30年以上前のこと
今でいう「頭文字D」のマネごとみたいなことをして夜な夜な峠に走りに行ってると明らかにテイストの違う車の人たちに出会った。
ミラージュ・サイボーグとか
ジェミニ・イルムシャーRとか
その人たちはメイン道路ではなく脇道の車1台しかない幅の山道に入っていく。
数秒後、爆音が静まり返った山にこだまし、
ヘッドライトの灯りだけがものすごい勢いで真っ暗な山を縫っていくのが見える。
な、なんじゃありゃ!?
何度か見かけるうちに話すようになり車を見せてもらうともれなく6点ロールゲージ
後ろのシートは取っ払っていて消火器と自転車が括り付けてある。
消火器はクラッシュして火が出たとき山火事にならないように
自転車は車が動かなくなっても誰も通らないから自力で帰るため。
ガチや!
隣に乗せてもらったけど、木の間をすり抜けていくため体感速度がハンパないうえ、ガードレールなんかないから一歩間違えば崖。
数分間がとんでもなく長く感じ、車から降りると体が硬直して動かなかった。
これが「ラリー」ってやつか。
さーて、
もう11月っスよ。
あんまり1年が早いと思たことなかったんだけどここ数年は尋常じゃないくらい早いわ。
もうすぐ毎年恒例「地獄の12月」
その前に行っとくか。
今回の目的地は
愛知県!
なぜ愛知か?
11月21日~24日愛知と岐阜で
WRCラリージャパン
2024開催!
若かりし頃にあこがれた念願のラリーを観に行ったろやないか!
30年以上前はラリーなんてTVでもやってないし情報すら皆無
数少ない雑誌かレンタルビデオで観るしかなかった。
2004年くらいから日本でも開催してたけど北海道にゃあ行けないわぁ。
それが2022年から愛知&岐阜で開催。
一昨年はノーマークでニュースかなんかで知った。
昨年は、観に行く人なんてそんないないだろと思って余裕ブッコいてたらチケット完売。
今年はネットをひたすらチェックしチケットゲットだぜ!
まっっったくラリーに興味のないジュンは
「旨いご当地和牛が食える!」と言って引っ張り出し
木曜の仕事終わりに出発し、帰りは日曜の未明という
1泊4日の強行スケジュールで行ってきます!
もうちょっと詳しく説明すると
「WRC」とは世界ラリー選手権の略称。
まぁザックリ言うと、市販の車を改造してほっそい公道をブッ飛ばしてタイムを競い、世界各国を転戦して年間順位を決めちゃうってモータースポーツ。
公道だし世界各国で開催されるから、泥道だろうと雪道だろうと段差で飛ぼうと車がボコボコになろうと牛が出てこようと、とにかく速いタイムを出した人が勝ちなのだ。
ひっくり返った車をギャラリーたちが手伝って戻すとか、ボンネット開いたままゴールしたりとか、なにせ車載カメラの映像見ると「アホなのか?」と思うくらい急カーブや細道を信じられないスピードで走る。
YouTubeでも見れるのでぜひご覧あれ。