空間のあるじ
大山みどり(演・佐久間真由美)
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おおざっぱでもないあらすじ(畠山豊彦監督/島田真之脚本)
さあて劇中でも熱帯夜ですよ。
大山家では寝苦しさに目覚めてしまう。
みどりが温度計を見てみると、リビングの室温40度なり。
…熱中症ですよこれ。
なんぼなんでも暑すぎる…パパさんもママさんも起きてきた。
この原因は…ロボコンだろか、ロボコンだった。
おやすみタイマーをオフにして起こしたいが、触るのもあっちい。
悪戦苦闘しながらエプロン開けて、タイマーオフ。
目覚めたロボコンは小言を聞いて掌握した。
放熱装置が自動的にオンになっちゃったようで…。
お前は助かっても周りが迷惑な機能だよ。
ぶつくさ言いつつ窓を開けると…おおお涼しいいい!
ということで、外で寝るよう進言するが、風邪引くのでおことわりだ!
相変わらず傍迷惑なからくりだこと。
窓は開けっ放しなので、快適な眠りは保障された
…のだが、ぴょんこしゃんしゃんな夜になり…ました。
泥棒がこっそり入ってきた。
パパさんの脚を踏んづけた。
寝ぼけて脚を押さえたパパさんに軽く詫びながら、泥棒は出て行った。
抜け出した頃にようやくパパさんは目覚めた。
泥棒と気づいて大騒ぎ、バット片手にリビングに出ると…
町田巡査とロボドロが待ち受けていた。
騒ぎでみんな起きてきた。
ロボドロがあっさりお縄になったかと思いきや、巡査がロボドロをけしかけていた。
防犯キャンペーンのぶっつけ本番抜き打ち防犯訓練だとさ。
違法なんだけどぐうの音も出ない。
戸締りは 心の鍵を まず閉めて すつれいしますた。

昼はスイカでリフレッシ…庭掃除やめい、埃が部屋に入る。
空気読まない一生懸命の庭掃除を止められ、ロボコンはパパさんににじり寄る。
あーっつう!
マココの幼稚園も夏休みだし、やることないロボコンにママさんは暇を言い渡す。
秋になったら帰ってくりゃいいし…追い出される方は食い下がる。
煙を噴いてさらにあっつう!
一方、ロボショーが散水しながら訪ねてきた。
水資源が逼迫してない50年代、打ち水のアイデアにパパさんは感心する。
ロボショーは照れながら退場した…誰かさんとは大違い…。
パパさんの嫌味に突っかかるロボコンだが、こいつ電子頭脳が単純ですから。
マココも何か奉仕しないと追い出されると進言する。
困りきったロボコンは、上空を飛ぶヘリに気づいてアイデアを思いつく。
ロボコンは強気の発言で居座り宣言。
プロペラスタンバイ。
あーね、扇風機か、とはじめは気づく。
三兄弟は絶賛だが、パパさんママさんは反応薄い。
煽られたロボコンはパワーアップ
…調整なしで。
パパさんも吹っ飛ぶハリケーン発生です。
パニックに気づいたロボコンが振り返ると…ロボコン自身が風圧で部屋に押し込まれる。
あーあやっぱり止まらない止まらない。
大山邸の壁に突っ込んでは抜け出して突っ込んでは抜け出して…。
玄関にはまり込んだロボコンに煽られて、大山家のリビングはトルネード。
とうとう障子もろとも大山家の皆さんは庭に放り出された。
はい河原者決定。
秋までホームレスとあってロボコンはしょぼくれる。
だが、涼しくなる方法を考えつけば、戻れるかもしれないとマココは考える。
何か希望が沸いてきた。
三兄弟が去ったところで、前向きに考える。
寒くはないし、蚊なんかロボットに関係ないし…
…Gいてます。
屋外でも掘っ立て小屋叩き潰して大パニック。
助けを呼んだら、よりによってロボペチャが駆けてきた。
おチューでG串刺し、なおかつGをぱくぱく…。
この女医療現場に出せません、ちゅかGより怖いもの誕生…。
それでも落ち着いたところで、ロボペチャに相談する。
ロボペチャは仇討ちを兼ねて「涼しくする」方法を実行に移す。
夕食中の大山家に聞こえてくる「うらめしや~」
出前は頼んでないけど…「おばけのうらめしや~」
唖然としながらパパさんが窓を開くと、庭に黒装束が鎮座していた。
丑三つ時ならいざ知らず、宵の口に可愛いのが来てもね。
ぜんぜん怖くないとパパさんに駄目出しされ、ロボペチャはがっかりしつつシーツを取る。
こわーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!
予想通りの展開にキレたロボペチャはパパさんにおチューを向ける。
止めに入ったロボコンに八つ当たりのおチュー。
どーしてこーなるの!?
悶絶しながらCMへ。

ロボコンはロビンちゃんを訪ねる。
夏を涼しく過ごすアイデアを聞くが、セレブなロビンちゃんは避暑地と即答。
ゆかり先生と軽井沢に行くので、誘われたもののぐっと我慢で見送る。
パパさんの稼ぎじゃ別荘なんて…。
そんなわけで、今度はロボメカを訪ねる。
ロボコンに循環式冷却回路を仕込めば、ロボコンは大山家に不可欠な存在になる。
ということで…仕込んだ。
水道ホースを直結して、水冷式エアコンになるのかな…。
半信半疑の半笑いのパパさんを前に、ロボメカを信じるロボコンの試運転開始。
腕を回して発電運動するうちに、期待通りの冷風が噴き出して来た。
でも、あっちこっちから水漏れするし…
パパさんもどうせオーバーヒートするものと期待度ゼロ。
パパさんのおんぼろ車と一緒にされてたまるかっての!
オーバーヒートしたら大山家追放、ロボコンは煙を噴いて張り切る。
ほらほら、実働時間1分超えたぞ…
劇中ではいよいよ就寝時間。
パパさん以外は安眠に期待するが、パパさんはさらにロボコンを煽り立てる。
オーバーヒートしてたまるかあロボコンロボコンロボコンロボコン
霜まみれになりながら腕を振るロボコンであったが…
エプロンから氷がこぼれ落ちる。
ロボコンが急冷されて変調をきたすが、ロボ根性で乗り切れ…るのか?
大山家は寒さに震えて目覚めた。
壁には霜、天井にはつらら。
隣の部屋から氷の壁が迫ってくる。
ほらやっぱりロボコンの暴走ですよ。
停止を命じても、ロボコンの意思では止まらない。
氷はリビングと寝室を埋め尽くす。
大山家は総出で氷を叩き割るが、きりがないし寒い。
冬の厚着で作業続行・・・氷の発生が早い。
ママさんは窓を開けて溶かすしかないと考える。
パパさんはストーブも動員しようとする。
そんなわけで…夜回り中の町田巡査は、夏の我慢大会中の大山家に踏み込んだ。
唖然呆然の別世界に巡査はあんぐり。
ふるさとの冬景色を思い出した巡査は、パパさんママさんそっちのけで思い出話。
いやだから氷割るの手伝ってくれっての!
思い出話の腰を折られた巡査、何の関連もなく一杯の水を所望する。
ホースを抜いてコップ一杯…
たまたま、うん…たまたま氷の元がカットされて、大山家の氷は成長を止めた。
その夜の床上だけ浸水のことは考えたくないなあ…。

さて採点。
ロボショーは言うまでもなく100点の大絶賛+ハートマーク。
それに続くのはろ~ぼこんは大張り切りで採点票を渡す。
ろ~ぼこん0点。
過ぎたるは及ばざるが如し…よーく噛み締めよ。
…はい。
その夜の大山家、氷の柱を扇ぐロボコンがおりました。
原始的だけど、いちばんいい涼の取り方です。
夏を快適にお過ごしくださいね。


空間の詳細
プロペラ暴走シーンで空間発動。止まんなくなったプロペラの暴風に煽られて、スカートが捲れ上がって前の部分が丸見えになる。画面右隅でちょっと見づらいかも。

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あるじのその他の分布地
仮面ライダー#32「人喰い花ドクダリアン」(1971年)
・好き! すき!! 魔女先生#14「アンドロ仮面登場」(1972年)
・キカイダー01#4「怪奇! 幽霊ロボット消滅」(1973年)
・がんばれロボコン レギュラー・大山みどり(1974~76年)
・アクマイザー3#33「なぜだ!? ザビタン釜ゆで」(1976年)
・ぐるぐるメダマン レギュラー・高坂マミ(1976~77年)
・怪傑ズバット#5「花売り少女と白い粉」(1977年)
一般ドラマファンには、1960~80年代の「ケンちゃんシリーズ」中盤のトコちゃん役として、特撮ファンにはズバットの超高高度クレーン吊り(ズバット以前に01でも吊られていた)で有名な彼女。ロボコンでは続々と白いもの発動中。