空間のあるじ
ハナコ(演・蛯名由紀子)
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おおざっぱでもないあらすじ(田口勝彦監督/辻真先脚本)
おもちゃ屋の店先に子猿がつながれていた。
気に入ったユタカは、子猿と話してみたいと考えた。
ボイスボールなら何てことないが、ユタカはメタモライトで人間化しようと考える。
人騒がせなアイデアなので、ショースケはあっさり却下する。
ところが、そのメタモライトが…
ハテナマンの部屋から消えていた。
部屋中ひっくり返していると、犯人が現れた。
ルリコが持ち出したのに、ルリコも台所のどこに置いたのか思い出せなかった。
台所のねずみを何かに変身させようとしていたが、ママが現れたので中止したところだ。
その時、メタモライトは…買い物籠に入れちゃった。
買い物籠はママが持って出て行ってしまった。
そのママは、例のおもちゃ屋さんに立ち寄っていた。
幼稚園に寄付するうさぎを物色中。
商談成立、お金を買い物籠から…あら、これ何でしょう?
メタモライトをいじっているその横を、小原姉弟がすれ違う。
未練たっぷりのユタカは、子猿に向かってアバクラタラリン…。
「人間になれ」と同時にメタモライトが誤作動した。
子猿は蛯名由紀子に変身した。
ママはメタモライトを取り落とし、首輪少女に大慌て。
ユタカはメタモライトを回収して逃げ去った。
ママの猛抗議を受けて首輪をはずした主人だが、子猿娘は主人をぎったぎたに引っかく。
子猿娘はママを振り切って走り去った。
人間ルールなんか知ったこっちゃない子猿娘は、車道を平然と渡る。
目撃したチクワとミコは、ブレーキ音に思わず目を背ける。
相手は子猿、目を開けた時、すでにトラックの荷台に飛び乗っていた。
あまりの軽業に2人は唖然とする。

その道をガンモが配達の自転車を走らせていた。
例のトラックが自転車に併走する。
荷台の子猿娘に気づいたガンモは、いろんなジェスチャーでからかってみる。
子猿娘はすぐさま完コピしてやり返す。
変な奴と無視することにしたガンモだが…
子猿娘は荷台の上を跳ね回って遊びだした。
赤信号のブレーキで子猿娘が振り落とされた。
ガンモはダイブして子猿娘を受け止める。
ガンモは河川敷に子猿娘を連れて行く。
名前を問うガンモだが、子猿娘は名前の認識がない。
「ユキコとかハナコとかさ…」…辻先生、ユキコは子役の本名です。
ということで、蛯名由紀子はハナコを襲名することにした。
名前も住所も不明、ガンモの独り言をとことん繰り返すのも妙な話。
ガンモは迷子の記憶喪失の可能性を考える。
とことん弱り果てたガンモに気づいたベルバラは、楽しいことになりそうでちょっかいを出すことにした。
ハナコの肩にクモをちょん。
…ぱく…
チョコの味がするそうですが、ベルバラはおえ~っ。
ならば芋虫…もぐもぐ、ならば蛙…だんだん食えるものにグレードアップしてるぞ。
蛙はハナコが投げ捨て、ベルバラの胸元にぴとっ…うへええええ~っ!
逃げ出すベルバラに気づいたガンモ、何やってるのか首をひねる。
…結局、ハナコの身元捜しを引き受けるガンモであった。
道すがら、犬に吠え掛けられると、ハナコは唸って威嚇する。
おもちゃ屋のシンバル猿に気づいたハナコは思わず駆け寄って持ち去る。
強制購入でガンモは大弱りだが、子供らしい仕草にガンモは少し和む。
ここでガンモたちはショースケに出くわす。
ハナコのちょっと変な空気をショースケも察知する。
事情を知ったショースケは、どこかで見た服装に気づいたが、子猿まで記憶が行き着けなかった。
バーバーおはらにて、ガンモは記憶喪失の治療を決意する。
ガンモはしっぺ返しもものともせず、マンガンキーの使用を覚悟した。
…最近マンガンキー多用しすぎです…
そんな2人に関係なく、ハナコは髭剃り中の父ちゃんに関心を持った。
父ちゃんがお客から離れた隙に、ハナコは客に走り寄って剃刀を開く。
ここここ怖っ!
無事に立派なお髭を剃り落とした。
残しとかなきゃいけない立派なお髭が…父ちゃんも2人も目を覆う。
運良く、踏ん切りがつかなかっただけのお客だったのでお咎めなし。
床屋の子かな…とガンモは勘違い。
一方、ユタカはメタモライトをハテナマンに届けた。
チクワとミコから話を聞いていたハテナマンは、事情を聞いてハナコを探すことにした。
そうとは知らず、ガンモとショースケは公園にハナコを連れ出した。
すると、塗装工のペンキ塗りを見ていたハナコは刷毛を手にした。
2人が止める間もなく壮大な落書き開始です。
時計台まで脚立に乗ってすいすいと…怒り狂った塗装工の顔面も…。
2人は慌てて強制終了をかけた。
神社まで逃げてきた。
ひどい悪戯、しかし意外に器用で2人は困惑する。
一息つくと、8話以来久々にバンカラ3人組がちょっかいに現れた。
またガンモに突っかかる大人気ない小松陽太郎。
かつてXライダーを二言で戦闘不能にしたあいつ、落ちぶれたものよのぅ。
小松陽太郎の一発から戦闘開始、ショースケはハナコをかばって逃げる。
一度は小松陽太郎を打ち破ったガンモは久々のタイマンを引き受ける。
一方の取り巻きが2人を追い詰める。
追い詰められたハナコはガンモの戦闘スタイルを観察する。
いきなり取り巻きにハイキック。
そして石垣に飛び乗り、ショースケに絡む取り巻きにチョップ。
食い下がってチョークする取り巻きの顔をざっくざく引っかく。
なんともはや、バンカラどもは一目散に逃げ出した。
あまりの強さにガンモはハナコに感心する。
しかし、戦況を見ていたショースケは冷静に気づいた。
ハナコはガンモの戦闘スタイルを完コピしたに過ぎない。
これまで披露してきた不思議ちゃんな行動すべては…
子猿の猿真似!
ガンモは動揺する。
そのころ、ハテナマンはバンノーダーで一挙解決を図っていた。
ということで、ハナコは2人の前から3人の前に召還された。
いきなり別世界に飛ばされたハナコは、バンノーダーを毟り取って窓を飛び出した。
バンノーダーの効能と読んだ2人はハテナマンのマンションに走る。
マンションの外壁をするする降りるハナコを目撃する。
唖然とする間に地上に降りて走り去ってしまった。
一方、3人+ユタカもマジッカーを召還して捜索する。

ハナコは学校に駆け込もうとする。
カンザブロー先生がたまたま退勤中、空から3人は捕獲を頼む。
どこからともなく捕獲要請に困惑しながらも、カンザブローは通せんぼ。
大捕り物に気づいたベルバラも寄ってくる。
ああやっぱり取り逃がした。
ハナコは2階によじ登って犬走りを越えて屋根の上。
校舎に飛び込んだハナコをカンザブローが追う。
直前でベルバラがドアを閉め、カンザブローはひっくり返る。
先に3人+ユタカが廊下でハナコを取り囲む。
詰め寄る4人をカンザブローが止める。
その隙にハナコは理科室に逃げ込む。
追ってきた4人+カンザブローだが、ハナコが手にした薬瓶にたじろぐ。
ぽいぽいぽい・ちゅどんちゅどんちゅどーん!
ぞんざい過ぎます東町小の薬品管理…。
カンザブローは生徒たちを廊下に逃がし、理科室に突入した。
ようやくガンモも理科室に到着し、けむけむの理科室に踏み込んだ。
結局追い散らされたカンザブローと鉢合わせ。
カンザブローは止めるが、ガンモは振り切って説得に踏み出す。
机の下にしゃがみこんだハナコにガンモは訴える。
ガンモの姿を見るや、ハナコは這い出してきた。
ガンモの差し出す手をハナコは握り返そうとする。
ベルバラは電撃を放って邪魔をする。
小躍りするベルバラそっちのけで、ガンモはハナコに駆け寄って抱きしめる。
ハナコのありがとうをもらい、ガンモは幸せの絶頂へ。
妄想妄想、大きくなったらお嫁さんにするからな。
妄想を破ろうとベルバラはガンモに手を出すが、ハナコは遠慮なくガブリンチョ!
が、妄想世界からハナコの姿が消えていた…ガンモはハナコを読んで叫ぶ。
まあ現実世界では、ハナコの引っ掻きがベルバラを返り討ち中でしたが。。。
ガンモは改めて、ハナコの正体が人間ではないことを認識する…。

校庭…
ガンモはハナコが子猿に戻るべきと諭す。
本音は人間のままなのが理想だが、人間が幸せとは限らない。
人間は大変だ…
ガンモは別れを悲しみ、戻す魔術を魔法組に任せて去ることにした。
さようならの意味は、ハナコにはわからなかった。
ガンモは涙ながらに、校庭を走り去る。
ハナコはガンモの言いつけに従い、ショースケのかざすメタモライトに向き直る。
ショースケも涙ながらにメタモライトを開く。
…………
ハナコが強制購入したシンバル猿を片手に、ガンモは涙ににじむ夕日を見上げる。
ハナコの「さようなら」を聞き取ったような気がしたガンモは、夕日にハナコの名を叫ぶ。

空間の詳細
いろんなシーンで空間発動。特にわかりやすいのが格闘シーン。長い特撮子役史上でも類まれなアクションでハイキックをかました瞬間、スカートの中が全開で丸見えになる。

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あるじのその他の分布地
・秘密戦隊ゴレンジャー#10「赤い風船! 風速100メートル」(1975年)
・がんばれ!! ロボコン 後期レギュラー:小川まゆみ(1976-77年)
・アクマイザー3#14「なぜだ!? 一平がふたり」(1976年)
・超神ビビューン#13「ハニワが歩いた? 怪奇な足跡」(1976年)
・快傑ズバット#29「父母なき子 涙の復讐」(1977年)
・バトルフィーバーJ#5「ロボット大空中戦」(1979年)
さすが70年代後期を代表する子役だけあって、出演作品は多い。79年の映画「ガラスのうさぎ」の入浴シーンは今となっては伝説の域に達している。その後もシャイダー14話やメタルダー12話などのゲスト出演はちょくちょくある。