは電波で植物化人間を操ってみようと考えていた。
同行したドラゴンキングは半信半疑だが、被験者の様子を見て沈黙する。
クラゲロンやトリカブトロンなら悪態の一つも吐くところだが、さすが武人。
キギンガーは人質3人で実験することを本人の前で発表する。
魔神提督も成果を期待する。
さて、またも翌日のブランカ。
バイト娘たちは来なかった。
沼さんが自宅に確認すると、サイクリングに出かけたという。
行き先は言わずもがな…谷さんは呆れ果てる。

そんなバカモン達は、百鬼小学校に到着した。
生徒たちはバイト娘たちや上条先生に提案する。
木にされた父ちゃんたちを慰めるために学芸会を開こうという。
バイト娘たちは乗り気になった。
植物化された保護者たちを前に、村祭りの演奏が始まった。
…のだが…
精神まで植物化していない保護者さんたちは感激する。
唸りつつ涙をこぼす植物に気づいた生徒たちは、木にすがり付いて泣きじゃくる。
…あああやっぱりテンションが駄々落ちする逆効果…
上条先生もバイト娘ももらい泣き…。
その頃、洋は突入を決意する。
追っ手をまいた隼人も合流するが、潜入は難しそうだ。
なのに、考えの浅い馬鹿約1名。
がんがんじいは葉っぱ迷彩で潜入しようとしていた。
2人は追っ払おうかと考えたが、隼人は名案を思いついた。
洋は難色を示すが、やっぱり決行と相成った。
やあやあ遠からん者は音にも聞け!
がんがんじいは崖の上で高らかに名乗りを上げる。
歩哨のアリコマはがんがんじいににじり寄る。
囮に吊り出されてノーガード、洋はがんがんじいを制して2人で突入する。
しかし、調子こいたがんがんじいは足を滑らせて尻餅を突く。
こうなりゃ腐れ縁、隼人はがんがんじいに付き添い、洋だけで突入となった。
隼人はがんがんじいに群がるアリコマを蹴散らす。
騒ぎを聞きつけたドラゴンキングも吊り出して逃走。
洋はノーマークで牢の窓に到着した。
3人は手短に、当面の危機を伝える。
洋は格子を広げて突破口を作ろうとしたが、巡回の足音に気づく。
救出作業は中断、3人は知らぬ不利で定位置に戻る。
だが、実験場へ連行される運びになった。
洋は突入を決意する。
らっいだー・らーいだっ!
CM明け…
沢に潜んだ隼人とがんがんじいは、ようやくドラゴンキングを振り切った。
それでも下っ端アリコマはこっそり迫ってくる。
ひいひいのがんがんじいに対し、隼人が気づいてあっさり返り討ち。
隼人も救出後の突入を考える。
聞きつけたがんがんじいも張り切って見得を切←隼人の手刀。
きゅう~
ということで、隼人も戦場へ。

キギンガーはアフロマジンカの種を用意する。
鎖で縛り上げた男の子に、ピンセットでつまんだ種を近づける。
扉が開いて…誰もいない。
キギンガーがうろたえる隙に、扉の上手からスカイ登場。
一気に駆け寄って鎖を切る。
あっさり救出成功、キギンガーも変身解除。
キギンガーは種をスカイに投げつける。
あっさりかわした。
「俺を木に変えたりはできんぞ!」
ああ早速サブタイ完全否定。
スカイは3人を誘導する。
だが、戻ってきたドラゴンキングに待ち伏せされていた。
ドラゴンキングから稽古をつけられた精鋭アリコマがヌンチャク回して取り囲む。
ドラゴンキングも両手持ちのサイを構えて乱入する。
3人を庇いながらでは戦闘に専念できない。
包囲は狭まってくる。
となれば、レッツゴーライダーキックに乗って2号が飛び込んでワークシェアリング開始!
あっという間にアリコマを蹴散らして2対1に形勢逆転。
それでも格闘術はドラゴンキングが上。
ジャンプで翻弄し、2人ライダーの肩にサイの同時打撃を打ち下ろす。
ダウンから復帰した2人ライダーに、ドラゴンキングは必殺技の岩石崩しを狙って飛び上がる。
2人ライダーもジャンプして迎撃体制。
岩石崩し発動より先に、ダブルのキックでドラゴンキングを撃墜した。
天国から一気に地獄へ…ドラゴンキングはキギンガーに無差別攻撃を託して爆発した。

屋敷を放棄したキギンガーは四駆で村を走り回る。
スカイターボで追撃だ。
キギンガーは花咲か爺さん感覚で種を撒き散らし、道行く人々を植物化して回る。
惨状を目の当たりにしたスカイは急ぐ。
すると、キギンガーは四駆を乗り捨てていた。
スカイはキギンガーを完全に見失った。
その頃、キギンガー藤山さんは、バイト娘を一杯食わせようと駆けてきた。
キギンガーが襲ってくると聞いたバイト娘は、本人と知らずに公民館へ匿う。
キギンガーは、公民館に収容された植物化人間の前で装置を取り出す。
木にされた人と話ができる装置と吹き込まれ、バイト娘や子供たちは警戒しない。
しかし、装置が作動するや、植物化人間は苦しんでいるようには感じられた。
キギンガーは平然と殺害命令を下す。
言葉を不振がるバイト娘の前で変身解除。
そして、バイト娘に種を投げつけ、植物化してしまった。
キギンガーは上条先生に迫る。
またスカイを釣る役割か…と思いきや「奥に隠れていろ」ときたか江連さん。
案の定、スカイターボのエグゾーストが聞こえてきた。
ノーマークで公民館に乗り込んだスカイは、バイト娘の惨状を目の当たりにする。
キギンガーは装置をオンにし、植物化人間を放つ。
植物化人間は命じられるままにスカイを取り囲んで押しくら饅頭を始める。
もともと人間、打ち砕くわけにはいかない。
スカイは全方位から押し潰されつつ困惑する。
堪りかねて生徒たちが飛び出した。
子供たちは父ちゃんたちにすがり付いて訴えかける。
精神まで支配できないキギンガーの限界、父ちゃんたちはスカイを解放した。
キギンガーがどう脅そうと、父ちゃんたちの腹は決まっていた。
もう何を言っても無駄、スカイは反撃に出て、キギンガーは公民館から逃げ出す。
砂防ダムに到着して決着だ。
キギンガーは蔓の鞭でスカイを翻弄する。
捕まればおしまいだけどね…ほら捕まった。
蔓を掴んで振り回し、引っ張る反動でキックを打ち込む。
蔓を放棄したキギンガーはパンチでダウンを取る。
スカイは堰堤にしがみつき、キギンガーは落とそうと踏みつける。
すんごくヒトデンジャーな予感…
案の定、スカイの手刀で足払いを食らい、落ちたのはキギンガー。
堰堤から飛び降りたスカイはキギンガーを抱え、風車三段投げを放つ。
落下ポイントで正拳突き、そしてスカーイキーック!
ちゅどーん!

駆けつけた2号は村人の無事を伝える。
解放された村人が2人に手を振る。
もちろんブランカのタケシも回復した。
一行は再訪を誓って指切りを交わして東京に帰る。
例によってしんがりはがんがんじいの一転びではありましたが。

空間の詳細
連行シーンで空間発動。牢から引っ張り出されるカットにて、体育座りから立つ瞬間にスカートの中の白い富士山が現れる。暗がりの上にアリコマの股の間越しなので見つけにくいのが非常に難点。

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あるじのその他の分布地
・それゆけ! レッドビッキーズ#41「スターになった11人」(1981年)
1985年大河の「春の波濤」や1989年の「月曜・女のサスペンス」までクレジットがあるので、わりと長めに活動はしていた模様。