空間のあるじ
湯原沙羅(演・小野寺華那)
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おおざっぱでもないあらすじ(手塚昌明監督/三村渉脚本)
では設定リセットして1999年夏の館山から…。
海自基地から厳重な警戒のもと、特生自衛隊の車列がトラックを先導して出発した。
やがて台風13号は暴走を直撃する。
中継リポーターの背後の堤防からむっくり立ち上がったのは…奴だった。
台風とゴジラのダブルパンチで混乱する房総に特生自は展開
家城茜がオペレートするメーサー車隊が待ち受ける。
しかし、豪雨に阻まれたメーサーは70%に減殺され、効果は薄れた。
家城はゴジラの目を狙うが、狙点が外れ、逆上したゴジラは反撃の熱線を放つ。
熱線はメーサー車の目の前の崖をえぐる。
家城がメーサー車を反転させたら、そこに指揮車がバックして突っ込んできた。
指揮車はガードレールを突き破って転落し、ゴジラに踏み潰される。
愕然とする家城もろとも、ゴジラはメーサー車を尻尾で叩き落として去った。
咆哮するゴジラをバックにタイトルだだーん!

柘植内閣は45年前の悪夢を回想する。
以来、日本はモスラやガイラとの戦いを強いられ、メーサーの開発に成功した。
しかし、オキシジェンデストロイヤーを失った日本には、メーサーを凌駕する対抗兵器はない。
柘植首相は五十嵐科技庁長官を前に悩む。
一方、家城は査問会で沈黙を保ち、資料課に左遷された。
五十嵐は習志野の特生自本部を訪ね、ある策を実行に移す決意を固める。
一方、湯原教授は三葉虫の再現に成功し、門下生に披露する。
カブトガニの組織とDNAコンピュータを駆使した半メカだが、絶滅種の再現を使命と考えていた。
そんな湯原は、科技庁次官に出迎えられた。
わけの分からないまま、防衛庁技術研究所に連れ込まれる。
ロボット光学の赤松博士、マイクロ波の山田博士、低温物理学の菅野博士が先着していた。
五十嵐は4人に対面し、壁のパネルを開く。
巨大水槽の中に、初代ゴジラの骨が沈んでいた。
五十嵐はゴジラの生体ロボットを製造し、ゴジラに対抗しようともくろんで4人に要請した。
さて湯原家…。
沙羅は湯原がG兵器開発を蹴ったことを残念がる。
湯原は沙羅との時間を大切にしたいから…だが、沙羅は湯原を炊きつける。
朝食中に訪問した次官は、湯原家の研究所同居を提示して食い下がる。
次官の言い分と沙羅の言い分が全く同じなので、湯原あんぐり・沙羅にんまり…。
1月後…湯原は骨髄から抽出したゴジラ細胞の増殖に成功した。
だが、喜びに沸く現場を垣間見た沙羅は、ゴジラより母の復活を焦がれ望む。
一方、対G兵器開発を聞きつけた家城は、再起をかけてトレーニングに打ち込んでいた。
開発は柘植から五十嵐への首相禅譲で勢いづく。
やがて4年…。
富樫隊長は家城を訪ねた。
富樫が統率する機龍隊へ家城を推薦したことを告げ、スカウトするためだった。

機龍隊が技研に着任した。
顔合わせで家城に気づいた湯原は山田博士にも察せられるほどデレデレ…沙羅も呆れる。
ガンルームで早速家城に噛み付く葉山。
葉山は例の戦闘で指揮車に乗っていた兄を失っていた。
葉山はメンバーを炊きつけ、家城を罵倒する。
家城は敢えて機龍隊キャップを被らないことにした。
その頃、沙羅は技研食堂のマスコットの地位を確立していた。
猛訓練を終えた家城を湯原はバレバレの態度でお近づきを狙う。
そんな中でも、葉山はオペレータに任じられた家城に食らいつく。
見かねて止めに入った湯原にも突っかかる葉山を、家城はねじ伏せる。
湯原親子は初めて家城とゆっくり話ができた。
家城は母に見立てた沙羅のおじぎ草を見て、孤独な生涯を明かす。
機龍の初陣にかこつけて食事に誘う湯原をいなし、家城は沙羅におじぎ草からの卒業を促して去った。

遂に機龍が内外に披露される時が来た。
赤松は理想的な形状を誇り、湯原は驚異的な演算力を持つDNAコンピュータを披露する。
山田が紹介するマイクロウェーブ中継エネルギーは、最寄基地から輸送機しらさぎが中継する。
菅野が担当した主砲アブソリュート・ゼロは、標的を絶対零度に凍らせて粉砕する。
海外プレスが驚愕している頃、海自は伊豆七島沖を北上する巨大生物を捕捉していた。
現場のヘリはあの鰭を目視確認する。
報告を受けた五十嵐は、即座に披露式典を切り上げて初陣を命じる。
機龍リフトアップ、しらさぎ3機編隊は輸送に掛かる。
指揮機1号に先導され、2号3号に吊られた機龍は京浜に飛ぶ。
横浜を中心に京浜地区は避難命令が発令された。
今回の大物カメオ松井秀喜は、リトルリーグの試合を打ち切り、機龍に見惚れる選手達を促す。
やがて、八景島沖にゴジラは屹立した。
シーパラダイスを砕きながら上陸。
特自特車隊が待ち受ける中、機龍も到着する。
降下作業を余裕綽々で見上げるゴジラの正面に接地完了。
オペレーション機2号から、家城はコマンドする。
肩のポッドからロケット弾連射・続いてポッド側面からミサイル発射、さらに口からメーサー。
いきなりの三連打にゴジラは後ずさりする。
及び腰のゴジラに富樫はとどめを命じる。
まだ前半終了してません…すんごく嫌な予感。
アブソリュート・ゼロ・スタンバイ
不意にゴジラが天を仰いで咆哮する。
ほらね、システムエラーでアブソリュート・ゼロ不発、機龍もフリーズ。
ゴジラは東京湾に飛び込んで逃げおおせた。
皆が悔しがりつつ回収作業に取り掛かる。
不意に機龍は、接近した3号に指機銃を発砲した。
葉山は寸前で3号を反転した。
今度は機龍が暴走開始。
全砲門を開いて横浜市内を粉砕する。
葉山は3号を囮にして機龍を海に引き出そうとするが、機龍はメーサーを撃って3号を追い散らす。
再チャレンジした葉山だが、ミサイルの乱射に耐え切れず、主翼をへし折られた。
2号は即座に救援に向かう。
家城と2号チーフは、気絶した葉山とコパイを炎上寸前に機外に引きずり出した。
一方の機龍は…止める唯一の手立ては、1時間後に迫ったディスチャージを待つのみだ。
一部始終を司令室から見つめていた沙羅はうなだれる。
横浜を瓦礫の山に変え、ようやく機龍の全エネルギーは尽きた。

惨状を視察した五十嵐は、全責任を痛感する。
富樫は技術陣の努力と現場の苦労を汲んで、機龍計画の続行を訴えるが、五十嵐は言葉を濁す。
五十嵐は、そもそも初代ゴジラの回収が二代目を引き寄せる原因かもと思えてならない。
一方、湯原と赤松は中枢系統の改善に悩んでいた。
湯原はゴジラの咆哮がシステムダウンの原因と突き止めた。
そこで、湯原はゴジラと無関係なDNA配列に換装することにした。
もはや出番はないとは思っても、家城に懇願されて湯原は張り切る。
家城もまた、葉山を除くメンバーからキャップを渡され、機龍隊として真に認められた。
そんな中、湯原は沙羅が消えたことに気づく。
沙羅はキャットウォークから機龍に対面していた。
沙羅は人類の身勝手を感じ取っていた。
ゴジラを生んだのは人類、再生したのも人類、同族と戦わせるのも人類
機龍は悩んでいるに違いない、だが誰も哀れまない。
湯原は沙羅が生命にこだわる理由を家城に語る。
母が他界したのは妊娠中のこと、母子どちらかしか助からない。
湯原は第二子を諦め、本人は自らを犠牲にしようとし、沙羅は母子ともに助けて欲しかった。
湯原家の誰も、願いはかなわなかった。
家城は飛び出した沙羅を追う。
人は前に進むしかない、自分の居場所を勝ち取るしかない。
正反対な家城の言い分に沙羅は反発するが、家城が自らを望まれない命と呼ぶことにも反発する。
生きてるだけでいい、生きてちゃいけない命なんてあるわけない。
お互いの知らない世界を交換し合って夜が更けていく。

東京湾を探索していた海自がゴジラを捕捉した。
上陸想定地は品川。
品川・港区の退避と特自の展開が進む中、品川埠頭にゴジラ出現。
空自戦闘機隊のミサイル攻撃から先制するが、ゴジラも熱線の対空砲火を上げる。
全機撃墜。
続いて戦車隊とメーサー隊が受けて立つが、ロングトーンの熱線で焼き払われた。
機龍のメンテは完了したが、五十嵐は沈黙を貫く。
司令室で悔しがるメンバーを見かねた富樫は、単身官邸に乗り込む。
渋る五十嵐に、機龍に関わる者すべての総意を訴え、ようやく五十嵐は許可を与える。
五十嵐は三幕僚が待つ市ヶ谷入りを取りやめ、特自司令室に向かった。
機龍出動。
沙羅は無言で家城に握手を求める。
家城は握手に応じて出撃した。

品川東病院の退避は大幅に遅れていたが、ゴジラは目前に迫りつつあった。
接地作業では救援が間に合わないと判断した家城は、機龍の自力軟着陸を決断する。
病院に向けて熱線放射の直前、接地滑走しながら機龍がゴジラに体当たり。
起き上がったゴジラをロックオンしながら機龍は待つ。
ミサイル飽和攻撃から戦闘開始。
耐え抜いたゴジラは、爪機銃をものともせず詰め寄る。
大火力背負ったままで、機龍はゴジラと組み合う。
零距離からミサイルの側面攻撃、間合を取ってロングトーンのメーサー。
ゴジラも反撃の熱線を浴びせて左ポッドをへし折って吹き飛ばす。
さらに肉弾戦、右ポッドもへし折られた。
機龍は袖の下から隠しナイフを突き込み、電撃を浴びせる。
天を仰いで硬直するゴジラは、熱線でナイフをへし折り、機龍を蹴倒す。
まさかのダウンで踏み潰される機龍を1号が銃撃で掩護、機龍復旧。
ポッドを失ってお役御免のバックユニットをゴジラの腹に打ち込んで押しやる。
身軽になった機龍は、熱線をしゃがんで回避、尻尾を飛び越え、振り向きざまにメーサー。
すっかり格闘戦は機龍ペースでダウンを取る。
避難完了と聞いて、遠慮無用のジャイアントスイング。
一度は起き上がって家城を戦慄させたが、ゴジラはばったり倒れた。
エネルギー残量45%、ここで決着だ。
今度こそ、アブソリュート・ゼロ・スタンバイ。
発射!
いかし、ゴジラは這ったまま熱線を放つ。
地上すれすれを走った熱線に機龍は足をすくわれた。
アブソリュート・ゼロはあらぬ方角のビルを消滅させて終わった。
ディスチャージ寸前、しかも遠隔操作不能の損傷、機龍は停止した。
家城は機龍への直接搭乗を志願する。
搭乗不能のGが掛かるからこその遠隔操作ロボ、しかも熱線の放射能だらけ。
富樫や赤松はおろか、幕僚長の制止も無視して家城はしらさぎを降りて機龍に取り付く。
一方、進捗しないチャージの方は、東電に関東全土の電力を振り向けさせることが決定した。
家城は生きた検修口から搭乗する。
エヴァヲタがヤシマとかほざきますが、ガメラ対ジャイガー見てからほざきやがれ。

さあ、そろそろ行こうか。
立ち上がった機龍は、いきなり背後からの熱線で出迎えられる。
倒された機龍の中で、家城は朦朧としつつも、仲間たちを思い出す。
無事を祈る沙羅の声が聞こえた気がした。
機龍が立ち上がる中、葉山は6号の機内からゴジラのチャージを目撃した。
葉山はコパイを強制じゃ移出し、6号を特攻させた。
ゴジラは6号を口で受け止めた。
葉山は6号もろともアブソリュート・ゼロを撃たせる。
家城はロックを解除したが、葉山もろともは撃てない。
家城は機龍をゴジラに体当たりさせる。
6号をむしり捨て、ゴジラもろともフライト。
東京湾に突入してアブソリュート・ゼロ発動。
大氷柱が立った。
だが、氷柱を割ってゴジラは現れた。
警戒が高まる中、ゴジラは東京に背を向けた。
アブソリュート・ゼロを大破し、操縦不能になった機龍が浮上する。
撃破には失敗したが、撃退には成功…湯原は家城を労う。
五十嵐は勝利を確信する。
4博士は握手を交わすが、湯原はうつむいた沙羅に気づく。
家城も去り行くゴジラを見送る…。

スタッフロールの後、家城は機龍を見守る。
訪れた沙羅に家城は感謝する。
生きてちゃいけない命はない、と信じることにした。
沙羅がおじぎ草から卒業したことを家城は確認した。
湯原は賭けの結果を持ち出すが、どっちにしてもデート成立、沙羅と軽くハイタッチ。
家城は機龍に敬礼して立ち去った。

空間の詳細
機龍とお話中シーンで空間発動。キャットウォークで体育座りを真正面から撮っているので、太腿の間から細く白いものが現れている。下半分が見切れているので、期待するほど興奮はできそうもないけど。

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あるじのその他の分布地
・ウルトラマンダイナ#43「あしなが隊長」(1998年)
あららヒビキ隊長を救ったあの子でしたか…中学進学とほぼ同時に引退したようです…。