ハイ・・・
スーパーサイヤ人になる瞬間を初めて見ました。
それはもう一気に戦闘力が上がり、
全てが吹き飛ばされるかと思いました・・・。
当時はそんな華やかなもんじゃなかった。
ガラガラな客席
禿げ上がった外野の芝
球場中に響くトランペット
カープ 暗黒時代のド真ん中。
試合終盤
男の名前がアナウンスされると
客席からは微妙な反応
初球が大きく外れると
酔っ払った勢いのヤジが飛ぶ。
抑えても
打たれても
表情を変えずにグラウンドを後にする
哀愁漂う背番号20。
カープの伝統
「劇場型クローザー」の元祖
そして、
ジュンをスーパーサイヤ人に目覚めさせた張本人だ。
出てきては打たれを繰り返し
2試合連続のサヨナラホームランを金城に喫した時
ジュンの怒りがついに限界を超えた!
立ち上がり拳を握りしめ
ゆ、ゆ、ゆるさんぞ永川ぁぁぁ!!!
天に向かって叫ぶとともに
髪の毛は金色に逆立ち
スーパーサイヤ人として覚醒したのだった。
当時ベイスターズファンだった自分も
「1点差で勝ってるときに永川がコールされた時の球場の雰囲気がたまらなく好き!」
と、とんでもなく酷いことを言ってたけど
カープファンからどんだけヤジられようが
罵声を浴びようが
淡々と投げる姿に
いつの間にか
「カープファンが応援しないのならオレが応援したる!」
実は本気でナガカワファンとなっていた。
だから今年散々言ってた
「背番号20のユニフォームが欲しい!」
は
まんざら嘘ではなかったのだよ!
そんな思い出いっぱいのナガカワくんも
今日で引退。
何度も見た足を高く上げるフォーム
どこに行くかわからないフォーク
やたらと汗を拭く姿
でも、初めてかもしれないな
笑ってる顔を見たのは。
17年間お疲れさまでした。
ありがとう!
そしてネタではなくガチで応援するぞ!
堂林翔太!