空間のあるじ
チコ(演・近藤美智子)
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おおざっぱでもないあらすじ(川崎徹広監督/三井要一・上原正三脚本)
日の出町の町長は、父の日表彰の候補者2000人の名簿を前にうんざり顔。
そこで電子頭脳の神様に伺いを立てることにした。
電子頭脳のばくさんは、父ちゃんを表彰者3名の1人に選んだ。
そんなわけで表彰状を頂くのだが、読んでる時間も端折って父ちゃんは賞品をせびる。
無礼な父ちゃんにぶすくれながらも、町長は賞品を渡し、賞状を放り渡す。
父ちゃんが走り去った直後に、屯田家一同‐チャメゴンが現れる。
万歳三唱を邪魔された町長さんはますますぶすくれる。
秘書から賞品と賞状の話を振られても、父ちゃんに覚えがない。
ブースカはチャメゴンの仕業とあっさり見抜く。
案の定、しっぽつきの父ちゃんは駆け去る。
屯田家一同で追いかける。
礼服一式の抜け殻を手掛かりにチャメゴンを発見。
賞品独り占めを狙うチャメゴンに、ブースカの、えーい!
ということで、表彰式をぶち壊された町長さんはおかんむり。
屯田家は平謝り。
大ちゃんはチャメゴンを問いただす。
楽しそうな父の日気分を味わいたかったらしい。
父の日は父ちゃんのための日、チャメゴンを祝うなら快獣の日じゃなくては。
…と父ちゃんに言われた快獣2匹は、本気で快獣の日を考える。

大ちゃんに快獣の日をねだる。
町長さんのわがままは子供たちにもお見通し、一度怒ったらもう芽はない。
大ちゃんたちはあっさり学校に行ってしまう。
諦めきれないブースカとチャメゴンの頭上、雑木林で町長さんは剣道修行中。
チコはいい考えを思いついた。
町長さんに真剣勝負を申し込んで負けてみよう。
勝って気をよくしたところでお願いしてみるわけだ。
そんなわけで、ブースカとチャメゴンは試合を挑む。
町長さんは木刀を回して2匹の目を回す。
回りきったところで面一本…2匹のカウンターで面2本…。
何のこれしき、町長さんは突きを狙って突撃。
チャメゴンが飛びのいて木に激突…。
ブースカにも突き…ぱっと消えてずっこける。
ならば取って置きの鎖鎌。
チャメゴンが竹槍に化けてブースカの手に収まる。
チャメゴン竹槍に鎖分銅が絡んだら…一本釣りで町長さん吹っ飛んだ。
勝っちゃったよ…町長さんはぷんすか去って行った…。

大ちゃんに相談すると、署名活動に相成った。
快獣の日が実現するには、署名帳がチャメゴンの背くらい積まれなきゃだめだ。
…有権者の50分の1で事足りますけどね、実際は。
待ってもダメと悟ったブースカは耳打ちする。
署名集めに出発だ。
ブースカは一っ飛びで火の見櫓の消防士さんに
チャメゴンは全力ダッシュで協議中のスプリンターに
2匹は町じゅうを駆け回って署名を集める。
リアカー一杯ぶんの署名が集まった。
町長さんは署名を一瞥して、多忙を理由に去ろうとする。
謝り倒そうとした2匹だが、チャメゴンは今朝のヤラセを口走る。
ますます町長さんの機嫌が悪くなる。
ブースカのえーいで町長さんを引き戻す。
リアカーに引っ張らせてぶん回す。
根負けした町長さんは、電子頭脳の神様に伺うことにした。
電子頭脳の神様はあっさりウルトラスーパー能力テストの条件を提示した。
お題は、「富士山から煙を出せ!」
そんなわけで、喜びかけた面々はひっくり返ってへなへなへな~。

ということで、大ちゃんは煙の素を発明する。
ロケットで富士山まで一っ飛び。
高熱を発するA弾を火口に落とし、水入りのB弾を続けて落とせばいい。
それではブースカ運転、チャメゴン投下のロケット発進。
あっという間に火口上空。
ところがやっぱり、チャメゴンはどっちを先に落とすのか忘れちゃった。
適当にA~じゃなくてB弾を投下してしまった。
ほら火口から鯨の潮吹き…おまけに鯨も飛び出した。
役場の屋上から望遠鏡で監視していた町長さん。
煙じゃないから却下ということに…。
CM明け…
失敗に気づいた2匹はとんぼ返り。
泥縄でA弾を投下する。
ウルトラQ第7話「SOS富士山」…。
激震とともにもうもうと煙が上がり、「快獣の日」の文字が浮き出た。
曲がりなりにもノルマクリア。
ぎゃふんと言わせるつもりが行ってしまった町長さんは、電子頭脳の神様に伺う。
町長さんと同じことをさせればよい…。
一日町長に仕立てて、みんなに吊るし上げを食わせりゃいいんだ。

そんなわけで、一日町長・副町長の完成です。
派手なパレードから始まったものの、どうなることやら…。
おもちゃ屋のショーウィンドーごしにお人形を見つめる女の子発見。
ブースカはお人形を女の子にテレポートさせる。
ついでに女の子にもおまけのお帽子どうぞ。
そりゃ女の子喜ぶわな。
八百屋に行くと、主婦の皆さんは高値にうんざり。
主婦の皆さんに取り囲まれたブースカが失敗しないか、尾行中の町長さんは期待顔。
ブースカは念力で下1桁を消してみる。
大盛況なのに9割引きで商売あがったりの八百屋さんは困り果てる。
困り果てて噛みつく八百屋さんには、見合った大量在庫をプレゼント。
これでとんとんだ。
一方、4車線道路を渡れない大ちゃんたちを発見。
信号もないし…ということでチャメゴンの出番。
歩道橋に変身して、大ちゃんたちは渡り切る。
さらに瓶牛乳自販機に化けて牛乳の大サービス。
子供たちのリクエストは、イカした乗り物で旅行したいとか。
それでは、えーい!
先週に引き続き、よみうりランドからミニSLを借りてきた。
大ちゃんたちが乗り込み、町長さんが乗りかけたところでお断り。
出発進行!
ミニSLは町内を走り回り、空に舞う。
ウルトラQ最終回「あてけくれ」…。

ということで、商店街では2匹の大活躍で大盛り上がり。
一方、面目丸つぶれの町長さんは、電子頭脳の神様に取りすがる。
電子頭脳の神様は、太陽を月にさせるよう入れ知恵する。
町長さんは赤っ恥目指して無理を承知で直談判。
相手が相手だけに、ブースカも難色を示すが、根負けして、えーい!
成功したよ…。
まさかの大成功に町長さんは憤慨して逃げ去る。
道すがら、泥棒と鉢合わせ。
たーすけてーの合間に身ぐるみはがされそうになる。
が、術が切れて泥棒は逃げ去った。
何もかも電子頭脳のせいだ。
町長室に駆け込んだ町長さんは、電子頭脳をぼろくそに罵る。
もちろん電子頭脳は逆ギレする。
電子頭脳は磁気テープを吐き出し、町長さんと秘書を捕えてしまった。
ポワロ声でキレられましても…絵はヒッチコック劇場ですが…。

と~ふ~
優等生ブースカは後片付けにも余念がない。
ところが、チャメゴンがバケツに集めてきた磁気テープは全然片付かない。
次から次に湧いてくる。
ブースカはテープを手繰って役所に来た。
引っ張って引っ張って…町長さんと秘書がぶら下がってる。
チャメゴンのしっぽビームでテープを切って解放した。
電子頭脳が満を持して現れた。
電子頭脳は高熱光線を浴びせてくる。
ブースカもビームを浴びせて立ちはだかる。
電子頭脳はアンテナを突き出して迫ってくる。
ブースカはナイナイのパでかわし、チャメゴンはしっぽビームを浴びせる。
チャメゴンのハンマーを電子頭脳は受け止めたが、ブースカは電子頭脳のホースを切る。
火を噴いた電子頭脳を2匹で挟んで押し合う。
公園の壁に叩きつけ、前から100トン力、後ろから大ちゃんたちの乱杭攻撃。
乱杭に貫かれ、電子頭脳は倒れて爆発した。

一日町長の襷を返しながら、ブースカは楽しい1日の礼を述べる。
受け取った町長さんは上機嫌で一日町長の活躍を讃える。
そして快獣の日を定めた。
みんな大喜びだが…ブースカはもうすぐ旅立ってしまうんだよね…。

空間の詳細
いろんなシーンで空間発動。わかりやすいのは、町長から富士山の煙を言い渡されて尻餅突いたカットと、太陽を月に変える難題を見上げるカット。どちらも白い富士山が丸見えになっている。

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あるじのその他の分布地
・ウルトラマン#4「大爆発五秒前」(1966年)
・ウルトラマン#37「小さな英雄」(1967年) いずれも別の役。