空間のあるじ
望月夕子(演・藤田直子)
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おおざっぱでもないあらすじ(小笠原猛監督/杉村升脚本)
公園で楽しくバレーに興じる3人家族…。
パパのルーズボールを木陰に追った夕子が出くわしたのは…
ご安心くださいスピルバンです。
ところが、異変はパパとママの方に発生した。
停めていた車のエンジンが勝手に掛かり、ヘッドライトが点滅する。
パパは乗車してライトを消すが、点滅は止まらない。
不意にシートベルトがパパを拘束し、ドアが閉まる。
ママは助手席に乗り込んで、パパのシートベルトをはずしに掛かる。
もちろんドアが閉まってママもシートベルトに拘束された。
2人を乗せたまま、勝手に車は走り出す。
スピルバンと夕子は車道に飛び出して通せんぼする。
一切関係なく、車は直進してくる。
やむなし、スピルバンは夕子を抱えて飛びのき、車は走り去ってしまった。
それではワーラー奇城をバックに相変わらず長いサブタイ…。
望月夫妻はパンドラ様の御前に放り出された。
慇懃無礼なご挨拶を介さず、パパ博士は騒ぎ出す。
夫妻は近々開催される国際学会にて画期的な発明を発表するらしい。
ということを聞きつけたギローチン皇帝は、地球征服の障害になる発明の奪取を考えた。
人類のために画期的な発明を続けてきたパパ博士は毅然と拒否する。
ママ博士を連れて立ち去ろうとするので、ギローチンは光線を夫妻に浴びせる。
気絶した夫婦がしょっ引かれていくと、パンドラ様はギローチンの作戦に大いに期待する。
ヨウキはヨウキで高見の見物宣言…ギローチンはイラッとする。
一方、出し抜かれたスピルバンも発明の情報をキャッチしていた。
なのに、警護が一瞬遅かった。
夕子と一緒に望月遺伝子工学研究所に向かい、グランナスカの2人も合流することにした。

研究所は、資料も薬剤も機材もことごとく持ち去られていた。
ワーラーがすべて持ち去ったに違いない。
1分も検分しないうちに、ヘレンは壁に機械的な切込みを発見した。
こんなこともあろうかと、夫妻は隠し扉の鍵を用意していた。
夕子のペンダントの十字架がまさに鍵だった。
手順を十二分に把握していた夕子が説明しつつペンダントを引き渡す。
隠し扉の中からコントローラーが現れた。
形状からして、さまざまな機材をつないで制御するメインターミナルらしい。
壁の外のサブマシンだけでは発明を盗用できないように、メインを隠しておいたってことだ。
ちなみに、肝心の発明の内容は…?
夕子のぼんやりした話によると、大怪我や癌でも助けることができるらしい。
新しい人工臓器では…とダイアナは想像する。
2010年を過ぎてもiPS細胞も未完成ですけどね。
それはともかく、ワーラーは機材の不足に気づいたら、また乗り込んでくるとスピルバンは考え
…てる間にキンクロンどもが沸いてきましたよ。
女組に夕子を任せて戦闘開始。
スピルバンが水際防御の隙に、ダイアナとヘレンは夕子を外に連れ出す。
その前にニュー戦闘機械人ブレンダーが立ちふさがる。
ブレンダーは指の機銃で3人を銃撃。
キンクロンを施設外に追い出したスピルバンが合流した。
ブレンダーの相手はスピルバン。
飛びかかりながら結晶!
先制パンチはヒットしたが、ブレンダーも怪力で押し返す。
ならば3人別行動、ダイアナは装置の死守、ヘレンは夕子の脱出を。
また沸いてきたキンクロンどもに対抗し、ダイアナも結晶!
一方、夕子を抱いたまんまで、かわすだけですヘレン姉さん。
スピルバンは抜刀し、ブレンダーとキンクロンを斬り捨てる。
スピルバンは嵩にかかり、ブレンダーを銃撃しようとレーザースナイパーを構える。
すると、ブレンダーが命乞いの声を上げた。
夕子はパパとママの声を聞き取る。
愕然とするスピルバンの前にヘタレ幹部出現、種明かし。
ブレンダーの頭脳は、望月夫妻の脳を移植したものだ。
…と、光明寺博士の脳を移植された声で説明されましても…。
ブレンダーはこれ見よがしに胸の扉を開いてみせる。
両胸に埋まった金の脳が蠕動する
…脳細胞は神経細胞の塊なので、実際は蠕動しません。
信じないスピルバンに、デスゼロウは夫妻のホログラフを見せつける。
生命維持カプセルに拘束された夫妻は、確かに頭部に包帯を巻いてはいるが…。
心配して駆け寄る夕子はホログラフをすり抜ける。
ブレンダーを破壊すれば、すなわち夫妻の死だ。
構えなおすスピルバンだが、実際に夫妻の脳だったらと思うと発砲できない。
夫妻の悲痛な訴えに躊躇する隙に、ブレンダーは光線を浴びせてくる。
スピルバンは改めて狙うが、夕子が射線に割り込んでくる。
撃ちようがないまま動けないスピルバンをキンクロンが取り囲む。
デスゼロウは勝ち誇り、研究所の占拠を宣言して悠々とブレンダー以下を引き連れて乗り込んだ。
スピルバンを袋にするなり、夕子を新たな人間の楯にするなり…ってことはありません。
追いすがろうとする夕子をヘレンが取り押さえ、この場は引き下がらざるを得なかった。
この手際、文字通り高見の見物中のヨウキも「なかなかやるじゃない」と嫌味な絶賛。

帰還したものの、スピルバンに打つ手なし。
それでもスピルバンは、ブレンダーの脳が夫妻の脳であるとは思えなかった。
スピルバンの攻撃を躊躇させるためには、夫妻でなくとも人間の脳なら誰でもいい。
誰の脳であれ、破壊すれば2人ぶんの死を招くことに変わりない。
声が似ていても、夫妻のものとは断言できない。
スピルバンは研究所を奪還し、装置を調査することにした。
しかし、ヘレンは気分転換を遠回しに促す。
夕子を慰めてやることだ。
スピルバンは夕子に出動を伝えるが、夕子にはブレンダーの破壊と解釈された。
夕子は引き止めに掛かる。
スピルバンは改めて救出を夕子に誓う。
子供慣れしたヘレンに夕子を預け、スピルバンはダイアナと出撃する。
素っ気ないアイキャッチ…。

ダイアナはガイオスで研究所地下へ向かう。
一方のスピルバンは地上から潜入を図る。
ガイオスを地上に出して戦闘機隊を引きつける。
この隙に屋上から侵入開始。
ワンフロアずつ探っていくと、自動警戒装置の機銃に捕まった。
ことごとくかわして枝道へ…↓落とし穴
しかし、墜落しながら結晶、そしてもとの枝道に浮上。
そこにブレンダーが現れた。
陽動作戦は先刻承知とほざくブレンダーに、スピルバンは啖呵を切り返す。
ブレンダーは胸の扉を開いて挑発する。
スピルバンはレーザースナイパーを構える。
しかし、確証がもてずに躊躇する。
ブレンダーから先制してきた。
ビームをかわしてさらに奥へ。
物陰に隠れ、ブレンダーとキンクロンを巻いた。
機械音がこぼれる部屋に気づいた。
こっそり扉を開けてみると、例のターミナルが発見されていた。
そこにデスゼロウが現れて余計な一言。
「博士夫妻はまだ協力しないと強情を張っているのか、構わん、連れて来い」
これで夫妻の無事が確認できた。
が…スピルバン、後ろ、後ろーっ!
ブレンダーに突き飛ばされて部屋の中。
それじゃあ乱闘開始。
ブレンダーの無駄にでかいボディを壁にしてキンクロンを蹴散らす。
やがてダイアナも合流。
スピルバンはどこかに夫妻が監禁されているものと確信し、ダイアナに捜索を委ねる。
スピルバンもやがて室外へ、そして部屋を一つ一つ検分しながらキンクロンを潰していく。
ブレンダーはゆったりスピルバンにつきまとう。
スピルバンはビームをかわしながら捜索を並行する。
一方、ダイアナはキンクロンを追い散らすばかり。
合流したスピルバンに「どこにもいないわ」
むしろスピルバンの方がよく探してますが。
駄目出しして再捜索を命じてさらに奥へ。
ほら、スピルバンの方が発見した。
ただのカプセルに拘束された夫妻をあっさり解放する。
ホログラフと違うのは、頭部に包帯がないこと。
ブレンダーの脳が夫妻のものでないことを本人から確認した。
脳の持ち主は夫婦のクローンだという。
夫妻の発明はiPS細胞そのまんまだった。
ということで、真相が発覚したところでギルの脳を移植したヘタレの声が勝ち誇る。
何なんでしょうかこの自信は。
ということで、スピルバンに躊躇する要素は何もない。
夫妻をダイアナに託して抜刀、今度こそ全力攻撃だ。
デスゼロウも白兵戦に参加はするが、ちょこっと切り結んでそれっきり。
スピルバンがしんがりに立って脱出戦。
研究所の外でもキンクロンが待ち受ける。
ヘレンも増援に飛び込んで血路を開く。
豪華にスカルジョーズ3機と艦載機がぞろぞろ現れた。
機銃掃射をかわすうちに、スピルバンも研究所を抜け出した。
ブレンダーもついて来たし、毎度おなじみ逆マクー空間なバイパススリップ!

新EDに乗っていつもの採石場にスリップ!
戦闘機隊の空襲をかわしながらキンクロンを切りまくる。
デスゼロウはスカルドンで戦車部隊を引き連れて攻め立てる。
空と陸からの重火器を避けつつ、グランナスカ召還。
今さらながらのコンバットフォーメーション!
戦闘機隊を殴り落とし、ビームで焼き払う。
戦車隊にもきょろきょろビームとご大層な名前の踏みつけ攻撃。
スカルジョーズにはビッグワンキャノン。
轟沈…しかしあと2隻いませんでしたかスカルジョーズ。
ということで、ブレンダーとの一騎撃ちへ。
スピルバンと正対したがるブレンダーをジャンプで翻弄、背後からも斬りつける。
ダイアナとヘレンも掩護のヒット&アウェイ。
しかし、接近しすぎると、ブレンダーもフルパワーの殴打で反撃する。
ダイアナの飛び蹴りでよろけたブレンダーは唐突に触覚を伸ばす。
全方位に指向性ゼロのビームをぶっ飛ばし、3人まとめてなぎ払う。
スピルバンはダイアナとのダブルスナイパーで胸の脳を狙う。
ぶっちゅり潰れた偽脳が中身をぶちまけながら、ブレンダーはばったり倒れる。
偽脳はインプットされた夫妻のデータを読み上げるが、どうでもよすぎる成分分析だ。
ブレンダーは最後っ屁のビームを飛ばしてひくひくする。
ヨウキは高見の見物を終了することにして、あざ笑いながらいずこに消えた。
それじゃあこっちの見苦しいのは片付けましょうかね。
ツインブレード出したら、さっそくアークイン・パルス!

研究所前で立ち尽くす夫妻のもとに夕子が駆けてきた。
抱き合って再会。
スピルバンたちも再会を祝福する。
パパ博士に感謝の握手をもらい、スピルバンは安堵する。
が、どっかで嗅いだことがあるような匂いが…
ヨウキの匂いに思い当たったスピルバンは辺りを探る。
残念、真正面のパパ博士の中にいた。
パパ博士にがっちりチョークされた。
空気が凍る中、スピルバンはチョークを振りほどく。
膝を突くパパ博士の口からエクトプラズムが飛び出し、3人の周りを嫌がらせに飛びまわってヨウキ化した。
ヨウキは無言で姿を消した。
ということで、変な後味でしたが、これにて望月家の平和は完全に回復したようだ。
「ヨウキめ、どこまで卑劣なんだ」
いやまったくラストの余韻ぶち壊しですよ。
帰還したヨウキはギローチンに嫌味たらたら、パンドラ様までがっくりこ。
ぐうの音も出ないギローチンに対し、ヨウキはスピルバンを討つ決意を示す。
そうとは知らないスピルバンは、今さらながら望月家を笑顔で見送った。

空間の詳細
2度発動する。
夫妻誘拐シーンでスピルバンに抱かれて車を避けるシーン、転がって立ち上がりざまに、スカートの裾からブルマがちらっと現れる。予告の同じシーンは、スカートの中にうっすら白いものらしきものが見えるが、目指す白い布かスリップか判別できない。
もう一か所は研究所脱出シーン。ヘレンに肩を抱かれて翻った途端、スカートが跳ね上がってブルマのサイドが現れる。

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あるじのその他の分布地
よくある名前のせいか、ほかの出演情報にたどり着くことはできなかった。