空間のあるじ
丘ルミ子(演・斉藤浩子)
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おおざっぱでもないあらすじ(折田至監督/辻真先脚本)
いつもの書割城を抜け出し、クモンデスはいきなり東西学園の屋上に現れた。
獲物を探して校庭を見下ろすと、竜夫と進がルミ子をからかっていた。
竜夫の言う「さいころ」とは…ルミ子の左のほっぺにでっかいほくろ。
なるほどね…1の目しか出ないさいころなわけだ。
ピロコさんにギャグメイクですか…モノクロ時代に顔半分爛れてましたけどね。
当然ながら、封印の丸ごとみかんが竜夫の口に転送される。
クモンデスはルミ子を利用しようと一計を案じることにした。
ルミ子を抱きしめて慰める月先生だが、クモンデスの怪しい気配は探れなかった。
ルミ子は当然ほくろを嫌っている。
美容室の鏡を覗き込んでいると、ルミ子に気づいた中の姐さん達はほくろをかわいいと微笑む。
だが、店の外のルミ子には、なぜガン見されて笑われるのか伝わらない。
不安になっていくところに妖しい白髪の男が現れる。
そのほくろがある限り笑い者、嫌ならついておいで…ふふふふふ…
ちょっと思案して、ルミ子は男の後を追う。
林の中にどんどん分け入って、妖しい洋館にたどり着く。
看板の「美容整形術」の文字に、ルミ子はホッとする。
いやその看板しゃれこうべ型じゃないですかピロコさん。
診療室はクモのマークにしゃれこうべが並んで不気味きわまりない。
普段のピロコさんならこの時点で「こわい」連発ですが…。
男が不意に振り返ると、左半分お岩さん+クモの巣メイク。
河童の三平以来懐かしいでしょ蜘蛛女ただれちゃん。
凍りつくルミ子に男は語りかける。
自分のお岩さんを除去するために美容整形の研究を積んでいる者だ…
大願成就は遠いが、ほくろを除去することなど造作もない…
ルミ子はわりと早々に頷いた。
手術はあっさり終わり、ほくろが消えたルミ子は軽やかに洋館を去っていく。
今夜が楽しみ…変身解除しながらクモンデスがほくそえむ。
その夜…
目覚めたルミ子が鏡を覗くと、左のほっぺはお岩さん化していた。
手術が原因なのは明らか、ルミ子は激しく落胆する。

翌朝目覚めたルミ子は、果敢に鏡を覗き込む。
お岩さんは消えていた…夢だったと安心する。
登校したルミ子は、消えたほくろを指摘した用務員さんにまんがトリオで報告する。
続いて旗野先生に絡んで見せつけるが、あの唐変木じゃ気づくわけがない。
不貞腐れていると、月先生はあっさり指摘する。
ルミ子はあっさりと気味の悪い医者の手術を明かした。
月先生はその医者とやらにただならぬ気配を感じる。
ごきげんで教室一番乗りのルミ子だが、教卓から例の医者が現れる。
お岩さん化は夢ではない、治す手立てはただ一つ
…友達に移せ、できるだけたくさん、ほっぺに触れさせるだけでいい…ふはははは!
人の気配に気づいた医者クモンデスは消える。
教室に飛び込んできたのは、竜夫と進だった。
ルミ子のほくろが消えたのはすぐに察した。
化粧で塗り固めたと2人は考えるが、ルミ子は…医者の言葉を思い出す。
あっさり「触ってごらんなさい」
さんざんからかってくれた2人に情けは無用。
ほっぺに触れてほくろの消滅を確認した。
ところが、続けて登校してきたハルコは、ルミ子が無言のうちにほっぺに触れてしまった。
その頃、月先生は校庭で妖気を察した。
医者クモンデスがこれ見よがしにニアミスする。
テレポートして回りこんだ月先生をあざ笑いながら、医者クモンデスはすり抜けていった。
これがルミ子の医者だと月先生は判断する。
帰りの挨拶直後、月先生はルミ子に学校で医者に会ったか訪ねる。
不自然な否認ぶりに、月先生はルミ子に異変があったことを確信する。
その夜、月先生はバルを丘家に送って監視した。
やっぱり目覚めたルミ子は、成長したお岩さんに触れて悲鳴を上げる。
バルの通報を受け、月先生はアンドロ仮面・ロー!
アンドロ仮面が丘家に向かう間にも、ルミ子のほっぺに触れた3つの手もお岩さん化する。
なのに、アンドロ仮面が到着した頃、ルミ子の顔に異変がないことは両親が確認した。
ルミ子が寝ぼけるたびに飛んで来いってこと…アンドロ仮面はバルに呆れる。

騒ぎが大きくなり、ルミ子は当事者に平謝り。
こんな時にからっとしてるのが竜夫らしいところ、真の下手人は医者なんだから。
3人は医者を責め立てようと決起した
…が、月先生には内緒だぞ…月先生はうまく煙に巻かれてしまった。
ということで、4人は洋館にやって来た。
薄気味悪さに外でごにょごにょしているうちに、医者は背後から現れた。
4人の痣は手術の副作用で、4人同時に再手術したら完治する…と医者は言う。
協議の結果、お岩さんはこりごりだし、タダで施術というし…
ハルコが先頭を切って手術に乗り気。
4人は洋館に誘われる…
が、CM明けの再手術は、拘束ベルトに目隠しと恐怖感を煽る。
いつものピロコさん並みにビビリ始めたところで、医者は変装を解く。
目隠しをはずした方がいっそう怖い…確かに。
クモンデスは悲鳴を上げるルミ子の首筋に牙を立てる。
クモンデスの毒を注入され、4人は毎日やってくることになっている。
…………
翌朝、登校中に旗野先生に肩を叩かれた進はばったり倒れた。
へなへな振りを叱る旗野先生だが、首の牙の跡に気づいてぎょっとする。
竜夫も通学路でふらついて、校長先生の車の前に飛び出して固まってしまう。
ルミ子とハルコは校庭で黙って体育座り、教頭先生の小言にも馬耳東風。
職員室では、旗野先生から進の異変が月先生に伝えられる。
が、アベックの薮蚊の虫刺されと考える旗野先生…ばかぁ…。
教頭先生が4人の無断早退を察して月先生をけしかける。
用務員さんに事情を聞いた月先生は、クモンデスに誘われていると確信した。
で、ついでに旗野先生もついて行こうとするのでした…。
クモンデスは月先生を誘い出すために、騒ぎを敢えて大きくした。
ルミ子に2日連続の吸血に及ぼうとした瞬間、本命が飛び込んできた。
クモンデスは糸を吐いて月先生を拘束する。
月先生はムーンライトパワーで糸を消す。
次の糸はリングもろとも指を拘束。
指輪が使えなければただの宇宙人。
月先生はバルを呼ぶ。
バルじゃなくて役立たずの方に声は届いた。
悲鳴を頼りに、旗野先生は洋館に乗り込む。
押さえ込まれた月先生危うし…。
クモンデスめがけてバットを振り振り、とどめの一撃を振り下ろす。
かわされて壁をジャストミート…びりびりの自滅で気絶した。
さて、この隙に月先生が糸から抜け出しているのはお約束どおり。
クモンデスは洋館を飛び出す。

中庭で月先生は待ち受けていた。
アンドロ仮面・ロー!!
それでは戦闘開始。
かなり一方的に攻め込まれ、クモンデスはテレポートでかわす。
サーベルを軸に首へ押し付けあう力比べは伯仲。
アンドロ仮面もテレポートして、背後からチョークを狙う。
首投げで間合を取ってから殴り合い、倒れたクモンデスがぼっこぼこ。
劣勢に立ったクモンデスは、洋館に逃げ込もうとする。
子供を楯にすれば、アンドロ仮面は手が出ない。
が、バルにはお見通しなのである、通せんぼなのである。
ツープラトン攻撃で弱ったクモンデスがテレポートして2階のデッキに逃げる。
アンドロ仮面は追いすがり、クモンデスを投げ落とす。
そしてマントブーメラン!
クモンデスは煙幕に紛れ、洋館は消え去った。

ルミ子のほっぺにほくろが戻ってきた。
ルミ子はもう気にしないことにする。
ひとまず月先生はホッとするが、クモンデスは次にどんな手を打ってくるだろうか…。

空間の詳細
2度発動する。下校シーンでランドセルを背負う瞬間、ワンピースがたくし上がって、白いもこもこが一瞬現れる。じっくり観察できるのは、教頭先生お小言シーン。ハルコと並んで体育座りでボーっとしているので、白い三角形が眺め放題。


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あるじのその他の分布地
・「河童の三平・妖怪大作戦」#6「蜘蛛女」(1968年)
・「超人バロム1」レギュラー・須崎久美江(1972年)空間発動
・「変身忍者嵐」#2「怪猿忍者!マシラ現わる」(1972年)
・ 「仮面ライダー」#55「ゴキブリ男!恐怖の細菌アドバルーン」(1972年)今回とは違う役 空間発動
・「仮面ライダー対ショッカー」大道寺珠美(1972年) 空間大発動
・ 「人造人間キカイダー」#4「悪魔のブルーバッファローが罠をはる」(1972年)空間発動
・「人造人間キカイダー」#29「カイメングリーンは三度蘇る」(1973年) 空間不発
・「キカイダー01」#14「怪談ギルの亡霊が地獄で呪う」(1973年) 空間発動
・「仮面ライダーV3」#31「呪いの大幹部キバ男爵出現」(1973年) 空間発動
・「イナズマン」#3「黒い死を呼ぶファントム地獄」(1973年) 空間不発
・「仮面ライダーX」#4「ゴッド恐怖の影」(1974年) 空間不発
・「猿の軍団」ヒロイン・ユリカ(1974~1975年)