空間のあるじ
手塚みどり(演・米沢史織)
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おおざっぱでもないあらすじ(大河原孝夫/大森一樹脚本)
巨大隕石が小笠原海溝に墜落してきた。
ということで、あの意志を持つ自然災害がまたまた覚醒してしまった。
台風の嵐の中、あの伊福部節に乗って暴君が歩みだす。
が、インファント島の崖も崩れ、虹色の希望の卵も地表に現れた。

それから1月…タイの廃寺でトレジャーハンティング中のハムの人藤戸。
ガネーシャ像をゲットしてにんまりしているところにトラップ発動…。
さんざんインディ気分を味わいながら脱出したが、出口であっさり逮捕された。
留置場に面会者が3人現れた。
土橋内閣保障室長・丸友観光の安東秘書・そして前妻の雅子。
土橋は隕石落下の影響を調べ、丸友がリゾート開発中の某島の調査を依頼する。
藤戸は雅子と安東とともにインファント島に向かう。
ここでもインディしながら、一晩足止めを食った滝の脇で洞窟を発見した。
奥には数万年級の壁画を発見する…対峙する一組の蛾の絵。
紋章の天窓から差し込む光に導かれ、遂に卵の傍に到達した。
思案する3人に正体をバラす小美人コスモスは花の陰から現れ、超古代文明を語る。
 12000年前、コスモスの国はモスラを崇め、高度の文明を誇っていた。
 驕って気候を操作するようになったコスモスに地球の天誅が下った。
 黒いモスラ・バトラが地球の意志で生み出され、コスモスは襲撃された。
 モスラはバトラを北極に封じたが、バトラも気候変動装置を破壊し、コスモスの大陸を沈めた。
何となく現代人類に似ているように雅子は感じる。
コスモスは隕石の落下によるバトラの覚醒を危惧していた。
その頃、東京では、日本海の海中を南下する光点を発見していた。
本命ゴジラなのか、大穴バトラなのか…。

さて、富士山麓のゴルフ場建設用地では、押し寄せる反対派を掻き分け、丸友の友兼社長が訪れた。
インファント島の開発が台風で頓挫し、富士の開発を急がせていた。
そんな友兼に情報を伝えた安東は、卵の運搬を厳命される。
安東は良心的に日本での良好な保存を提案するが、丸友の胡散臭さをよく知る雅子は皮肉る。
コスモスは信じて同伴することにした。
一方の東京では、光点の正体をバトラと断定した。
空自は小松からスクランブルをかける。
浮揚したバトラ幼虫は能登へ一直線にバタフライ…蛾だけど…。
ありったけのミサイルを叩き込んでも、バトラは全く動じない。
能登に上陸したバトラは地下を一直線に進み、名古屋で地表に現れた。
かつてゴジラがずっこけて潰した名古屋城、またもバトラに粉砕される。
久屋大通りでぼくらの74が迎撃する。
テレビ塔の横でしこたま食らったバトラは初めて反撃を企てる。
指向性ゼロの電撃ビームが100m道路の幅員いっぱいをなぎ払う。
蹂躙されたぼくらの74に代わってメーサー3門つるべ打ち。
しかし、バトラはテレビ塔をへし折り、指向性ゼロの電撃ビームで市内を無差別砲撃。
最高潮のパニックをよそに、バトラは名古屋を放置して地中に消えた。

翌日…フィリピン沖の浮きドック目指して、何かが近づいてきた。
白波上げてのご挨拶は…あの白い熱線!
曳船のウィンチに取り付き、ドックを放棄しようとする藤戸と止める安東が乱闘を始めた。
乱闘を制した藤戸がウィンチを緩め、ドックは置き去りにされた。
ゴジラが到達する前に、モスラ幼虫は姿を現す。
熱線!…ドックに命中する寸前、モスラは海に飛び込んだ。
探しあぐねるゴジラの隙を突き、モスラは尻尾にかじりつく。
振り落とされたモスラは、ドックを楯に熱線を避ける。
そして恒例の綿飴~完成前に熱線で弾き飛ばす。
モスラは海中から飛び出し、腹に食いつく。
ようやくゴジラがふるい落とした頃、バトラが乱入してきた。
バタフライで突っ込んだバトラがモスラを弾き飛ばす。
指向性ゼロの電撃ビームはドックとゴジラを襲う。
ぶち切れたゴジラの熱線はドックを撃沈する。
モスラそっちのけで、バトラはゴジラに突っかかる。
水中で熱線とビームが交錯する中、モスラはインファント島を目指す。
任務失敗…へこむ安東をどやしつけ、藤戸は脱出を提案する。
案の定、ゴジラとバトラのバトルに誘発されて火山活動が始まった。
両者相打ちのまま地殻の中へ…。

マニラに退避した3人は一息つくが、翌朝目覚めると、安東とコスモスが消えていた。
友兼はコスモスをゲットし、丸友のイメージキャラクター作戦をもくろむ。
急遽帰国した元夫婦をみどりが迎えに来る。
母はしっかり迎えたが、合わす顔がない父はふらっと成田を去っていった。
雅子は環境計画局経由で丸友に抗議したが、丸友は所有権を主張する。
憮然としていると、地震が発生した。
隕石落下の影響を受け、富士山でも火山活動が活性化していた。
その頃、社長室に監禁されたコスモスはモスラ召還の儀式を始めた。
モスラは日本へ旅立つ。
モスラの来襲を前に、自衛隊は威嚇込みの阻止を計画する。
最良の手段はコスモスの解放なのだが、コスモスは社長室から消えていた。
友兼は環境計画局の仕業とみなして抗議してきたが…どうやら藤戸が盗んだようで…。
ということで、モスラの侵攻は止めようがなかった。
海自護衛艦隊と陸自ヘリ部隊の総攻撃にも耐えつつ、モスラは北上する。
雅子は三枝とともにコスモスを探す。
すでにモスラは上陸を果たし、藤戸の潜伏した赤坂へ直進する。
丸友ビルから惨状を見下ろし、安東は良心に苛まれる。
しかし、再開発のビジネスチャンスとみた友兼は快哉を叫ぶ。
一方、三枝に導かれて、雅子とみどりも赤坂のホテルに到着し、藤戸をすぐ発見した。
雅子は返還交渉を始めるが、藤戸は一山があきらめ切れない。
そうこうしているうちに、モスラはホテルを探り当てて突っ込んだ。
一撃の崩落が収まり、みどりはコスモスに訴えかける。
わが子にこう頼み込まれたら…藤戸は遂に折れる。
みどりはコスモスを手に乗せ、モスラに指し示す。
交渉成立…現場と環境計画局はモスラの退却に安堵する。
だが、陸自は後手後手の総攻撃。
最後の蠕動…議事堂の渡り廊下を突き破り、モスラは尖塔にのし上がる。
さあ復活の儀式だ。
しかし、富士山麓ではしゃれにならない異変を検知した。
30分以内に富士山麓から退避!
そうと知らない議事堂前では、藤戸たちの目前で静かな時間が流れていた。
テレビ中継に映ったコスモスを目ざとく見つけた友兼は怒り狂う。
安東の箴言に逆ギレしているうちに激震が起きた。
富士山が五合目から爆裂した。
ゴルフ場用地が溶岩流に飲まれたと知った友兼は激しく落胆する。
地球の復讐と解釈した安東は友兼を責め、名誉の解雇通告を受けて立ち去った。

議事堂の繭が完成し、サーチライトに照らされる頃、三枝はゴジラの気配を察した。
富士の溶岩流からゴジラ登場。
ゴジラマーチの中、丹沢経由で東へ。
緊迫する首都圏の中で違った時間の議事堂前では、羽化の時が訪れていた。
おはよう大天使…宵の口だけど。
モスラは静かに議事堂を飛び立つ。
ところが、コスモスはバトラとの決着を呟く。
当のバトラは、フィリピン海で一瞬で羽化を達成した。
陸自はメーサーのつるべ打ちで、ゴジラを湘南経由で洋上に追い立てる。
だが、メーサー戦車群をかわし、ぼくらの74を蹂躙したゴジラは、メーサー攻撃機も撃墜した。
針路は曲がらず横浜へ!

横浜一番乗りは直近のモスラ、次いで最速のバトラも到着した。
バトラの先制攻撃を受け、バトラ優位の空中戦。
指向性ゼロのビームはモスラをはずれ、中華街やベイブリッジを誤爆する。
当たりっこないビームが遂にMM21上空でモスラを捉えた。
モスラ不時着。
そんな中、とうとうゴジラ入場。
ランドマークタワー前で吠えるゴジラに、ビームが三連打。
誤爆を食らったランドマークタワーが音を上げた。
へし折れたビーファイターのお立ち台が頭上から落ちてくる。
ゴジラはランドマークタワーに押し潰された。
勝ち誇ったバトラは迂闊に低空に下りてくる。
ゴジラは瓦礫を振り散らし、バトラを捕らえた。
モスラは不意に目覚めた。
遂にモスラも光線発動、ゴジラがもんどり打つ。
ダウンしたモスラをよそに、モスラはバトラの正面に降り立つ。
モスラは東宝怪獣随一のネゴシエーター、不倶戴天のバトラに反意を促す。
しかし、蛾の対話中にゴジラはあっさり起き上がった。
藤戸が危機を叫ぶと、気配を察したモスラは反転してゴジラに飛びかかる。
モスラは電撃と…ああ早くも毒鱗粉が…。
熱線は毒鱗粉のチャフで封印し、電撃の乱反射で反撃する。
が、長く持たない…弾き飛ばされたモスラは仰向けにコスモクロックの前に倒れた。
ゴジラは熱線をコスモクロックに浴びせる。
コスモクロックがモスラの上に倒れ込…浮揚したバトラが受け止めた。
悔しがるゴジラを前に、バトラはコスモクロックを抱え上げる。
真正面からコスモクロックでぶん殴られ、ゴジラはひっくり返る。
鉄骨にあちこち引っかかったゴジラを2匹の蛾が狙い撃ち。
ようやく鉄骨地獄を引きちぎったゴジラは、対空砲火を打ち返す。
なのに、直撃にも動じない2匹の蛾。
モスラは再び毒鱗粉チャフを浴びせ、バトラが指向性無関係に乱反射ビームを放り込む。
そしてチャフの干渉関係なしのモスラ電撃で、ゴジラは一方的に攻め立てられる。
ゴジラがダウンした。
上空でモスラとバトラは語り合う。
交渉終了、リフトアップを狙ってバトラはゴジラの頭部に降り立つ。
反撃の好機到来、ゴジラはバトラの首に噛み付いた。
モスラが尻尾に取り付くが、ゴジラは至近距離からバトラに熱線を放った。
モスラは電撃を浴びせながらリフトアップ。
手負いのバトラもリフトアップに成功する。
ゴジラを吊り下げ、2匹の蛾は太平洋を目指す。
危機が去り、藤戸はみどりを抱き上げる。
ただ…バトラがいつまで持ちこたえるかだが…。
ゴジラは零距離熱線を再び放った。
モスラの脚をすり抜け、バトラもろともゴジラは太平洋に落ちた。
遊弋しつつ、モスラは封印の紋章を描く。
封印完成…しかし、奴が封印を破って現れることをこっちの人々は密かに期待している。。。

バトラは1999年に到達する隕石の破壊を使命としていた。
バトラがモスラに託したのは、この隕石の回避だとコスモスは言う。
コスモスは先んじてモスラで宇宙を探索し、隕石の軌道を変えることにした。
関係者に見送られ、コスモスを乗せたモスラは宇宙に飛び立つ…。
モスラが帰って来た時のために、今度は人類が地球を守らねばならない。


空間の詳細
勝利シーンで空間発動。ゴジラが連れ去られた直後に藤戸が抱き上げた瞬間、スカートが翻って白い逆三角形が姿を現す。

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あるじのその他の分布地
・[学校の怪談](1995年)
・学校の怪談3(1997年)
今なお現役の若手女優で、端役から主役までいろいろやっている。