空間のあるじ
葉子(演・蝦名由紀子)
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おおざっぱでもないあらすじ(小山幹夫監督/長坂秀佳脚本)
いつもの造成地にやって来たケン一と葉子。
狙いは化石の発掘だ…とケン一は言う。
2人は土器の破片を掘り出して大喜び。
…だから、古生物学と考古学ではゼロが4つぐらい違いますってば。
上手から怪しい煙が吹き上がり、謎の光が漏れ出した。
2人が気づくや否や、そこから崖崩れが起きる。
崖崩れが落ち着くと、露頭に埴輪が突っ立っていた。
思いっきり江南の踊る埴輪…。
もしかしたら縄文時代かも…と言うケン一だが、縄文のは土偶だ。
葉子は値打ちものかもしれない抱っこサイズの埴輪を手に取る。
…抱っこサイズのちっこい埴輪があるもんですか。
ケン一に手渡した直後、葉子は響き渡る笑い声を耳にする。
しかし、ケン一には聞こえていなかった。
来週の考古学クラブ研究発表界に備え、ケンイチが預かることにした。
…やっぱり化石ぜんぜん関係ありませんでした…。
ケン一の家に遊びに来た三太は、触るなと言われて埴輪に触りたくなる。
口に指を突っ込んだ。
真実の口あいたたた!…じゃなくて、目が光った。
もちろん触ったのがバレるので、三太はそ知らぬ振りをする。
とはいえ、気になってしばし埴輪と睨めっこ。
おやつをお持ちした美枝子姉さんの影が化け物に見えて、三太は悲鳴を上げる。
前世魔人の正体見たり…おやつのケーキに夢中になっているうちに、障子が勝手に開く。
そして、重い足音が響き出したことにも気づかなかった。
足音の主は、仕事帰りのOLの前に飛び出した。
さらに2人目のOLにも手を掛ける。
ここで大魔神ちゅかはに丸ちゅか、シルエットで姿を表す。
やっぱり太田の武人埴輪になっちゃうのねこんな話では…。
埴輪は葉子の家にたどり着いた。
門扉を開いて堂々の不法侵入を図るが、車が家の前を通り過ぎたので退却した。
その頃、ようやくケン一は埴輪が消えていることに気づく。
三太も証人だ。
困惑していると、例の足音が響いてきた。
庭を踏み荒らす足音を追って、3人は懐中電灯を浴びせる。
ところが、埴輪は姿を消してしまった。
踏み荒らされた花壇を見ると、踊る埴輪が落ちていた。
盗もうとした奴がいるとケン一は怒りを覚える。

研究所に戻った三太は、人間の仕業ではないと考えて超神に訴える。
「妖怪? ほう、そうかい」と渡部は取り合わない。
茶化しているところに、ダイマ博士が現れる。
OL2人が襲われたとあって、また調査を遠回しに依頼する。
また調査…自由人たちはレポートだの勉強だの、逃げようとする。
「いくら妖怪でもそうたびたび現れませんよ」
月村…毎週土曜に出現して戦ってたのはあんたでしょ。
ベニシャークは連中の頭を小突く。
こんな時だけ勉強勉強言いやがって劣等生ども。
まったくです…。
ベニシャークにコケにされつつ、劣等生どもはしぶしぶ調査に向かった。
現場に到着した月村は、あっさり丸い足跡に気がついた。
その頃、ケン一は埴輪の処遇を葉子に相談していた。
埴輪を盗もうとした奴はケン一の家を知っている。
そこでケン一は、埴輪を葉子に言付ける。
快諾したものの、運ぶ途中を狙われたらどうするか、葉子は思案する。
そこはケン一も織り込み済み、アメフトボールに仕込んで持ってきていた。
一方、調査中の3人は、次の現場で怪しい黒尽くめに出会う。
こっそり近づいて一斉に急襲!
応戦した黒尽くめは、側転して帽子を落とす。
でもさ、正体を明かす前からリサのシルエットだったじゃん。
黒尽くめを解除し、リサはこれまでの調査経過を一般人に漏洩する。
OL2人の襲撃現場を直線でつなぎ、両端を延長すると、ケン一の家を通過する。
ケン一の家に妖怪が潜んでいると月村は睨んだ。
一同で押しかけると、視聴者がよく知っているとおり、ケン一は留守中。
家の中に怪しいところは見出せない。
家の周りを調べてみることにした。
一方、葉子の部屋に納まった埴輪の方だが…
葉子が背を向ける隙に、振り返って目を光らせる。
…麦球飛び出しちゃってますけど…。
超神の方は、家の周りでも手がかりを発見できなかった。
ところが、リサはしっかり仕事をしていた。
素焼きの破片が現場にぽろぽろ落ちていた。
何の破片か検討のつかない月村だが、三太は一発で埴輪の破片と見抜く。
三太は目の光る埴輪の話をようやく打ち明ける。
ちょうどケン一が帰ってきた。
唖然とするケン一に、月村は埴輪の居場所を詰問する。
そうとも知らない葉子の背後で、埴輪は棚を降りて床から葉子ににじり寄る。
たたん・たたん・たたん・たん!

CM明け…嫌な感じに日が暮れてきた。
黙々と宿題を続ける葉子の背後で、ちょこちょこと怪現象が現れる。
壁のポスターがずれ、書きかけのノートに埴輪の破片が降り注ぐ。
振り返った葉子の前に、ようやくシルエットでハニワーンが名乗りを上げる。
3000年の眠りを覚ました葉子を殺すとおっしゃる。
そんな昔から埴輪はありもはんど。
ハニワーンはしかも女嫌いなので、最初に触れた葉子が気に食わんそうな。
そんなハニワーンの話そっちのけで、葉子は悲鳴を上げる。
チョーク攻撃にかかるハニワーンの腕をかいくぐり、葉子は外に飛び出した。
ハニワーンは破片を投げて、ヨウキをぞろぞろ製造する。
公園の滑り台に追い込まれた葉子は助けを求め続ける。
ようやく3人が公園に差し掛かり、騒ぎを聞きつける。
3人を代表して、超ー神!・チョー!
ビビューンは跳ねて跳ねてヨウキを蹴散らし、滑り台の頂上からハニワーンに対峙する。
続けて、ズシーンは地上、バシャーンは雲梯上に降りてハニワーンを囲む。
新手のヨウキを片付けて、ビビューンはハニワーンに挑む。
パワーファイターのハニワーンは、ビビューンの攻撃に耐え、逆に背後からフォールする。
戦況が硬直する中、遅れてやって来た人間達が現場に着く。
何の気なしに三太が放った懐中電灯の光がハニワーンを照らす。
光を浴びて悶絶するや、ハニワーンはばらばらに砕けてしまった。

ハニワーンが再び葉子を襲ってくると月村は考えた。
リサを葉子に仕立て、男装させた本物の葉子をケン一の家に匿う。
…これってBD7で使いましたよね長坂さん。
本物葉子を送り届け、月村は替玉葉子のもとに戻る。
が、葉子を引き取った美枝子姉さんの口元がニヤリと…。
そうと知らない月村は、葉子の家に戻ってきた。
ところが、その前を本物の美枝子姉さんが通り過ぎる。
噛み合わない話しぶりから、月村は替え玉にしてやられたことに気づく。
住宅街を走りぬけ、階段の頂上で3人並んで超ー神!・チョー!
その頃、偽美枝子姉さんは、ワゴンで葉子・三太・ケン一を連れ出していた。
殺風景なところへ連れ出して、ハイキングを装って亡き者にしてやろうって魂胆。
出遅れた超神がケン一宅に到着するや、シンドとビリンが不在を告げる。
着いていかなかったガキの使いにイラッとしたものの、ベニシャークが追尾済みだった。
超神はベニシャークに搭乗した。
一方、ハイキングはおべんとタイムになった。
3人が手にした太巻き細巻きお稲荷は、あっという間に泥団子に変わる。
たちの悪い嫌がらせとケン一は姉ちゃんを睨むが、偽美枝子姉さんは泥団子を平然と頬張る。
食生活違いすぎます…ハニワーン実体化。
ヘッドライトから逃げて、懐中電灯を浴びて砕けたくせに、太陽光は平気なのね。
3人は投石して気を反らせて走り去る。
ハニワーンは四股を踏んで地震を起こし、3人を転ばせる。
ハニワーンは葉子に迫る。
それを阻んで超神参上…いつにも増してズシーンが必要以上に派手です。
ハニワーンがヨウキを放って戦闘開始。
ちょっとの間でヨウキ全滅。
ビビューンとハニワーンは互角に斬り結ぶ。
一方、ズシーンとバシャーンのツープラトン奇襲はテレポートで返された。
ハニワーンは剣戟に邪魔なトレンチに潜り、ビビューンのスカイ剣を封殺する。
引っ張り出し、ズシーンがモンケーンで一殴りすると、ハニワーンは分離して超神を襲う。
きりがない…。
逆に、ハニワーンの崖からの一撃をビビューンが受ける羽目になる。
押し込まれたビビューンは、太陽光と懐中電灯の光の違いに気づいた。
同じ光でも、3000年前に存在しなかった電気の光。
スカイ剣フラッシュ!
顔に浴びたハニワーンが硬直する中、火の玉・アッターーーック!
ハニワーンは元の踊る埴輪に戻った。
月世界へ行って1億年眠るがいい…ビビューンは埴輪を空に飛ばす。
また好奇心旺盛な連中が回収してくるまでな。。。

空間の詳細
脱出シーンで空間発動。公園に逃げ込もうと柵を跨ぎ越した瞬間、半ズボンの裾から白いものがびろんと姿を現す。

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あるじのその他の分布地
・秘密戦隊ゴレンジャー#10「赤い風船! 風速100メートル」(1975年)
・がんばれ!! ロボコン 後期レギュラー:小川まゆみ(1976-77年)
・アクマイザー3#14「なぜだ!? 一平がふたり」(1976年)
・5年3組魔法組#24「ガンモの初恋」(1977年)
・快傑ズバット#29「父母なき子 涙の復讐」(1977年)
・バトルフィーバーJ#5「ロボット大空中戦」(1979年)
さすが70年代後期を代表する子役だけあって、出演作品は多い。79年の映画「ガラスのうさぎ」の入浴シーンは今となっては伝説の域に達している。その後もシャイダー14話やメタルダー12話などのゲスト出演はちょくちょくある。