空間のあるじ
大岩マコ(演・内田さゆり)/アキラの彼女(演・田中恵里子)
イメージ 1
おおざっぱでもないあらすじ(田中秀夫監督/浦沢義雄脚本)
まこはアキラに振られました…っていきなりですか浦沢。
まこは思い出の写真たちを燃やそうとマッチを擦る。
クリスマスパーティの写真が燃え上がるが、はじかれたように飛んでいく。
工事現場をまっ逆さまに落ちていく写真をまこは追いかける。
写真は何かに引かれるように地下室を飛んでいく。
奥の部屋のドラム缶に写真が落ちた。
まこが覗き込むと、ドラム缶いっぱいの水が揺れて、まこは吸い込まれた。
落ちた先は白い布を張った祭壇がある。
写真が祭壇に落ち、飾られていた何かがうごめき出す。
ピンクまみれの妖精だった。
妖精はまこを追いかける。
……という夢だったのさ。
玉三郎に起こされて目覚めたまこは、引き出しを探る。
例の写真たちがどこにもなかった。
愕然としながら振り返ったまこは、さらに愕然とする。
祭壇の両脇に鎮座していたこうもりと怪獣の人形が枕元にいた。
そんなわけでOP開始。

そんなわけで、ごく普通の平凡な大岩家のご紹介。
親は信じられないくらい平凡なのに、兄妹は変人なのよね。
早速、玉三郎の相棒中山が関取かつらで予備に来て雄叫びを上げる。
玉三郎も雄叫びで答えて行ってきます。
まこはそんな兄貴を避けて反対の通学路を行く。
パパもまこと同じ道を行くことにした。
まこは正門前でアキラに出会う。
新しい彼女と一緒でしょんぼり切ないね…。
そんな1日が終わって帰ってみると…
やっぱり思い出の写真はなかった。
ふと見ると、枕元に放置していた人形が消えていた。
いやな予感を抱えてダイニングに下りてみると…
人形を控えて妖精がパック牛乳を飲んでいた。
まこは夢の内容を思い出す。
まこが牛乳を取り上げると、妖精は飛び掛かる。
妖精はダイニングを飛び回り、まこは伏せて避ける。
水屋に止まった妖精は、人形を持ち出して眠りを妨げたまこに逆ギレする。
責任を追及する妖精にまこは殺虫剤をぶちまける。
けほけほで外に逃げ出した妖精にまこは竹箒を振るう。
ところが、竹箒は妖精の手前で止まってしまう。
突然妖精はネムリンと名乗り、まこに名を問う。
うっかり名乗り返してはっとしたまこをよそに、ネムリンは仲良くしようと言い捨てて飛び去った。
まこは人形を抱えて子供部屋にネムリンを追う。
ネムリンは人形棚に立ったまま居眠りこき始めた。
まこは人形を突き返し、出てけコールを送る。
どうして不幸のズンドコに…。
へこむまこに追い討ちをかけるように、ネムリンは居眠りから覚めた。
ネムリンだけじゃなかった。
ネムリンが角笛を吹くと、人形は等身大に巨大化して動き出した。
こうもり男ビビアンは部屋を縦にぐりんぐりん歩き回るし
怪獣男モンローはジャンプと拳骨で地震を起こすし
ネムリン以上に大迷惑なお友達にまこは絶句する。
しかも、ビビアンは8億年間の飲まず食わずをアピールする。
肝心のネムリンは、2体をまこに押し付けて居眠りに入ってしまった。
しつこく食い下がるビビアンは気持ち悪いし、モンローは馬鹿そうだし
うううーん・きいいいいいいいーーーーーっ!
ぱーららぱらっぱー!
ビビアンとモンローはダイニングまで降りてきた。
まこの制止を振り切って、2体は冷蔵庫を開ける。
どうしよう…とそこに玉三郎が帰ってくる。
ダイニングの「お客様」を一瞥した玉三郎は、悲鳴を上げて飛び出した。
まこは子供部屋からネムリンを抱えてくる。
ネムリンを起こして2体を止めさせたいのだが…
玉三郎はママを引っ張って帰ってきた。
もうダイニングには誰もいなかった。
わけわかんない玉三郎は2階に駆け上がり、ママはダイニングの惨状を目の当たりにする。
玉三郎はまこに「お客様」の行方を問う。
もちろんまこは知らん振り。
ビビアンとモンローはどうにか人形に戻って人形棚に鎮座していた。
困惑しながら玉三郎はダイニングに降りる。
怒り心頭のママは下手人を玉三郎と断定する。
わざわざ叱られることをママに報告する小学生がおるか浦沢。
こんな意地汚いのは大岩家には玉三郎だけ。
…そりゃそうだろうが、断定された玉三郎は面白くない。
ママは玉三郎を追い回し、フライパンでぼっこぼこ。
玄関から逃げ出そうとする玉三郎をママは引き止めてぼこぼこにする。
さすがのまこも玉三郎に済まないとは思った。
脱出に成功した玉三郎だが、いらぬ濡れ衣で怒り心頭。
ぼろぼろになって去る玉三郎を見送り、まこは居眠り中のネムリンに愚痴る。
尊敬できない馬鹿兄貴だが、それでもたった一人のお兄ちゃんなんだから。
まこはとうとう泣き出した。
不意に目覚めたネムリンは、湿っぽくなった大岩家から出て行くことにした。
お互いに大ッ嫌いコールを交わしてあっかんべー!

さて、玉三郎は自棄食いモードに入った。
なだめる中山に八つ当たり。
雄叫びを上げつつ、中山をぶん回す。
そんな傍迷惑な2人も眼中にないアキラと彼女が後ろを通り過ぎた。
下級生の癖に贅沢な…玉三郎はアキラに八つ当たりすることにした。
困り果てた中山は、まこに電話をかけてきた。
一方、玉三郎はアキラたちに迫っていた。
許せない許せない、俺なんか女の子と歩いたことも、手を握ったことも、匂いを嗅いだこともないのに。
…嗅ぐかおい浦沢…
追い込まれたアキラは、匂いを嗅ぐのを承知した。
しゃあしゃあとほざきやがったアキラに彼女はビンタをくれてやる。
アキラは彼女を放り出して逃げ去った。
彼女は階段に追い詰められた。
ゴーグルピンクでもドクターQでもいいから早く来てー!
まこと中山が来たが、玉三郎は一瞥しただけで彼女に迫る。
まこは玉三郎にすがりつき、振り解かれても叫び続ける。
うるさいなぁもう!
ネムリンが東屋の上に止まっていた。
玉三郎の醜態を見届けたネムリンは辺りを見回す。
テニスコートにホース発見。
ネムリンは角笛を吹く。
ホースはフェンスを飛び越え、玉三郎に襲い掛かる。
ぐるぐる巻きにして、門の梁に放り投げる。
そして、頭冷やせの放水開始。
彼女と中山も気絶しちゃったし、まこだけ正気で取り残される。
j一仕事終えたネムリンは立ち去ろうとする。
が、ふと忘れ物を思い出す。
夢の中で取り上げた写真を投げる。
まこは拾い上げる。
ネムリンは角笛を吹き、写真を走馬灯の缶詰に収める。
思い出は大切にな…。

さて、ママは相変わらず走り回っていた。
パパがバスから降りるなり、家まで一気に引きずっていく。
ダイニングを一瞥したパパは二度見してびっくり。
ネムリン一行がまことお食事中でしたとさ。

空間の詳細
2人とも空間発動。
まこは冒頭の夢シーンで、写真を追って階段を駆け下りる時に、逆さ撮りアングルで白いものがちらちら現れる。仮設階段のフェンスが邪魔でちょっと見づらいのが難点。
彼女は襲撃シーンで、階段にもたれかかって後ずさりする瞬間に太ももが開き、白い三角形が見える。

イメージ 2
あるじのその他の分布地
メインは言うまでもなくジェットマンの良心ブルースワロー・早坂アコ。2001年のガオレンジャーゲストを最後に引退みたい。ネムリンからターボゲストまでの子役期間の特撮出演もなさそう。
一方のゲストは、過去にいくつか特撮出演歴がある。
・大戦隊ゴーグルファイブ#45「二人のブラック!」(1982年)
・兄弟拳バイクロッサー#27「善人になったドン」(1985年)