空間のあるじ
チコ(演・近藤美智子)
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おおざっぱでもないあらすじ(木俣和夫監督/市川森一脚本)
とある島に座礁した木造船ドンキー号。
船長はSOSを発していた。
だめかなぁ…と思っているところに、けたたましいプロペラ音が響いてきた。
チコを背中にのせたブースカプロペラだった。
チコは船長に気づいた。
「おーい、乗せてくれー!」…ウルトラQ最終話でもOPでもありません。
ブースカは着陸する。
助かった船長は、SOSを聞いてくれたものと思ったが、違った。
チャメゴンと地球一周早回り競争中で、アンパン30個が掛かっている。
一方のチャメゴンロケットも、ゾロ目を載せて通過中だった。
ところがこっちは仲間割れ、ゾロ目におんぼろ呼ばわりされて、チャメゴンロケットは暴れ回る。
ほら墜落した。
ということで、キャプテンドンキーの身の上話が始まる。
キャプテンはドンブラ島を追いかけているという。
キャプテンは藤原純友の子孫で、ドンブラ島に隠した財宝を探している。
それをブースカたちに手伝わそうというこった。
純友はドンブラ島に上陸したのだが…
なぜに平安武士がザビエル装束?…なのは置いといて、ドンブラ島は怪物地獄だった。
隠し場所に洞窟を選んだのだが、入口には人食い花が待ち受けていた。
人食い花の噴いた煙を浴びた手下たちは、さぼてんに変わってしまったという。
…これウルトラQじゃないですよね?
しかも、手下たちが取り落とした宝箱の中身は、人食い花が食ってしまった。
高みの見物の純友は、慌てふためいて逃げ出してしまった。
さらに、ドンブラ島は軽石なので、海に浮かんで波に揺られてどこに行ったのやら…。
キャプテンはドンブラ島を見つけたのに、座礁して逃げられてしまった。
そんな話をしていると、望遠鏡で見える距離にドンブラ島が浮上した。
キャプテンは追いかけるように指図する。
大変な人に捕まってしまったなぁ…。
ブースカは尻尾を伸ばし、みんなを掴まらせて飛び立った。

乗ってるチコちゃんはともかく、ゾロ目も載せて「急げよ」ってのは酷だぞ。
ブースカは雲間にドンブラ島を発見する。
ブースカはスピードアップするが、ドンブラ島も逃げ出す。
雲に巻かれ、視界はゼロ。
その頃、島ではたぬき神を祭る謎の原住民が…。
お狸様の目が光る。
島に災いがやってくるというお告げらしい。
巫子様は近づく者を追い返すよう命じる。
島にやってきた人間は誰一人生還できていないが、今回は快獣だ。
巫子様は2体の特徴を的確に言い当てた。
原住民たちは動揺する。
一方、ブースカはチャメゴンレーダーに誘導されて雲を突っ切る。
今度こそ肉薄し、着陸までもう少し。
ブースカたちが迫ってきたと察した巫子様は、原住民をけしかける。
そうとは知らず、到着したキャプテンは感激いっぱいで地図を広げる。
チコちゃんを抱っこしてパラサパラサ。
ぱんつ丸見えでおいらもパラサパラサ。
だが、原住民2人が岩陰から迫っていた。
ややや、ブースカの耳はキャッチしていた。
原住民の投げ槍に気づき、えーい!
投げ槍は反転し、ゆったりと原住民を追い散らす。
1人の肩をかすめて松の木に突き刺さる。
もう1人をチャメゴンが追いかける。
原住民は煙玉を投げつけてチャメゴンを振り切る。
マジギレしたチャメゴン、ブースカが止めるのに、後先考えずに行ってしまった。
チャメゴンは森の中で振り切られる。
地団太踏む間もなく、謎の蔓がチャメゴンに迫る。
尻尾をメインにめりめり絡みつく。
大事な尻尾が締め上げられて、チャメゴンは抜け出せない。
たあ~すけてくれえええええ~!
ところが、笛の音が聞こえてくると、蔓はほどけてしまった。
チャメゴンは腹いせに尻尾ビームで蔓を焼き切る。
調子こいていたチャメゴンだが、笛の音に気づいて探し回る。

さて一方、取り残された本隊の方は…。
捕虜にした原住民をキャプテンは尋問する。
捕虜は黙秘権行使中。
面妖な狐面を取ってみようとゾロ目は提案する。
ブースカが引っ張ってみたが、もがもがもがもが痛がるばかり。
なんともわけのわからない島…はやいとこ宝物を回収して退散したい。
一行はシャボテン岩に向かった。
捕虜も無理くり連れて行く。
一方、逃げ帰ったもう1人は、巫子様に大目玉を食らっていた。
地団太踏んでる間に、シャボテン岩に通じる洞窟を抜ける。
お約束のこうもりにびっくり。
抜けた先はシャボテン岩の目の前だ。
人食い花が動き始めるが、一行は気づかない。
ついでに巫子様もテレポートして高みの見物。
食われちゃうのを楽しみにしているとは、一行も知る由もない。
入口に差し掛かった一行の中、ブースカだけはサボテンに注目する。
サボテンから人のにおいがして仕方ない。
それぞれ夢中になることに気を取られる隙に、人食い花が迫っていた。
ブースカを呼びつけようと食い下がるチコとゾロ目がやっと人食い花に気づく。
人食い花はブースカ以外を一気にぐるぐる巻きにする。
葉っぱもチコやゾロ目の顔をふさぐ。
…これブースカだよね、ウルQじゃないよね。
えーい!を試みたが、人食い花は気にしない。
巫子様は高笑い。
人食い花は一行を振りほどき、煙を吹きかける。
ブースカが慌てふためくうちに、キャプテンもチコもゾロ目も原住民も、さぼてんになってしまった。
目の前の惨状にプリプリのキリリンコ!
ナイナイのパで煙をかわす。
洞窟の中にテレポート、隙を見て背後から組み付く。
巻いてくる人食い花を引っ張って…人食い花が強かった…苦しい・苦しい~。
首から蔓を引き剥がして間合いを取る。
ガスを見切り、花の突撃を打ち落とす。
しばし睨み合って…花がダウンした。
昔飲み込んだ宝物を吐き出して、花が気絶。
えーい! 爆発…
大逆転に悔しがりながら、巫子様は姿を消した。
花の効能も消えて、4人は元の姿に戻る。
我に返ったキャプテンは、花が吐き出したお宝に気づいて大喜び。
ゾロ目は奥に何かあるかもと欲目を出す。
たぶん、よくない何かだと思うけどね。
感激中のキャプテンを残し、一行は洞窟に潜り込む。
あ、そういえば1000年前にサボテンになった連中がいましたが…。
連中も復活して、キャプテンを純友と勘違いして駆け寄る。
あらまおまけがついてきましたわ。
さてさて一行が洞窟の奥に見た物は…どうやら次回に続くようです。

さてさて一方、チャメゴンの方は…。
笛の音を探しつかれて一休みしていた。
ら、断崖に女の子を発見した。
行ってみると、女の子が泣いていた。
女の子は、ぽんぽこ山の向こうの隠れ里に帰りたくないらしい。
チャメゴンは笛をリクエストし、隠れ里までついて行こうとする。
女の子はついて来ないように言う。
お狸様に叱られるそうな。
お狸様は言うことを聞かない人を狸に変えてしまうそうな。
…狐にしか見えませんでしたが狸なんですか、原住民…。
そんな悪い奴がいようとは…かえってチャメゴンは奮起する。
そろそろ日が沈む…火祭りに遅れてはならない。
チャメゴンほったらかしで、女の子は家路に向かう。
お狸様に会ってみたくなったチャメゴンは考え込む。
だが、女の子の笛を聴くと、ついていく気になった。
一方、洞窟の探索を終えた一行は、やっとチャメゴンがいなくなったことを問題にする。
お狸様の隠れ里に行ってしまったら、二度と戻れないと1000年前の連中は知っている。
ブースカは急いでチャメゴンを探すことにした。
そうと知らないチャメゴンは、笛に惹かれてぽんぽこ山に差し掛かっていた。
越えるべからずの高札も無視して、女の子を追いかける。
そうと知らないブースカたちは、かがり火を手にチャメゴンを探す。
原住民が恐怖の声を上げた。
ぽんぽこ山に灯がともる。
お狸様のお怒り、火祭りが始まった。
さあてチャメゴンの運命やいかに!?
次回に続く!

空間の詳細
いろんなシーンで空間発動。わかりやすいのはドンブラ島上陸シーンと救出完了シーン。上陸を祝ってキャプテンが抱っこしたままパラサ三唱。もちろん抱えられたまんま宙を舞って白いものも大公開。救出完了から意識を戻して立ち上がるまで、白い富士山が丸見えになる。

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あるじのその他の分布地
・ウルトラマン#4「大爆発五秒前」(1966年)
・ウルトラマン#37「小さな英雄」(1967年) いずれも別の役。