エース#51「命を吸う音」（1973年）

Special Thanks sakemayo_dx

空間のあるじ

ハルオの音楽教室の生徒（演・渡辺あおい）

おおざっぱでもないあらすじ（筧正典監督／石堂淑朗脚本）

ハルオは野球が好きだった。
友達と野球に興じていたハルオだったが、そこに母親が現れた。
母はバイオリンを押し付け、ハルオをレッスンに連れ出した。
ハルオが通うバイオリン教室の内山先生、その正体は音楽監督の冬木先生。
小学生にバッハの無伴奏パルティータ３番なんか弾かせる無謀な、しかし物腰柔らかな先生だ。
先生は穏やかに教え説くが、ハルオは教室を逃げ出してしまう。
帰宅して野球に出ようとした現場を母に見つかり、今は亡き父の遺影を拝まされ、教室に行かされる。
現状でも母親のクソ女指数はかなり高いが、さらにヒートアップすることになる。

ハルオはバイオリンを亡き物にしようと画策する。
置き去りにしたバイオリンは親切なお兄さんに拾ってもらった。
ハルオは意を決して地面に叩きつけて破壊することにする。
ハルオの力ではケースが開いただけだ。
しかし、怪しい光がバイオリンに乗り移り、勝手に浮き上がった。
バイオリンはハルオの手に戻り、ハルオに無伴奏３番を弾かせる。
レッスン帰りのさなえと友達がハルオと出くわした。
ハルオらしからぬ名演にさなえは驚きを隠せない。
弾き終えたハルオはゆっくりへたり込んだ。
興味を持った女友達がバイオリンを取った。
こちらも見事に無伴奏３番を弾きながら崩折れた。
女友達の手からバイオリンは離れたのに、無伴奏３番は止まらない。
さなえはクソ女を呼びに行く。
その間に、バイオリンが発した異常電波をとらえた北斗と美川が到着し
巨大化したビオラが無伴奏３番を奏でて飛んでいくのを見た。
北斗はビオラを追い、ハルオと女の子は美川がメディカルセンターに連れて行くことにした。
で、クソ女はハルオを見捨てて北斗に同行することにした。
見かねた北斗はハルオも連れて行くことにした。

いつの間にかコントラバスに成長した例の物は公園に着地し、少年を引き寄せた。
北斗はタックガンで仕留める決意をする。
わが子よりバイオリンを選ぶクソ女がコントラバスの破壊を望むわけがない。
北斗のホルスターからタックガンを奪い、北斗に向けた。
更に巨大化した元弦楽器は、無伴奏３番を浴びせた人々の魂を抜き取っていく。
クソ女はもはや無伴奏３番とはいえない大音響に魅了されて呆然としていた。
北斗はタックガンを奪回、迎撃に来たファルコン・アローとの空陸同時攻撃で元弦楽器を撃墜した。

バイオリンに潜んでいた超獣ギーゴンが姿を現す。
ＴＡＣ航空隊の攻撃は、例によって百発百中なれどいかんせん火力不足…
兄貴が駆るアローが捕まり、恒例のアレ。
続いて総員乗込のファルコンも叩き落されて恒例のアレ。
呆然と立ち尽くすクソ女にギーゴンが迫る。
北斗はエースに変身、クソ女を救う。
しかしエースをしのぐ巨体と自在な弓の尻尾
そしてあらゆる特撮で実績のある怪音波を駆使するギーゴンが優位に立つ。
エースもまた怪音波と拘束光線で立ったまま失神…
しかし直射日光を直視した途端に反撃に出る。
エースはギーゴンのガットを引きちぎる。
虜となっていたクソ女は、ガットが切られるたびに苦しみ出す。
しかし、子を見捨てた母を、子供は見捨てなかった。
ハルオとさなえはクソ女を案じて励ました。
エースのビームを喰らったギーゴンは、フルートとハープのコンチェルトと化して消滅し
奪われた魂は元の人々に戻った。
後日、目が覚めた母親が、野球を楽しむハルオを見守っていた。

空間の詳細

opではハルオ役の田中秀門と並んで、渡辺あおいと小野裕子の字幕が並んでいる。渡辺あおいがさなえ役かなと思うので、空間のあるじは小野裕子だろうな…と思う。座り込んだハルオの横に座って、バイオリンを取り上げる時に膝が開いて空間発動。白い恥ずかしい布が出現するが、バイオリンを持つ手がかなり邪魔している。立ち上がって演奏後に倒れるシーンでは発動しない。ルックスはさなえ役よりずいぶん見劣りする。さなえ役の子は30話の洋子役の時に発動しなかったので今回は期待したのだが…。美川の肩がスカートに引っかかってめくりかけたのだが、空間発動には至らなかった…残念。

フルスクリーンだとこんなサイズの空間。

あるじのその他の分布地

追跡調査は無理。