空間のあるじ
クラスメイト(演・Uncredit)+前川サチコ(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(折田至監督/滝沢真里脚本)
相変わらず書割城でクモンデスはお祈り中。
これまでちっとも子供の血が手に入らないまま、クモンデスは苛立つ。
壁に八つ当たりしているうちに、ナイスアイデアがひらめいた。
クモンデスはマントを翻し、怪しい中東の占い師に化けた。
水晶玉を手に、その威力を試すことにする。
なでなでしながらほくそ笑み、気合と同時に玉が光る。

遅刻間際のサチコは東西学園へ駆け足で急ぐ。
占い師は、落とし物を口実にサチコを呼び止める。
それなのに、サチコが歩み寄るとテレポートしてしまう。
占い師はじわじわとサチコを誘い込んでいった。
お堂に誘い込まれたサチコに占い師が迫る。
自称ジプシー占いのクモンデス、不吉な悪魔の影が見えるとサチコに告げる。
…お前じゃん、とブラウン管のこっちから全員突っ込む。
占い師は怯えるサチコに水晶玉をかざす。
じっと見つめさせていつもの祝詞…。
閃光とともに、サチコは水晶玉に封印された。
実験成功、占い師はほくそ笑む。

その日に限って欠席4人…月先生は不思議がる。
…うち2人はレギュラーの正夫と進、そしてサチコでしょ、あと1人誰よ?
正夫と進が墓の傍にいたことは、ハル子の証言から確認できた。
ふと嫌な予感を覚えた月先生は自習にする。
行方知れずのサチコについては、学校に向かったことが電話連絡で判明する。
クモンデスの仕業と月先生は確信するが、誰も信じてくれないのは明白だ。
久しぶりに校長先生も声を荒げ、月先生は恐縮する。
旗野先生は嵩にかかる教頭先生を宥め、捜索を提案する。
旗野先生に同行されたら、クモンデスと対峙しづらい。
ひたすら恐縮しながら、1人で捜索に出る。
墓地周辺で生徒を呼ぶ月先生の一言で、残る1人がヒロコと判明…誰だっけ?
クモンデスにどんな目に遭わされているか…月先生は現場を通過してしまう。
一方、クモンデスは相変わらず祝詞中。
ふと覗いた水晶玉に4人が映る…なんだ、ヒロコってひでみか。
クモンデスは月先生も水晶玉に封印しようと皮算用。
そして、生贄の味付けをする黒魔術の薬を作り始める…相変わらず長い説明。
壷に蛇やら鼠やら蝙蝠の羽…って蝙蝠の身も入ってますが
そして最後にザルツブルクの洞窟から採れた特別な塩…これだけ高級食材やんか。
ドブ鼠が効いてそうなかぐわしい煙が立ち昇る。
生贄をこの煙で一晩燻せば、最高の赤い血になるらしい。
それからゆっくり吸ってやるぞ…とまるまる20時間近い猶予ができた。

あてのない捜索に月先生は疲れきっていた。
階段を踏み外して倒れ込んだ道の脇の花に尋ねるが、花は知らぬと答える。
見かねたバルが現れて励ますのだが、月先生はなかなか立ち直れない。
バルは捜索を引き受けるが、同時に尾行を月先生に依頼する。
バルは男の子に化けて、クモンデスを釣り出そうとする。
思いっきり牟田声でスキップしながら、お猿の籠屋を歌いまくる。
釣られたクモンデスは、バル男児を木陰から羽交い絞めにする。
構える月先生だが、クモンデスはバル男児を放り捨てる。
血の匂いが違ったのであっさりばれた。
それ早く言ってくれなくちゃ…バル消失。
蜂に化けて飛び去るバルを追うクモンデスの背後に月先生が現れる。
生徒の行方を問う月先生に答えず、クモンデスは水晶玉を突き出す。
「貴様をこの中に吸い込んでやる、さあ、じーっと見るのだ」
見るのか月先生!?
ほら、目がとろん…やばいって
というところで、バル蜂が飛び込んで水晶玉を突き落とす。
術を破られ、クモンデスは月先生に雷撃を落とす。
かわした月先生はアンドロ仮面・ロー!
どっちもどっちの伯仲した殴り合い蹴り合い開始。
組んずほぐれつの結果、マントブーメラン!
クモンデスは捨て台詞を残して消え去った。
要するに、マントブーメランでは倒せないってことですな。
そんなわけで、追撃はバル蜂に任された。
アイキャッチ怖いょぅナベタケさん。

お墓で待ちわびる月先生の肩を旗野先生が叩く。
自習よりクラス総出で捜索したほうがよいと旗野先生は考えた。
しかし、真相を知る月先生には受け入れられない。
かと言ってクモンデスの話を信じられるわけでもない。
案の定、ハル子とノロ夫がいなくなっていた。
2人はクモンデスに囚われ、柱に拘束されていた。
月先生をおびき出すアイデアを練り、燻煙に毒草を加える。
その作業を終えたところで、バル蜂の尾行に気がついた。
バル蜂が扉を開けるところを待ち構え…テレポート。
バルが出現してクモンデスと対峙する。
しかし、クモンデスはハル子を撃ち始める。
そして、2人の頭上に吊るした壷の紐を取る。
壷がひっくり返れば、毒液でハル子とノロ夫の皮膚がどろどろに…。
逡巡していると、デモンストレーションの毒液が床を溶かす。
紐を引くか、水晶玉に入るか…
どうしましょ?
…入ったし…。
これで月先生をおびき出してやる。

生徒を教室に連れ戻した月先生は、再び捜索に出ようとする。
そこにバルの救援テレパシーが届く。
飛び出して、アンドロ仮面・ロー!
一っ飛びでアジトに乗り込む。
扉を開けると、水晶玉に封印されてない2人を発見する。
縄に手こずっていると、壁掛けどくろが炎を吹き出す。
掌底で押し返して鎮火し、飛びかかる骨格標本を払いのける。
彫像が毒ガスを撒き散らし、呪文一つで押し戻す。
しかし、しこたま吸って弱ったところにクモンデスの糸が飛んでくる。
糸を振りほどこうと踏み出した一歩目から落とし穴。
落ちた部屋で水晶玉に対面した。
クモンデスはアンドロ仮面に水晶玉を凝視させる。
見てしまった。
アンドロ仮面も水晶玉の中へ。
バルはしょぼくれるし、中の子供たちは泣き出すし…。
アンドロ仮面は脱出口を探す。
余裕綽々のクモンデスは、再び水晶玉の燻煙を始めた。
煙が入ってきた…ということは、どこかに穴があるはずだ。
アンドロ仮面はバルの杖で突きまくる。
杖がすり抜けるところが見つかった。
光の乱反射で穴が見えないだけで、穴は確実に存在する。
マントブーメラン!
ちゅどーん!
一瞬にして脱出成功。
バルが拘束された2人を解放し、扉から一斉に脱出させた。
さあてこれでサシの勝負だ。

祭壇上からのキックで戦闘開始。
横薙ぎの手刀をかわしてクモンデスは退く。
追って組み合い、キックでクモンデスをコーナーに追い詰める。
放り投げ、突っかかるクモンデスに正拳突き。
クモンデスは剣を抜いて突っかかるが、アンドロ仮面は奪ってぶん殴る。
剣を鞭に変えてクモンデスの手首に絡める。
引き寄せて柄で殴りつけたところに反撃の拳。
それでも再び捕まえて放り捨てる。
壁に叩きつけられたクモンデスは爆発した。
それでもクモンデスは死んでない、しかし気配は消えた。

悶々とした職員室、やっと出番の用務員さんが息せき切って月先生の帰りを伝える。
捜索完了までえらい時間、校長先生は説明を求める。
話しても信じてもらえるわけないし…嫌なことは忘れましょう。
指輪をかざして「眠れ~眠れ~」
拍手一つで「みんな起きて!」
目覚めた校長先生は、テスト続きの過労かと勘違い。
勢いで校長権限行使、翌日の休校を発表する。
大喜びの子供たちを前に、学校って好かれてるのか嫌われてるのか、月先生は苦笑する。
下校する子供たちを見送りながらも、バルはクモンデスの再来に気を引き締める。

空間の詳細
2人発動する。
名無しのクラスメイトが先に発動。教室に戻って着席する寸前、お尻のもこもこが現れる。ただし、前の席の男子が同じような服装で紛らわしく、男の子が先に着席するまで被って見えない。
2人目のメインゲストも難度が高い。水晶玉を抜け出し、部屋を飛び出す瞬間にハル子から背中を押され、たくし上がったワンピの裾からもこもこが現れる。部屋の中は真っ暗闇なので、思いっきり明るくしないと見えない。

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あるじのその他の分布地
既存サイトでは大原穣子と誤記されているが、大原さんはサチコの母親役。今なお関西方言指導者として活躍中の大御所なので、あるじとは全くの別人。したがって、せっかくのメインゲストなのにノンクレジット。
しかし、この顔には見覚えがあるぞ…。
・仮面ライダー#52「おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!」(1972年)
…やっぱりタイツ娘だったか…。