こんにちは
まっつんです
今日は私が
海外ビジネスコーディネーターという
お仕事をする中で
なぜ欧州の企業が日本市場に
進出したいと思うのか
についての
実体験のお話をしたいと思います
私はこれまでに
様々な分野の欧州企業の
日本市場進出を
主導させてもらいました
欧州企業が日本市場に興味を
持つ理由としては
様々ですが
今日は3つに絞り込んで
お話していていきたいと思います
市場規模の大きさ
何といっても
日本は非常に大きなマーケットです
お隣の国があまりにも
大きすぎるので
ついつい比べがちですが
日本はいまだ
世界第3位の経済大国
という地位を維持しており、
高い所得水準と消費力を持ってます
ヨーロッパの中で
単独でこれだけの
市場規模を誇る国はありません!
先進国で人口が
1億人を超えている国は
アメリカと日本だけなのです
先進国で次に市場が大きい国は
ドイツではありますが
ドイツの現在の人口は
8300万人程度ですから
日本の七割弱程度です
日本人の購買力は
世界的に見ても高いので
この圧倒的な
購買を見込める
消費者層の厚さは
とにかく魅力的なのです
消費者の意識の高さ
次に挙げたいのは
日本人の意識の高さ
です
これは他の国と比較しないと
なかなか実感しづらいところでは
あるかもしれませんが
日本の消費者は
商品やサービスに対して
質の高さを求める傾向にある
と言われています
(私もそう思います)
「いいモノにはお金を出す」
という意識は
全世界共通ではありません
もちろん発展途上国でも
富裕層であれば
いいモノにお金を出すことに
躊躇しないとは思いますが
日本の場合は
この意識を持つ消費者層が厚い
ということです
せっかく高品質なものを作っても
その良さが分かってもらえないと
作り甲斐がありません
そして
この価値観は
多くのヨーロッパ人も持っています
ヨーロッパ製の商品を好きな
日本人の方、
沢山いらっしゃいますよね
(※ヨーロッパと言っても色々ですが
ここでは一般的な日本人がイメージする
ヨーロッパと思ってくださいね)
これは質の高いモノを好む価値観を
互いに共有しているのだと感じます
だからヨーロッパと日本って
実はとっても相性がいいんです
お互いに保守的だし
地理的な距離もあったりするので
そこに気付いていない方も多いですが・・
私の友人たちは
「日本人はアジアで唯一、
商品に対して自分たちと同じ価値観を持っている」
なんて、話していたことがありました
日本人と国への信頼と安心感
海外に住んでいると
日本人への絶対的な信頼感を
感じることが多いです
「人に迷惑を掛けてはいけない」
という日本ならではの教育は
日本人の根本的な道徳性を
養っている気がします
社会的な秩序が
相当高いレベルで
保たれていることに
日本に訪れた多くの外国人が
驚かされるのです
また日本の政治に関しても
いろいろ思うところがある方も
いらっしゃるかもしれませんが
世界の中では
日本は安定した社会と法治国家
というのが一般的な見方です
簡単に言うと
「日本だったら
想定外のトラブルは起こらないだろう」
という安心感があるのです
これは長きに渡って
日本人が着実に積み上げてきた
努力の賜物
に他なりません
海外に住んでると
「日本人だったら大丈夫だね」
と言われることも多いので
この信頼を培ってきてくれた
先代の日本人たちに
感謝せざるを得ないのです
・・・というわけで
今日はここまで。
それではまた明後日
まっつん