空間のあるじ
大神ナナ(演・滝波邦子)
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おおざっぱでもないあらすじ(山田稔監督/土筆勉脚本)
サタンの下っ端どもが円卓を囲んで乾杯する。
ドクターサタンいわく、サタン帝国の繁栄を祈る祝杯らしい。
そしてバラキュラーを召還する。
バラキュラーいわく、実験段階を終了して計画通り進んでいるそうな。
バラの毒で人間を溶かす計画だとか…。
日本占領も時間の問題と豪語するが、サタン帝国は確か時間切れではなかったかな?
そんなわけで、ガード下でたいやきくんの酔いどれ親父2名。
そこに赤いガスを吐きながら、バラの花が飛んでくる。
ぼんやりバラを眺めていた2人だが、やがて呻きながら服を残して泡になった。
陰で観察していたバラキュラーはほくそ笑む。
明けて新宿の工事現場、弁当中の土方の弁当箱にバラの花が降ってくる。
箸でつまみ落とすと、赤いガスを放つ。
土方も泡になってしまった。
私の恐ろしさを思い知ったか、ひょ~
女怪人の第一人者沼波さんの恐ろしさは重々承知ですよ、ぱぱぱぱー!

影夫と鈴子も工事現場に向かった。
屯田警部は証拠がありすぎて困っている。
本人の溶けた泡を除くと遺留品だらけだ。
影夫は場違いなバラを気にする。
鈴子に差し出すその奥の高架に、バラの花束を籠に入れた女が一人。
一方、フィッシングショップでは、千秋がバラを生けていた。
客が千秋にヘラ針を注文している隙に、バラはガスを噴いて客を襲った。
帰ってきた影夫と鈴子にタケシは、千秋の悲鳴を聞いて飛び込む。
怯える千秋はかろうじてバラの仕業を告げる。
影夫が入手経路を問うと、町でバラ園の宣伝と称した女にもらったという。
千秋の案内で町に出ると、女はまだバラを配っていた。
影夫たちの接近を察した女はほくそえむ。
バラを見せるよう影夫が頼むと、女はあっさり差し出す。
きれいなバラには棘がありますから…と。
女はローズパークを案内する。
温室に招かれた影夫と鈴子は温室に踏み込むが、観葉植物だらけ。
女は温室の扉を閉めて2人を閉じ込める。
影夫は植木鉢をガラス扉に投げつけるが、ガラスは割れなかった。
女はあざ笑いながらバラキュラーに戻る。
毒バラ花粉、死ねー!
観葉植物に隠れていた毒バラが姿を現す。
2人はガスに巻かれながら、影よ行け!

一気に温室を飛び出して名乗りの儀。
そして戦闘開始。
下っ端をじゃんじゃんばりばりなぎ倒す。
バラキュラーはバラを投げてカゲスターを襲う。
ガスに巻かれたカゲスターは頭を抱える。
続いてベルスターにも…フルフェイスのカゲスターにこの効能だからな…。
2人は影車輪でガスをバラキュラーに吹き返す。
バラキュラーはバラ手裏剣で反撃する。
カゲスターはかわし損ねて左足にざっくり刺さる。
抜いたものの、痺れ薬が仕込まれていた。
バラキュラーたちは次の作戦に向かって走り去った。
片膝を突いて動けないカゲスターは、ベルスターに追撃を頼む。
ベルカー召還、ベルスターが去ったところでカゲスターは力尽きた。
一方のベルスターだが、バラキュラーたちを見失っていた。
下車して警戒するが、足元の池から伸びる手に気づかなかった。
水中から下っ端はベルスターを引きずり込む。
2対1の水中戦…脱出できるか?
タケシたちが倒れ付した影夫に気づいた頃、ベルスターは…駄目だった。
ベッドに拘束された鈴子はバラキュラー直々のレクチャーを受ける。
水槽に沈めた人工頭脳で洗脳し、カゲスターと戦わせる計画だとか。
鈴子は強気で反発する。
バラキュラーは大神博士を呼び込んだ。
2年前に行方不明になった脳医学者であることを鈴子は知っていた。
博士はバラキュラーの命じるままに、鈴子のヘアバンドに電極を当てる。
CM後…さて病院で影夫は臥せっていた。
鈴子の洗脳が始まった。
これでサタン帝国の戦士になると、バラキュラーは皮算用。
鈴子は耐えるが、洗脳はじわじわ効いてくる。
影夫も、鈴子の帰りが遅いことから、鈴子の身を案じる。
影夫はベッドから這い出したが、ふらふらだ。
それでも、影よ行け!
カゲローカー召還、ベルスターを探す。
さっそくいつもの原野で発破を食らう。
下車して崖を見上げると、連中はベルスターを連れ出す。
バラキュラーは洗脳完了をばらし、ベルスターをけしかける。
動揺するカゲスターお構いなしに、ベルスターは飛び降りて攻めかかる。
…BGM悲しすぎます…。
ベルスターのチョークを振りほどき、カゲスターは訴えかける。
影車輪をかわし合い、手刀を打ち合う。
戦意ゼロのカゲスターは影車輪に吹っ飛ばされる。
ベルスターは嵩にかかって攻め立て、カゲスターは受け止めながら訴える。
勝ち誇るバラキュラーだが、少なくとも片方は相方を憎んでないぞ。
ここで大神博士は任務完了・人質ナナ返還を要求する。
バラキュラーは博士を小突き、あざ笑う。
一生こき使う気満々のバラキュラーの言い草に、やっと博士は目覚める。
下っ端を振りほどき、バラキュラーに踊りかかる。
もちろん、一発で打ち倒された。
ベルスターの攻撃をことごとく受け、カゲスターは反撃しない。
腕を取って引き剥がすと、ベルスターはスターシュートを構える。
カゲスターの制止を聞かず、ベルスターはスターシュートを投げる。
カゲスターはひたすらかわし続ける。
ベルスターは倒せない、しかし、自分が危ない。
後ずさりするカゲスターを見下ろしながら、バラキュラーはけしかける。
下っ端たちもベルスターを応援する。
ここで、突っ伏したままの博士はようやく脱出を試みた。
バトルに気を取られている隙に、ノーマークの博士は駆け去った。
そのままナナの牢獄に向かう。
牢番は居眠りこいていた。
博士は一発で牢番を打ち倒した。
鍵を奪って開錠、ナナを救出した。
その足で洗脳ルームへ向かう。
装置を破壊すれば、ベルスターの洗脳は解ける。
残念、装置に触れる寸前、バラキュラーが戻ってきた。
裏切り者は死ねー!
だが、博士は人工頭脳をつかみ上げて叩きつけた。
爆破煙にまぎれて脱出を図る。
これで、カゲスターに馬乗りで攻め立てていたベルスターは頭を抱えた。
一方、博士親子の逃走も外に飛び出したところで終わった。
バラキュラーはバラを構える。
さあ投「スターシュート!」
「誰だ」ってあなた、立花さんと早川さんの声じゃん。
すすき原をかき分けて、カゲスターとベルスターが現れた。
仲良く並んで名乗りの儀!
それじゃあ戦闘開始。
下っ端に戦闘を任せ、バラキュラーは博士に八つ当たり。
親子を連れ去る。
ベルスターがいち早く気づき、先回り。
バラキュラーはナナを抱き上げ、崖から突き落とそうとする。
ベルスターが止める間もなく、バラキュラーはあっさり投げ落とす。
気づいたカゲスターは「影よ伸びろ!」
承知承知~こらしょ…カゲロベエが片手でキャッチした。
これにて形勢逆転、カゲスターも一っ飛びで崖の上。
博士ほったらかしで突っかかる下っ端を蹴散らし、博士も救出。
バラキュラーが両手に手裏剣花を出してる隙にスターシュートで撃墜。
カゲスターとベルスターにはさまれて、バラキュラーぼっこぼこ。
ぶん投げて、カゲキック+ベルキック!
そんじゃあハイルサターン! 火柱すごっ!
ようやく博士はナナと再会できた。
これでサタンの世界から足を洗える。
カゲスターとベルスターは次の戦いに走り出した。

空間の詳細
いろんなシーンで空間発動。バラキュラーが投げ落とそうと姫抱っこしているシーン、カゲロベエがキャッチして救出したシーン、博士に再開して抱き上げられたシーン、どれも立派なもこもこが鑑賞できる…お顔さえ見なけりゃね、と常連さんには散々だけど。

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あるじのその他の分布地
・ザ・カゲスター#9「毒アゲハの大魔術作戦!」 (1976年)
・宇宙鉄人キョーダイン:陽子(1976-77年)
ほぼ陽子ちゃん役の情報ばかり流れてる。代役の伊藤つかさや尾崎ますみの方が有名なのは如何ともしがたい。