空間のあるじ
襲われる子供(演・石井千代子)
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おおざっぱでもないあらすじ(奥中惇夫監督/丸山文櫻脚本)
サボテン博士こと松田博士の家に、差出人不明の小包が届く。
奥方は気味悪がるが、博士は気にせず開封…したら駄目でしょ。
中身は立派にまるまるしたサボテン。
博士も始めて見るサボテンなのも当たり前。
サボテンは煙を噴き、博士と奥方はばったり眠ってしまった。
ブラック将軍の声に導かれ、博士は起き上がって出て行ってしまった。
そのまんまアジトにやってきた博士をブラック将軍は迎え入れる。
洗脳装置をつけて、サボテンとコウモリの合体怪人サボテンバットに仕立て上げる。
博士の体にはサボテンのエキスがたっぷり染み込んでいるそうな。
そんなわけで、ヘルメット洗脳機を通してサボテンバット完成。
ブラック将軍は地球平和科学者委員会の鈴木博士と安岡博士の始末を命じる。
さっそくサボテンバットは松田博士の姿で鈴木博士に面会した。
悪い顔色を心配する鈴木博士の前でサボテンバットに変身。
逃げ回る鈴木博士の首を締め上げると、鈴木博士は人間型のサボテンに変わり果てた。
騒ぎを聞いて飛び込んできた秘書のお姉さんもチョーク。
せっかくの色っぽい萌え声を残し、サボテンになってしまう。
何食わぬ顔で松田博士は部屋を出た。
入れ違いに入ってきた鈴木ジュニアは、サボテンをスルーして部屋を探す。
サボテンの足元に落ちたパイプに気づき、ようやく博士の行方を察した。
続けて松田博士は安岡博士の研究室へ。
顕微鏡に夢中で気づかなかった安岡博士のそばにいきなり現れ、変身。
逃げ惑う安岡博士も追い詰め、サボテンに変えた。
安岡博士の「行方不明」はニュースになった。
ラジオに聞き入る本郷・滝・おやっさん、そして鈴木ジュニア。
鈴木の証言から、本郷と滝はゲルショッカーの仕業と睨む。
計画が成功裏に進み、首領は上機嫌。
今度は日本中の人間をサボテンに変えてやろうと首領は言う。
それでどうなる? クライシスのサボテン人間と逆に、人間型サボテンですが。
日本中をサボテンで埋め尽くして砂漠にせよとブラック将軍は命じる。
梅雨と台風と豪雪の国ニッポンに無謀な挑戦です。

サボテンバットは植物園に現れた。
最初の所員をサボテンに変え、2人目に襲い掛かる。
そこに本郷が現れた。
人間体のままお手合わせ。
サボテンバットが鈴木博士の件をバラし、本郷をサボテンにしてやる宣言を機に戦闘再開。
滝が到着し、所員を預けたので、安心してライダー変身!
どう見てもライダー優勢のフルボッコ…。
円形温室に逃げ出したサボテンバットを追いかけ、ぼっこぼこに殴る蹴る。
サボテン化以外の特殊能力は? ないの? なさそう…
ひっくり返ったサボテンバットを放り捨て…ちゅか解放。
柱サボテンの前に立つサボテンバットいわく「お前など相手にしている暇はない」
…ええ、相手にしてたらサボテンジュース果肉入りになりそうです。
総サボテン化作戦を口走り、消えて逃げた。
むざむざ取り逃がしたライダー、思わず「おお…」
ふぁっふぁふぁー・だだだだん!

ナオキはサボテン鉢を持ってライダー隊本部にやってきた。
そこでもらってきたそうな…相変わらずセキュリティ0です。
おやっさんは預かるが、サボテンの方から刺してきた。
棘1本、指に刺さったまま抜けない。
滝が手首を縛っているうちに、おやっさんの手がサボテンに変わる。
刺した方は爆発して正体を隠す。
処置が早かったし、鈴木ジュニアも名医なので、おやっさんは左手のみで免れた。
ナオキは鈴木ジュニアにワクチンの作成を願う。
鈴木ジュニアは頷いてくれた。
その頃、本郷は男の子の悲鳴を聞きつけた。
鉢植えを投げつけてサボテンバットと応戦中のところ、本郷は割り込む。
Aパートの情けない格闘ぶりの腹いせに、サボテンバットは本郷をあしらう。
足首を取られて倒された本郷に立ち上がる隙を作らない連続キック。
倒立後転で飛びのいた本郷、ようやくライダー変身!
今度は連続パンチに耐えたサボテンバットは、ライダーの手首を地に押し付ける。
刺さった感じは全くしない絵だが、棘が手首に刺さったことになっているらしい。
身をよじって逃れたライダーは、反撃の連続キックからサボテンバットの右手を攻める。
右手にチョップを浴びせて指を切断。
サボテンバットは遁走したが、切断したのはコウモリの右手…あのサボテンの左手ではなかった。
ライダーは追えない…刺された右手が変質を始めた。
逃げ帰ったサボテンバットに首領は大激怒、処刑を命じる。
しかし、ブラック将軍は右手に強化修理を施した。
今度は右手も脅威になる…はず…かな?

おやっさんは検体として左手を差し出すつもりで鈴木ジュニアに志願した。
心意気は買えるが忍びないジュニアは承諾しない。
本郷が研究室に現れ、右手を差し出す。
本郷は右手を差し出してジュニアに決断を迫る。
ジュニアの決断やいかに?
その頃、サボテンバットは花屋の大八車に紛れ、地道に老若問わず奥さん方を襲っていた。
モニタリングしているブラック将軍、「その調子で」では遅すぎます。
特に男性と未成年層が決定的に欠けてます。
その頃、本郷とおやっさんはジュニアの試薬の実験台を買っていた。
しかし、おやっさんは気を失って倒れた。
どれもこれも効果なし、落ち込むジュニアを本郷は鼓舞する。
そんな様子をサボテンがあざ笑う。
煙を噴いてサボテンバット自ら乗り込んでくる。
組み付く本郷をあしらい、ジュニアをふりほどいて、サボテンバットは試薬をひっくり返す。
これでワクチンは遠のいた…サボテンバットは油断まみれで引き上げていった。
試薬が全てこぼれ落ち、ジュニアはすべて諦める。
しかし、都合よく奇跡が起きるものだ。
無造作にひっくり返された試薬が化学変化を起こす。
思わず寝返りを打ったおやっさんの手に、混じった試薬のしずくが落ちる。
結果は上々! おやっさんは朗報を2人に示す。
鈴木、できたぞ!
これだ…これだ!

地道に未成年層を追い回すサボテンバットの前に滝が乱入する。
力比べに滝が耐えているところに、本郷が援軍として現れた。
本郷がサボテン化していない…予想外の展開にサボテンバットが動揺する。
余裕の邪悪な笑いとともに右手を指し示し、異例の3回目ライダー変身!
子門歌入りOPに乗って戦闘開始。
ギーの人を蹴散らし、滝に迫るサボテンバットに飛びかかる。
逃げるサボテンバット、ギーの人らはバトンを手に立ちふさがる。
バトンを奪ってギーの人を蹴散らし、遊園地に乱入したサボテンバットを追う。
階段まみれなので向ヶ丘かな?
いつのまにかサボテンまみれになった遊園地でサボテンバットに追いつく。
格闘再開、サボテンバットは強化右手でライダーを押さえつける。
しかし、ジャンプしたライダーはさりげなくニーキックを右脇腹に打ち込んで強化右腕チョークをほどく。
はいそれじゃーライダーキーック!
見事な階段落ちでサボテンバットは沈黙した。
虹色の光とともに、サボテンバットが消えて松田博士に戻る。
本郷に揺り起こされ、松田博士は目覚めた。
もちろんサボテンバットだった時間の記憶はまったくない。
おやっさん以下レギュラーとジュニアが駆けつけ、ワクチン成功の朗報を知らせる。
本郷はジュニアと握手を交わす。
滝もサボテンバット撃破をおやっさん達に伝える。
「そんなサボテンありませんよ」と真顔で答える元サボテンバットの頓珍漢な突っ込みに一同爆笑。
「地球の平和を守るライダーの戦いは、いつ終わることだろうか?」
と問う中江さんに「あと2回です!」と答えちゃいけませんね、オンタイムで見てない我々は。

空間の詳細
最終決戦前のサボテンバット襲撃シーンで空間発動。追い立てられて逃げ回る子供たちの先頭を走るあるじのミニスカートが翻り、白タイツに重ね履きしたブルマが姿を現す。

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あるじのその他の分布地
・帰ってきたウルトラマン#29「次郎くん怪獣に乗る」(1971年)
・好き! すき!! 魔女先生#9 「日輪仮面の謎!」(1971年)
・仮面ライダー#27「ムカデラス怪人教室」(1971年)
・仮面ライダー#69「怪人ギラーコオロギ せまる死のツメ」(1972年)
・仮面ライダー#74「死の吸血魔 がんばれ!! ライダー少年隊」(1972年)
・仮面ライダー#91「ゲルショッカー恐怖学校へ入学せよ!!」(1972年)
・変身忍者嵐#25「恐怖怪談! 魔女ゴルゴン呪いの城!!」(1972年)
…とまあ、ライダーや魔女先生ではおなじみのこの子。いろんなところで現れます。