空間のあるじ
橘ミサキ(演・黒川芽以)
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おおざっぱでもないあらすじ(渡辺勝也監督/宮下隼一脚本)
突然ですが、ナゾナゾコンパスが盗まれたとか。
カメロックがコンパスゲットの祝杯を挙げて、酔っ払いに絡まれてる隙に…とか。
カメロックはあいにく酔っ払いの顔を覚えていなかった。
こりゃ杉さんに頼むしかない…のだが…。
肝腎の杉さんはソファーでノックダウン中。
依頼をミスったヤケで朝まで飲んでぶっ潰れていた。
酔った勢いで、カケルが両親から贈られたプレゼントを破壊したので、探偵社内は冷戦状態。
ここんとこずっとこんな調子とあって、YSTの面々もあきれ返る。
いっそのこと縁を切ろうか…でも、カケルは身内だから逃げようがない。
至近距離での罵詈雑言で目覚めた杉さんだが、こりゃ二度寝で嵐が去るのを待つしかない。
そんなわけで、カメロックの依頼はYSTが引き受けることにした。
それじゃあミサキの事情聴取でナゾナゾコンパスの特徴を思い…出せないカメロック。
だが、二度寝から起きた杉さんが抱いていたカボチャで思い出す。
カメロックに絡んでた酔っ払いが杉さんだったとは…カメロックもへべれけすぎた。
呆れたカケルはカボチャコンパスをもぎ取って飛び出した。
そんなわけでようやくサブタイバウ。
二度寝の合間に聞いたカケルのボヤキを思い出しつつ、杉さん茫然自失中。
そこに千鳥足の唐松警部が現れる。
おもむろに白いハイヒール右をテーブルに叩きつける。
怪盗チェリーの遺留品だとか。
チェリーは夕べのダンスパーティに忍び込み、王冠を盗み出した。
待ち受けた唐松警部だったが、チェリーはヒールを脱ぎ、警部に投げ渡した。
着地したとたん、ヒールは煙を吹いて、まんまと逃げられてしまったとさ。
それから飲んだくれていた警部だったが、携帯で呼び出し食らって飛び出した。
ヒール忘れてますよ。
取り残された杉さんは名案を思いつく。
自らの手でチェリーを捕まえたら…きっとカケル達は見直してくれるだろう。
よっしゃー!!

一方、YSTとロボ2体は、カボチャコンパスの謎解きにかかっていた。
シゲルはカボチャといえば八百屋、コータは天ぷらと、ミサキはパンプキンパイと考える。
しかし、どの店員もわからなかった。
カボチャと睨めっこするカケルは、本当にカボチャがナゾナゾコンパスなのか疑いだす。
たまたま突き出したカボチャがコータの頭を隠す。
カケルはジャック・オ・ランタンを連想した。
でもでも、ハロウィンまであと半年近く。
なら、10月31日じゃなくて10時31分…とミサキは連想するが、過ぎてた。
なら、10丁目31番地…とコータは連想する。
ということで、行ってみよう!
その後ろで、ダークローとカバドスが横取りを狙っていたっちゅーの。
夢ヶ丘10丁目31番地をしらみつぶしに調べて、最後の1軒。
新出益代さんの家…しんでますよ?
新出さんのおばちゃんは、けんもほろろに一行を追い返す。
シュビドゥバッジを知らないこと以前に、娘のおやつ製造中。
手がかりゼロでしょぼくれるカケルは、見たくない光景を目の当たりにする。
杉さんは手当たり次第に女性に声をかけ、ヒールを履かせようと走り回っていた。
新種のナンパなのか何なのか、情けなくて針路変更。
でも、いつもと何かが違うような気がしてロボタックは足を止める。
ビンタ張られたり、蹴られて宙を舞ったり、アイス塗りたくられたり…。
踏んだり蹴ったりだが、杉さんはおみ足ウォッチングをやめられない。
遂に素敵なおみ足を発見…なんだ桜子か。
本命とは露知らず、商売敵とあって杉さんはヒールを引っ込める。
桜子はヒールを取り上げ、杉さんをからかう。
そうこうしているうちに、ヒールは宙を舞って車道にころん。
杉さんが見失ってるうちに、車に踏まれて壊れてしまった。
それを発見したのはカケルだった。
カケルはシンデレラを思い出す。
ならばカボチャの馬車がでてくるね、と。
シンデレラ…しんでれら…新出さん!
逆戻り。

娘さんの名前がレラさんと見抜けたので、今度はおばちゃんもあっさり受け入れられた。
カケルが喜んで放り上げるカボチャを見て、おばちゃんは一行をレラちゃんの友達と歓迎する。
おばちゃんはレラちゃんを呼ぶ。
カボチャが大好きなレラちゃん(ポメラニアン♀)登場…。
おい…。
結局カボチャに戻ってしまった。
カボチャが馬車になる話だから…カボチャがシュビドゥバッジ?
ならば、シュビドゥバッジは渡さんっちゅーに!
あっさりダークローに掻っ攫われた。
パスされたカバドスがくわえるなり、カボチャはカップに戻った。
灯台下暗し、しかもカバドスの手に…カメロックがっくし。
そんなどよんどの空気の中、やさぐれ杉さんが通りかかる。
どーせヘボ探偵ですー、ダメなおじさんですー!
ヤケ酒ビール瓶を放り捨てると、カバドスがとばっちり。
塀から落っこちたカバドスにダークローが駆け寄ると、カップが消えた。
そんなわけで、マスターランキングのご登場です。
ランキングアリーナ・オープン!
杉さん眼中になく、アリーナへGO!
ぴろ~りろ~ ばう!

今回のシュビドゥバッジ争奪レースは、友達乗せてすたこらさっさリヤカーレース。
12時までにゴールせよ。
ロボタック騎手にカケルミサキ、カメロック騎手にコータシゲル、カバドス騎手にダークロー。
ぱらぱらにスタート。
スピード勝負とあって、カバドスとダークローは早々とジーシャック!
足の長さが断然違うスペシャルモード、カバドスが一気に前に出る。
もちろんロボタックとカメロックもジーシャック!
カメロックはジェットエンジンを荷台の2人に任せる。
カメロックジェット! 一気にロボタックを抜き去る。
先頭を行くダークローは、監視するゾウにシーツをかぶせて目くらまし。
カメロックに並ばれたカバドスは、リヤカーをぶつけてベン・ハー攻撃。
コータとシゲルはリヤカーから振り落とされた。
膝をザックリ擦りむいた2人を前に、カメロックはリタイアを覚悟する。
…来たよ代役が…。
ミミーナはノリノリでお願いしながら駆けてくる。
カメロックあっさりリタイア宣言…そんなあ!
じゃあしばらくミミーナに追っかけられててください。

走行しているうちに、レースは終盤の荒地ゾーンににさしかかっていた。
相変わらずカバドスのリード。
一気に並びかけるロボタックだが、ダークローはカラスライサーを振るう。
衝撃でロボタックのリアカーは水溜りにスタックする。
ざまあ味噌漬け・沢庵ぽりぽり、カバドスは先を行く。
カラスライサーで斬りつけられた上に、ヘドロにはまって抜け出せない。
カケルとミサキは下車してリヤカーを押す。
2度3度、離脱できた、レース再開。
そんなところに、杉さんがついてきていた。
日ごろからレースの噂は聞いていたが、実際に見るレースは想像以上だったようで。
意外な野次馬を連れてレースは続く。
一方のカバドスだが、やっぱりパワーロボットなので持久力が持たなかったようだ。
ダークローは新たな方法を考える…ちゅか代わっちゃだめなのか? 代わる気ないだろうけど。
案の定、カバドスはロボタックの進路上に大岩を落として進路をふさぐ。
ロボタックはリヤカーごと大岩を飛び越える。
着地したところに、ダークローはシャフトにカラスライサーを突っ込む。
車輪がロックされてリヤカーが跳ね上がる。
カケルとミサキは振り落とされた。
立て直したロボタックは駆け寄るが、カケルは膝に大怪我、ミサキも泣き出す。
レースもここまでか…。
勝ち誇るダークローとカバドスにキレたのは、杉さんだった。
喜ぶ2体に駆け寄って待ったをかける。
まさかレース場に現れようとは、カケルとミサキは唖然とする。
俺のかわいい甥っ子たちに何てことしやがんだ!
俺がカケルのピンチヒッターだ!
杉さんの申し出にカケルの何かが変わった。

マスラン立会いの下、残り5分でレース再開。
ロボタックが一歩先を行く。
カバドスは追いながらマサカリホークを抜く。
杉さんは不穏な動きに気づいた。
飛んでくるマサカリホークを金属バットで打ち返す。
カバドスは思い切り自打球で膝を突く。
一気にゴールだー…と杉さんは勢いづく。
が、ロボタックのバッテリ消費量も勢いづく。
ロボタック停止。
ダークローはカバドスと足パーツ換装のジーシャック!
ダークロー足のパワーでカバドスは一気にロボタックを抜き去る。
杉さんはロボタックを励ますが、こんな時はあれしかない。
ワンダーフルートぱらりろっぱらりろっ!
勇気リンリン 腕はビンビン 笛の音色はワンダフル! ロボタック・アズ・№1!!
杉さんを振り落としそうな猛追。
ダークローはカラスライサーを用意する。
復帰した監視するゾウに思いっきり見つかった。
ということで、邪魔するゾウのお仕置き地雷発動。
カバドスとダークローはあっさり吹っ飛んでひっくり返った。
残り時間は10秒、地雷原を突き抜けてラストスパート。
杉さんのエールに答え、ゴールテープを切った。
ロボタックと抱き合う杉さんにカケルが迫る。
見直したよ、おじさん!
杉さんはちょこっと強がってみせた。

シュビドゥバッジは3つ目、ワンダーボックスを開く数だけそろった。
ワンダーボックスにバッジをはめ込むと、蓋が開く。
取り出したのは、丸鋸のついた右腕パーツ…しかし、ロボタックには用途がわからなかった。
ワンダーボックスは自動的に蓋を閉じ、次の勝負に備えてバッジ2つ分の穴に切り替わる。
そして、カメロックがゲットしていたシュビドゥバッジもリセットされて消えてしまった。
罰ゲームは靴磨き…カメロック踏んだり蹴ったりです。
ミミーナに同情泣きされましても…。
一方、シャードック探偵事務所に帰ってみると…
杉さんは疲れ果ててソファに寝転がっていた。
落ちていた手帳には、チェリーを捕まえてカケルに尊敬される熱意が綴られていた。
ヒールを持って走り回っていた理由をロボタックとカケルは悟る。
しんみりするカケルをよそに、ロボタックは破壊されたプレゼントが修復されたことに気づく。
カケルは杉さんに毛布をかける。
いくらダメ探偵でも、僕はおじさんが大好きだよ!

空間の詳細
スタック脱出シーンで空間発動。水溜りにはまったリヤカーを下車して押し出す時、大開脚でミニスカートの奥からブルマを丸出しにする。ダークローの妨害で宙に舞うカットでも逆さ撮り状態でスカートの中が覗けるのだが、暗くて一瞬のことなので今ひとつ…というのがオンエア当時からの評判だったようですな。

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あるじのその他の分布地
・ウルトラマンティガ#17「赤と青の戦い」(1996年)
なんとも前作カブタックのサユリ小出由華と同じくティガ出演組でしたか…。
以後も555劇場版や銭形泪、新耳袋など現在に至るまで現役女優として大活躍している。