空間のあるじ
遊園地の客(演・Uncredit)
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おおざっぱでもないあらすじ(船床定男監督/内山順一朗脚本)
ここは二子玉川園。
うおお東急のステンレス電車だぁと感激してると、引き画面は鬼のようなスポンサーの広告が。
同年代のよみうりランドや70年代の向ヶ丘遊園より小ぢんまりした感じがするなぁ…。
あと、客層の年齢が低いような気がする…。
まあいいや、そんな賑やかな二子玉川園…の幼児カップルを盗撮するのは…
やっぱりゴア。
ゴアはモニターを下っ端に見せつける。
これが地球人が有り難がる「平和」という奴で、それをぶっ壊してこそ地球支配が成就できる。
そこで、情け容赦なく徹底的に破壊し、あらゆる平和を人類から奪うべく命令を下す。
という説明中に、バルザス担当の下っ端が準備完了を報告する。
ゴアはバルザスを平和の破壊に差し向ける。
ということで、不意に二子玉川園の観覧車が浮き上がった。
怪獣バルザスは、観覧車を片手にして実体を現す。
バルザスは観覧車を振り回し、支柱を踏み潰して二子玉川園の破壊を始める。
バルザスに追い散らされた客達は、先を争って二子玉川園を飛び出した。
大パニックの様子はさっそくスクランブルに通報された。
NPIの窓越しに騒ぎを見下ろしていたパパと木田は心配する。
パパが危惧したとおり、ゴア絡みの大騒動だった。
バルザスは徹底的に二子玉川園にとどまって破壊活動を続けていた。
踏み潰し、投げ飛ばし、捻り抜く。
到着したスクランブルとNPIは二子劇場前に車列を構築する。
車列を目視したバルザスは、抜き取ったばかりの回旋塔を放り捨てて背中を向ける。
追いかけようとするスクランブルの出端をくじくゴア円盤からの銃撃。
そしてゴア恒例の皮算用演説が始まる。
追ってもバルザスは捕まらない、幻の怪獣だ。
一同が困惑しているところに、マグマ大使への伝言と最後っ屁の銃撃を残して消えていった。
「幻の怪獣」とは…木田はその意味を気にする。
極めて貴重な希少怪獣とも、実体を持たない妄想怪獣とも、姿の見えない透明怪獣とも…
ニホンゴムズカシイヨ…
…透明怪獣みたいです…不意に多摩方面のバイパスにバルザスは現れた。
昭和演出の輪転機に続いて、多摩地区一帯のバルザス被害が徐々に明らかになる。
奥多摩の発電所が破壊され、停電間違いなしだ。
スクランブルと同一行動を取っている民間人なのに、パパは後手後手の対応を憤る。
姿を捉えることはできなくても、行動範囲の絞り込みはできそうな気がするのに。
…東京都下全域でしょ?
パパはこうして連日イライラを募らせていた。

村上家。
発電所襲撃のニュースは輪転機より先にパパからマモルへの電話で知らされた。
マモルは笛を吹く…ぴーひょろろりー!
飛び出そうとするガムをアース様は呼び止める。
というか、アフレコが二宮くんじゃなくて野沢雅子なのが気になります。
アース様もバルザスの正体を掴めずに困っていたので、ガムに情報収集を言付ける。
それじゃあガム出動です、かしゅかしゅかしゅ!
到着したガムはマモルを乗せ、偵察に出撃した。
発電所付近の山間を低空飛行で探ってみる。
マモルは右舷の山肌に異常を発見する。
着陸・かしゅかしゅかしゅ!
いざ降りてみると、異常は見つけにくい。
1人+1体は山の奥を探ってみる。
山肌に思いっきり怪獣の足跡が残っていた。
バルザスの足跡と見て、先へと追いかける。
ところが、足跡は途切れ、バルザスの姿はどこにもなかった。
さらに当てずっぽうで奥に向かったが、完全に見失った。
判明したのは、付近にバルザスが潜伏していることだけだ。
とりあえずスクランブルに通報しようと思い立ったところで咆哮が響いた。
姿は見えないが、彷徨と足音に地鳴りが迫ってくる。
マモルはガムを促して身を潜める。
姿は見えないのに、足跡が生まれていく。
マグマ大使!・ぴーひょろろりー・ぴーひょろろりー・ぴーひょろろりー!
マグマ大使、即出動。
かしんかしんかしん!
マモルとガムは現場に案内する。
相変わらず、足跡だけが新しく生まれていく。
その足跡が180度展開した。
マグマ大使はマモルとガムを下がらせる。
バルザス実体化!
…ぶっちゃけ、一つ目なのにかわいいんですけどバルザス。
マグマ大使は熱線砲で先制する。
手ごたえなく、バルザスを透過してしまった。
バルザスは再び透明化する。
マグマ大使は駆け寄って探るが、透明化したバルザスは触れることもできない。
やがてゴア円盤が接近し、高笑い。
諦めて地球から手を引け…とゴアは強気に出る。
するとマグマ大使は笑い飛ばす。
「姿を消して荒らし回ることを、地球では『コソ泥』と言う」
ゴアの落ちぶれっぷりをこんこんと言い聞かせると、ゴアは地団太を踏む。
腹立ち紛れのビームに、マグマ大使は腹ミサイルで応じる。
あっさりゴア円盤は逃げ去っていった。
ペアルックの2人の無事を確認し、マグマ大使はとりあえず安堵する。
バルザスは必ずマグマ大使が倒す、と自ら決意するのだった。

マモルとガムはNPIを訪ねる。
消える怪獣では侵入も離脱も自由自在、スクランブルの警戒網も無駄だ。
足跡だけが残るというのが突破口にならないかとパパは考える。
ならばスクランブルに入れ知恵を、と海老名隊長に連絡しようとした。
スクランブルの方が一歩早くNPIに情報提供した。
どんだけ癒着してるんでしょうスクランブルとNPI。
あの上野動物園にバルザス出現!
パパは木田とマモル達を送り出した。
スクランブルも正門前に車列を築く。
気配はすれど音はなし…二手に分かれて園内を捜索することにした。
なのに、木田が海老名隊長に提供したのは「足跡注意」のあいまい情報だけ。
園内を走り回っても、その足跡すら見つからない。
象エリア前で困惑していると、バルザスの咆哮が聞こえてきた。
相変わらず姿は見えないが、声を頼りに捜索する。
あっちこっち園内を振り回されるうちに、庭に足跡が見つかった。
足跡を追うと、茂みの奥に消えている。
意を決して探ってみると…やっぱり足跡は途切れていた。
逃げられた…木田は悔しがる。
その後、ガムが帰還したマグマ基地…。
アース様はバルザスの正体を探り当てた。
動物と植物との間に生まれた混血の植物怪獣だ。
普段は一つ目の動物形態だが、地中からの栄養補給時に植物形態に変身する。
しかも、大木にも花にも、植物形態はどんな姿にも擬態できる。
ガム達が振り切られた時も、バルザスは大木に擬態してやり過ごしていたのだ。
これで謎の大半は解けたのだが、もう一つの謎に翻弄されるマグマ大使はさらに問う。
なぜ姿を消せるのか。
アース様はX線装置をゴアが仕込んだと考える。
よく分からない説明だが、消える原理はマグマ大使も納得したようだ。
ガムは連日の哨戒を志願する。
しかし、マグマ大使は釘を刺す。
功名心に囚われず、発見しだい即通報することを約束させる。
よろしい、ならば出撃だ。

そんなえわけで、廃墟と化した二子玉川園…。
いきなり初代コメットさんのマーガレットチョコ特大広告にのけ反りつつ事情説明。
マモルは捜索の起点として二子玉川園を選んだ。
今さら見るべきこともない廃墟にガムは興味を失っている。
だが、ゴアの目的が平和を蹂躙することだと感づいたマモルは、敢えて選ぶ。
遊園地に動物園、繁華街に学校…地球人の笑顔が生まれるところを踏み躙る気だ。
さすがに本物は潰せないので、二子玉川園もどきの廃墟ジオラマをマモルは見つめる。
冒頭のわいわいシーンを再び流す。
果たして二子玉川園に戻ってくるのか…
円谷さんのおかげで実際は聖地になりますけどね。
マモルがしんみりした沈黙を破って、バルザスの咆哮が響く。
ガーナミルクチョコ看板の脇に身を潜めた2人の前を足跡が横切る。
2人は足跡を追いかけた。
廃墟に分け入ったバルザスは、観覧車跡地の辺りで気配を消した。
足跡の先には、これ見よがしな花一本。
ガムはお父さんの言いつけをあっさり破り、ミニ熱線砲で先制した。
摂食の邪魔をされたバルザスは、とことん不機嫌な様子で巨大化した。
マグマ大使!・ぴーひょろろりー・ぴーひょろろりー・ぴーひょろろりー!
火山島から二子玉川園までの移動時間、マモルとガムは元観覧車に身を潜める。
バルザスは踏み残した二子玉川園を完全に踏み潰そうとしていた。
金のロケット到着。
バルザスの手が届かない距離を旋回しながら、熱線砲を叩き込む。
今回は手ごたえあり、熱線はバルザスの表皮にヒットする。
かしんかしんかしん! マグマ大使は格闘戦に臨む。
しかし、バルザスは透明化してマグマ大使の視界から消える。
そして、予想外の場所で実体化してマグマ大使を押さえ込む。
振りほどいて対峙するマグマ大使だが…
X線装置を駆使してマグマ大使を翻弄するバルザスに対抗する手は何だろう?
次回に続く!

空間の詳細
バルザス出現シーンで空間発動。園内の全員がバルザスを見上げるカットで、ざますチックなママが抱え上げるので、ワンピースがたくし上がって中の白いものが丸出しになる。かなり古式ゆかしい白いものだなぁ…。

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あるじのその他の分布地
いつものことながら、エキストラじゃな。。。