まだ暗い朝4時半
さて、行きますか。
窓から港を見ると
なぬぅ！
ライトの灯りだらけ！
昨日の目星付けた岩場は？
そっちにも人が入っとるやないけ！
マジか？
マジなのか？
それでもどこかはいれるだろうとロッド担いで岩場に行くと
ネコもシャクシもしゃくってますがな。
ダメだ･･･。
港に行っても
あのねぇ、『立入禁止』って書いてあるところで釣るのはローカルルールとしてあるかもしれないけどさぁ
車乗り入れたりテント張ったりするかいね？
なんか･･･
もういいや。
結局1投もせずにフロ入って
朝食の時おばちゃん達からひたすら話しかけられ、
よっぽど地酒4種類いっぺんに頼んだのが印象に残ってるんだろうな。
そんなん話しかけられたら、いつもみたいに部活かってくらいおかわりできんやん。
(まぁ、しましたけど)
そして一発目に向かうはジュン熱望
福井の地酒「黒龍」の直売所のような観光施設
eshikoto
スゴイね、最近の蔵は。
とにかくオシャレ。
カウンターで有料の試飲もできるから当然ジュンが
五百万石の純米大吟醸と
さかほまれの純大生酒
ウマそうにあっという間に空け
追加でスパークリング
何杯飲むんだ！
さらにほかにお客さんがいなかったのでスタッフのおねーさんと日本酒談義止まらず
居座ること1時間！
ジュン、ご機嫌(笑)
その後は福井県てなんでそんなにどこでもソフトクリーム売ってるんだ？
ってことでソフトクリームのはしごして
行きたかった超マイナースポット
黒谷の防雪壁
「約束のネバーランド」か
「進撃の巨人」に出てきそうな
巨大な壁が山の中にあるのだ。
車1台がやっとの道を進むと
うおっ！
森の中に現れた
昔、この地区では雪崩により多くの命が失われたため、巨大な壁が作られたそうです。
壁に登って叫んでみたい。
「駆逐してやる！この世から･･･一匹･･･残らず！」
さて、これからが本番だ。
なんたって九頭竜湖で釣りをしたい！
色々調べると禁漁ギリギリで、イワナ、サクラマスがいるらしい。
ん？
スモールマウスもいるのけ？
いや、それはいい。
狙いはトラウト系だ！
と、大野市内の釣具店に行って情報収集してみると衝撃発言
「九頭竜湖はオカッパリ禁止ですよ」
ええ！？
ちょっと待てぃ！
本当なら根本的にスケジュール考えなきゃならんやんけ！
もう一度調べるけどそんなことは出てこないぞ？
とりあえず行ってみるか？
釣り人がいるかもしれん。
山道を進み巨大なダムサイトを超えると深緑に囲まれた湖が現れた。
まずは水際に下りられる場所を探しながら湖沿いを進む。
特に「禁止」とは書いてないけど釣り人もいない。
九頭竜湖を通り過ぎて10分くらい行くと岐阜県郡上八幡市に出る。
そこの釣具店がかろうじて情報出してるから直接行って聞いたらぁ。
店はすぐに見つかり入ると、壁には大イワナの写真やはく製が飾られている。
ちょっと強面のおっちゃんが出てきた。
「すみません、九頭竜湖でオカッパリから釣り出来ますか？」
「ああ、できますよ」
できるやんけ！
「イワナやヤマメを釣りたいんですが」
「今年は水温が高いから厳しいにゃ」
へ？
に、にゃ？？
「今の時期はイワナは沢に上がるために大雨が降るのをバックウォーターで待ってる状態だにゃ」
これは･･･方言なのか？
笑っちゃいけないのか？
にゃが気になって内容が入ってこないが、聞かねば！
地図を持ってきてものすごく丁寧にポイントを説明してくれて
さらにサクラマスは回遊魚だから回ってきたら5,6本釣れることを教えてくれた。
おっちゃんお薦めのスプーンを2個と遊漁券を買って店を出ようとすると
「イワナは40センチくらいのがいるし、クラマスは4年前から放流してるからチャンスはあるにゃ」
吹き出してまうやろが！
よっしゃ！
今回の「帰れまテン」は
九頭竜湖のイワナorサクラマスに決定！
いや、ホント、言い回しは間違ってるかもしれないけど
本当に「にゃ」って言ったんだって！
こんなインパクトのある語尾は
ラムちゃんの「だっちゃ」以来だ！
ついでに郡上八幡で温泉に入り、夕飯を済ませ
「道の駅九頭竜」で
プレモルのアンバーエールと
あおさ塩ビーバーで爆睡したのでした。
