着いたら、とうぜんやるよね。
そりゃあ「島」だもん。
爆釣間違いないでしょ!
狙いはアコウ。
まずはフェリー乗り場の横で様子見でタイラバ投げ込むけど反応ナシ。
ジュンもワームで探るけど無。
つーか、魚っ気がないな。
目星付けてた港に移動中
「島だと熊の心配がなくていいよね」
「イノシシはおるんかね?」
「おらんじゃろ、橋もないし本土からも結構あるで」
なんて話してたら
突然車道の端に銅像のように動かずこっちをにらみつけてるイノシシが出た!
いた!いた!イノシシいた!
と大騒ぎしながら港に到着。
水深はないけどかなり良さげ。
あれ?
なんだろ?
釣れないぞ??
ココで釣れないってどういうことだ?
はやくも「島=爆釣」の公式
崩壊!
ダメだ、寝よう・・・。
車中泊ポイントに移動して
やけビールあおって横になって気づいた。
やべっ、
「無」Tシャツ着てきちゃった。
「無」絶賛伝説継続中。
夜明け前に起きて外に出ると
目の前は砂浜!
キスでも釣って朝飯にでもするか。
と思ったけど小鯛しか釣れん!
あきらめて昨晩の港に戻り投げると
キスが釣れるけどリリースサイズ。
明るい時に来ても、何でここが釣れないのかわからない。
すると地元のおっちゃんがタコ籠をあげに来たから聞いてみた。
「ここは何が釣れるんですか?」
「ここはな・・・何でも釣れよった」
「た?」
「昔は沖のイケスまわりにアコウじゃあタイじゃあ集まってきよったがの、今はなんも釣れんくなった」
「タコは獲れるんですか?」
「タコも今年に入って3杯しか獲れとらんよ」
「え?これ、カゴの中に何入れてるんですか?」
「これ、イノシシのあばら骨よ」
「ええ!?イノシシの骨でタコとるんですか?」
「ほうよ、イノシシなら今年もう11頭とってるけぇ」
タコよりイノシシの方が多いんかい!
これが島のリアルか。
島のリアル(笑)
釣はあきらめて醤油蔵に行ったり
クラフトビールのブリュワリー行ったり
他に・・・やることなくなっちゃった。
ってことでちょっと早いけど、
予約困難な清風館にチェックイン。
絶景風呂に一番乗り
HPより拝借
いつもは3分と浸かってられないんだけど
サウナ入ったりして1時間以上かけ体の水分スッカラカンにしたわけは
夕飯のビール!
ぐわぁぁぁぁ!
悪魔的にウマい!
瞬殺
でも今日は夕飯で酔っ払うわけにはいかない。
ホテル内にあるバーに行かなきゃならないのだ。
が
絶品料理に酒が止まらず
「幻」の純米吟醸もってこーい!
本醸造の生酒もってこーい!
良い感じの酔っぱらい。
そしていよいよ念願の
バー サファイアへ。
ここは帝国ホテルで40年以上シェイカーを振ってきた伝説のバテンダーがいるのだ!
一番乗りでカウンターに座りオリジナルカクテルを注文。
所作の一つ一つにオーラを感じる。
うおおお、ウマい。
というか、
カウンターに座ったところからカクテルが出てくるまでが贅沢な時間。
同じように伝説のシェイクを目的に来たお客さんであっという間にカウンター満席。
レジェンドバーテンダーの一挙手一投足を楽しんでると
食事を終えたほろ酔いのおっちゃんが
「ハイボールひとつ」
ぶっきらぼうに言い放ちテーブル席に腰かけた。
カウンターのお客さんは全員
「そういうんじゃないんだけどなぁ」と思ってる表情。
後ろの棚には「マッカラン18年」「ボウモア」「カリラ」「白州」「山崎」
何で作るんだろ?と思ったけど飲み終わっちゃったからチェックして部屋に戻り
爆睡したのでした。





