私が今治療している薬ジェムザールは、「非小細胞肺がん」、「膵がん」、

「胆道がん」、「尿路上皮がん」、「手術不能または再発乳がん」、そして

「がん化学療法後に憎悪した卵巣がん」 に使用されます。

薬は静脈から約30分かけて点滴すると決まっているようです


今まで5回ほどジェムで治療をしました。

最初の治療は入院してうけましたが、2回目からは外来化学療法室での

治療です。4回目までは投与時間ぴったり30分で終わっていました。

ところが今回5回目の治療(23日)はそうではなかったんです

始めから針が入りにくい感じだったけど、やっと入って輸液を流し始めた・・

と思っていたら逆血しないからと・・途中で針を刺しかえられたりがあり・・。


今思えば、もっと注意していれば良かったんだろうけど、点滴が始まったら

いつの間にか眠たくなってきて眠ってしまったんです。

でもジェム投与の開始時刻は覚えていました。点滴の自分の名前それ

開始時「12時15分」をしっかり見ましたから。

でもすぐまた眠りについてしまったんです。

目が覚めた時に時計を見たら12時40分でした。

「あと5分で30分経つから・・そろそろジェム終わるな~」って点滴を見たら

何ということ!まだたっぷり半分くらい残ってるじゃない!

信じられない!!

「え何で?何で?」 もうびっくりどころじゃない。

どう考えたってあと5分でジェムザール落としきれないのは目に見えてわか

ってる

慌ててナースコールをする。


遅い。遅い。


若い看護師さんが一人やって来たけど「どうしましたぁ?」と無表情

当たり前かもしれないけど全然緊迫感なし。

こっちはものすごく焦っているのに。


「これ30分で落ちなきゃいけないのにまだ半分も残ってるんですけど!

あと5分で絶対落ちないよねどうしよう?大丈夫なんですか?」


「・・・・?」


本当にわかっていないみたい。私はあせるばかり。

看護師に話をしても らちがあかない。主治医を呼んでもらうことに。

というか、はじめに私に針を刺した看護師さんは一体どこに??

まさか昼休みになってそのまま休憩?・・・ならば引き継ぎは?

私の頭はぐるぐるパニック・・・

とにかくその若い看護師さんに点滴のスピードをあげてもらった。

ほどなくして主治医Yが来てくれた。

「アクセルさん、30分過ぎても大丈夫。1時間以内に終われば大丈夫

だから。薬の効果も副作用も変わらないから。」ですって。

1時間以内?そうなんだ本当に?

もう心臓はバックバク、、

点滴も最速にしてもらって結局ジェムの投与が終わったのは開始から

45分後でした


結果として1時間以内に終わったから事なきを得たのですが、、

はっきり言って病院側へ不信は否めない。

だって 

私が途中で気が付かなければ一体どうなっていたのか?って

そう考えると恐ろしい限り。


主治医も言っていたし私も調べたけど、、


ジェムザール

週1回投与を30分間点滴静注により行うこと。外国の

 臨床試験において週2回以上あるいは1回の点滴を

 60分以上かけて行うと、副作用が増強した例が報告

 されている




こうあるように、もしも1時間超えてしまってたら、副作用が増強して

いたかも知れない
結局は大丈夫だったんですがね。私の中ではいつまでも悶々と残って

いる感じ。そういうこと考え出すと果てしなくエンドレス。


主治医にも言いましたが、抗がん剤治療の際には、医師や看護師、

十分に連絡をとり合って注意して投与を行って欲しいものです。

抗がん剤治療に関してだけじゃないよね。

連絡報告確認を怠ると大変なことになりかねない。医療従事者には

患者一人ひとりと真剣に向きあって治療に臨んでもらいたいと思い

ます。だって命に関わることですしね。

今回は本当に嫌な思いをした。

外来化学療法室のあり方・・まで考えさせられた。

病院変わろうか?とも思った。

そう、はっきり言って外来化学療法室、管理がずさん

今回の件だけじゃないし、その辺のところは主治医からきちんと言って

くれるみたい


どこの病院でも起こりうることだと思う。

いろんな医者がいるし、いろんな看護師がいる。

今更ながら自分の身は自分で守っていかないといけないんだなぁって

つくづく思いました。


重大な医療ミスとまでいかないにしても、ちょっとした人為的ミスって