空間のあるじ
こひつじ幼稚園の児童(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(戸木啓八監督/雪室俊一脚本)
さて前回のあらすじ。
ロックに誘拐された別府博士の救出に失敗し、トッペイは囚われた。
トッペイ自身はチッペイたちに救出され、別府博士は別の隠れ家に移された。
さて、兄弟のお母様は近くの幼稚園に保母として就職するらしいのだが…
幼稚園は先生、保母さんは保育園…と一般常識で突っ込んでしまおう。
そのこひつじ幼稚園で事件は起きた。

スクールバスを尾行する車に気づかないまま、バスは巡回する。
待ち合わせの場所に停車したが、園児は1人しか待っていなかった。
バス送迎担当のお母様は困惑し、公衆電話からバンさんに電話する。
バンさんは集団欠席と言われても、流感しか思いつかない。
バンパイヤと原人の取材に追われるバンさんには管轄外と決め付ける。
が、尾行に気づいたお母様の絶句にようやく異変を察知する。
ロックはにやりと笑うや、車をターンさせて去ってしまった。
ロックとあっては行かねばなるまい、バンさんは出動した。
幼稚園で落ち合ったバンさんはお母様から事情を聞く。
家庭訪問しても、どの家も玄関口で門前払いだった。
まだ先生に権威があった昭和40年代、先生を門前払いなんてあり得ない。
何かロックの差し金があったようにお母様は感じる。
バンさんは欠席理由を探るために、トッペイとチッペイに頼ることにした。

その夜、トッペイとチッペイはバンさんに送られて、園児の家にやって来る。
裏で狼に変身し、塀を飛び越えて進入開始。
ちっこい番犬の相手をチッペイがしている隙に、トッペイは子供部屋に一っとび。
覗き込むと、園児の男の子は髯を生やして原人化していた。
ロックがマッドPAを飲まされたに違いない。
親が隠したがるのもむべなるかな。
しかし、その手口はどうしたものか…。
ミカやルリ子は、ロックが正攻法を放棄し、脅迫に打って出るものと予想する。
トッペイは怒りを覚えるが、チッペイはヒューマンSの効果を信じる。
子供たちに飲ませれば回復間違いなしだ。
しかし、トッペイは裏の手がロックにあるように感じる。
トッペイは別府博士を案じて走り出す。
隠れ家で話を聞いた博士は驚愕する。
抵抗力の弱い子供にヒューマンSを投与するのは危険だ。
お母様の臨床例でも、かなりの苦痛を味わっている。。。子供には耐えられない。
現段階では、15歳未満の投与は躊躇する。
ロックの高笑いが聞こえるような気がして、トッペイは打ち震える。
実際、ロックは哄笑しつつ、送信機の準備を進める。
別府研究所でブザーが鳴る。
一斉に探すうちに、バンさんの背広を聞き当てた。
脱ぎ捨てた背広のポケットから受信機が現れた。
ロックはマッドPA1000人分をちらつかせ、服従を強いる。
明日正午、城ヶ島の船着場で条件をトッペイと交渉するそうな。
トッペイを抹殺するための罠だろう。
ルリ子は通信をなかったことにしようとした。
チッペイも賛同する。
しかし、トッペイは扉の向こうでもみ消し交渉を聞き取っていた。
交渉成立、のタイミングを見計らって、トッペイは帰ってきた。
心配には感謝するが、トッペイは出動を宣言する。
バンパイヤのために、罪のない子供たちが苦しむのを黙っていられない。
トッペイは後のことをチッペイに託す。

城ヶ島…
バンさん・チッペイ・ルリ子の見張りを背にしながら、トッペイは桟橋でロックを待つ。
しかし、ロックは迎えのボートを寄こし、油壺のマリーナへ送る。
バンさんたちは陸路で油壺に先回り。
しかし、到着した油壺にロックの姿もないし、ボートも来ない。
ボートは逆に沖へ向かっていた。
トッペイが気づいた時はすでに遅し、迎えは銃を突きつける。
ロックは隠れ家の洞窟で待ち受けていた。
上陸したトッペイは原人たちに引っ立てられる。
そんな折、チッペイは手漕ぎボートであんちゃんの匂いを追っていた。
そういえば、水谷さんの主演作に「あんちゃん」てありましたね…。
さて、連れ込まれたトッペイをロックは殺すことを予告する。
マッドPAを子供に投与しない約束は取り付けた。
ただし、代わりにトッペイに投与する。
投与すれば、トッペイは狼の姿のままになる。
人を殺せば殺人罪、狼を殺しても罪にならない。
トッペイは暴れるが、変身してない青年の姿では常人の力しかない。
押さえ込まれて抵抗もそれまで。
トッペイは人間として生きて行きたい。
ロックは人間と獣の合いの子をあざ笑い、注射を打つ。
ぐったり倒れたトッペイは、いつもの変身バンクで狼に変わっていく。
お前はその姿で死んでいくんだ。
トッペイは狼になってしまった。
そんな折、チッペイの侵入を告げる乱闘の騒音が通信機から漏れる。
ロックは原人を連れてチッペイを探す。
追っ手の原人をまいてチッペイは侵入する。
地下室へ降りていくところで、次の原人と鉢合わせ。
チッペイは狼に変身して原人の足をくぐる。
狼嫌いの原人に襲い掛かって追い散らす。
チッペイは一気にトッペイの元に到達した。
脱出を促している隙に、扉が閉じられた。
チッペイの力では開かない。
格子ごしに、ロックが自動ドアの特性を誇る。
外からは開くが中からは開かない扉だとさ。
ロックは餓死を期待しながら格子から立ち去った。
…つまり、抹殺せずに脱出の機会をくれるってことですね。
チッペイは脱出の方法を探る。
通信機の回線を付け替えて、ボタンをいろいろ押してみる。
開いたし…
チッペイはトッペイを先導して脱出する。
堂々と洞窟から脱出。
発見した下っ端たちは、1人と1匹を追って発砲する。
当たりませんよ。
チッペイは手漕ぎボートに到達し、トッペイを乗せて漕ぎ出す。
沖の小船に総員発砲。
当たりませんって言ってるだろ。
ロックは地団太を踏む。

博士は担がれてきたトッペイを前に悩んでいた。
ヒューマンSの改良は進んでいないが、トッペイが人間に戻れない以上、投与したい。
博士は意を決してヒューマンSを投与した。
トッペイは水谷さんに戻り、目を覚ました。
苦悶することなく、すんなりと覚醒できた。
もしかすると、無意識状態での投与なら拒否反応が抑制できるかもしれない。
博士は子供たちに投与する決意を固める。
成功!
こひつじ幼稚園は平常運転に戻った。
お母様は安心して先生に戻り、ミカもオルガン弾きに来た。
トッペイの手柄を挙げるバンさんだが、トッペイはチッペイに譲る。
調子付くチッペイとじゃれているところに、保護者が尋ねてくる。
博士にお礼を、とのことで、トッペイが同行を買って出る。
トッペイは保護者の車に乗って道案内となった
…のだが、あらぬ方に曲がっていった。
驚くトッペイの前で、振り返った保護者は変装を解く。
ロック自らご案内だ。
トッペイの両脇に控えたほかの保護者も、正体は原人だった。
ヒューマンSを投与したトッペイに変身能力はすでにない。
さあどうするトッペイ?

空間の詳細
事件解決後シーンで空間発動。幼稚園のお遊戯中、ミカのオルガンを囲んで回る子供たちの中で、ワンピースの子が白いもこもこを丸出しにしている。バンザイしただけでサイドまで出現するほどのワカメちゃん状態。

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あるじのその他の分布地
毎度のことながら、エキストラじゃな。。。